| タイトルコード |
1000101171599 |
| 書誌種別 |
図書 |
| 書名 |
ためらいと決断の哲学 |
| 書名ヨミ |
タメライ ト ケツダン ノ テツガク |
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ゆらぎゆく因果と倫理 |
| 言語区分 |
日本語 |
| 著者名 |
一ノ瀬 正樹/著
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| 著者名ヨミ |
イチノセ マサキ |
| 出版地 |
東京 |
| 出版者 |
青土社
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| 出版年月 |
2024.7 |
| 本体価格 |
¥2700 |
| ISBN |
978-4-7917-7649-8 |
| ISBN |
4-7917-7649-8 |
| 数量 |
311,11p |
| 大きさ |
20cm |
| 分類記号 |
112
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| 件名 |
因果性
倫理学
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| 注記 |
文献:巻末p5〜11 |
| 内容紹介 |
不確定な現実を前にして私たちはためらうべきである。しかしためらいながらなお、決断することはできる。間違う可能性と責任を負う覚悟をもって-。因果論や倫理学説の検討をもとに、新しいリーダーシップ論への展望を記す。 |
| 著者紹介 |
茨城県生まれ。東京大学名誉教授。オックスフォード大学名誉フェロー。武蔵野大学教授。博士(文学)。和辻哲郎文化賞、中村元賞、農業農村工学会賞著作賞受賞。著書に「英米哲学史講義」など。 |
| 目次タイトル |
まえがき 浮動的安定からウェルビーイングへ |
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1 伝わらない疑問 2 普遍性への執念 3 普遍性と絶対性の夢 4 宇宙視線/人生視線 5 ためらいと決断、そして浮動的安定 6 ウェルビーイングへの道 7 リーダーシップの未来へ |
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第一部 因果関係に潜む謎 |
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第1章 因果と応報 |
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1 なぜ因果関係か 2 森羅万象に食い込む因果関係 3 原因と責任の同義性 4 刑罰の問題 5 犯罪抑止? 6 原因指定のゆらぎ 7 恒常的連接による習慣 8 因果関係は知覚できない 9 共通原因の問題 10 共通原因の深淵 11 因果関係と確率・統計 12 「シンプソンのパラドックス」 13 因果的直観への問い 14 時空的接近と量子力学 15 時間的先行と逆向き因果 16 不在因果という問題 17 因果関係をめぐる「ためらい」と「決断」 |
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第2章 「思考実験」から「知識の新因果説」へ |
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1 なぜ「思考実験」か 2 ウィリアムソンと「ゲティア問題」 3 正当化された真なる信念? 4 「ゲティア・ケース」の論理的構造 5 「ゲティア直観」とそのさざ波 6 「非ゲティア・ケース」と二つの条件文 7 原因としての「ゲティア・ケース」の不在 8 認識的ニヒリズム 9 知識をめぐる「ためらい」と「決断」 |
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第3章 不在因果と反事実的条件分析 |
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1 見ると見ないの同時性 2 不在因果の問い 3 不作為と過失 4 意図的不作為と過失不作為 5 「根源的ペシミズム」と不在因果の可能性 6 オプティミズムへの道 7 ヒューム因果論への問い直し 8 反事実的条件分析への道 |
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第4章 不在因果と責任帰属の構図 |
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1 因果的先取 2 「野放図因果」と「不完全特定化問題」 3 選択する「ためらい」 4 規範性の逸脱 5 定量化への道 6 三次元説の提起 7 記述性度と規範性度 8 因果関係へのためらいと決断 |
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第二部 倫理の深層へ |
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第5章 トリアージと人権 |
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1 議論のすれ違い 2 トリアージという緊迫 3 救急外来でのトリアージ 4 COVID-19に関する人工呼吸器の配分 5 「救命可能性」と「生存年数最大化」 6 トリアージをめぐる予防文脈と危機文脈 7 予防文脈の不整合性 8 トリアージと人権 9 「公共の福祉」と人権の制約 10 絶対的権利としての人権? 11 人権概念の基盤と「人民の福祉」 12 人権概念の普遍性の問題 |
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第6章 動物倫理と鳥獣害の問題 |
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1 ペスト・コントロール 2 欠損感 3 返礼モデル 4 動物倫理と鳥獣害の緊張 5 三毛別の惨劇 6 近年の鳥獣害 7 鳥獣害の広がり 8 動物の権利 9 権利と義務の相関性 10 動物観の根底へ 11 動物対等論 |
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第7章 死刑不可能論の展開 |
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1 死刑という問題 2 死刑存廃の実情 3 裁判員制度と死刑判決 4 残虐性と誤判可能性 5 抑止効果、世論、そして執行人 6 被害感情の問題 7 存廃論を越えて 8 死刑不可能論の提起 9 死刑不可能論の含意 10 人権思想の源泉 11 人権思想と共同体主義 12 「死の所有」の観念 |
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あとがき 「消えてなくなること」の彼方へ |