タイトルコード |
1000101214317 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
「ののしり」の助動詞でなにが表現されるのか |
書名ヨミ |
ノノシリ ノ ジョドウシ デ ナニ ガ ヒョウゲン サレル ノカ |
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関西方言話者の表現の特質を求めて |
叢書名 |
ひつじ研究叢書
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叢書番号 |
言語編第207巻 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
村中 淑子/著
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著者名ヨミ |
ムラナカ トシコ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
ひつじ書房
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出版年月 |
2024.12 |
本体価格 |
¥7000 |
ISBN |
978-4-8234-1255-4 |
ISBN |
4-8234-1255-4 |
数量 |
13,264p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
818.6
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件名 |
日本語-方言-近畿地方
日本語-助動詞
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注記 |
文献:p257〜260 |
内容紹介 |
近世の洒落本や滑稽本、明治期以降の落語資料等をもとに、表現としての「ののしり」ことばの価値の可能性を追う。さらにその東西比較も行い、関西方言の表現の特徴も描写する。『現象と秩序』掲載に書き下ろしを加えて書籍化。 |
著者紹介 |
京都府出身。大阪大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。桃山学院大学国際教養学部教授。 |
目次タイトル |
序章 なぜ「ののしり」の助動詞なのか |
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1.「ののしり」の助動詞について |
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Ⅰ 近世の京阪方言におけるののしりの助動詞 |
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第1章 洒落本『異本郭中奇譚』 |
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1.はじめに 2.歴史コーパスの検索 3.「異本郭中奇譚」について 4.「異本郭中奇譚」と「郭中奇譚」の罵り助動詞の比較 5.考察 6.おわりに |
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第2章 洒落本『月花余情』 |
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1.はじめに 2.目的と方法 3.結果と考察 |
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第3章 滑稽本『諺臍の宿替』および『穴さがし心の内そと』にみる「ののしり」 |
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1.はじめに 2.対象と方法 3.結果と考察 4.まとめ |
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第4章 近世まとめ |
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1.「月花余情」組のデータ観察「江戸向き」にカットされた部分には何が書かれていたか 2.「郭中奇譚」組のデータ観察 3.まとめ |
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Ⅱ 近代・現代の京阪方言におけるののしりの助動詞 |
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第5章 明治・大正期の大阪落語資料にみる「ののしり」 |
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1.はじめに 2.調査の概要 3.結果 4.考察 5.まとめ 6.おわりに |
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第6章 20世紀前半(明治・大正・昭和)の上方落語にみる「ののしり」 |
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1.はじめに 2.資料 3.方法 4.結果 5.考察 6.待遇の助動詞の出現頻度に関するまとめ(モデル化) 7.おわりに |
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第7章 20世紀前半の小説資料 |
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1.はじめに 2.対象と方法 3.結果と考察 4.落語資料との比較 5.まとめ 6.おわりに |
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第8章 20世紀後半の落語の東西比較 |
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1.はじめに 2.対象と方法 3.「らくだ」におけるののしり表現の出現 4.ののしりの助動詞以外の類似の要素について 5.まとめ |
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第9章 近代・現代まとめ |
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1.ののしりの助動詞の存在について 2.ののしりの助動詞の使い分け 3.20世紀前半の小説資料について 4.近世と近現代のまとめ(1)ののしりの助動詞の出現 5.近世と近現代のまとめ(2)東西の違いについて |
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終章 「ののしり」と「ことばの調整」 |
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1.関西方言における複数の「ののしり」の助動詞 2.上方と江戸の「ののしり」表現の比較 3.「ことばの調整」と「ののしり」のかかわり |
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補章 謎解きとして |
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1.男女差の意味するもの 2.内言における「ののしり」 3.「ののしり」の価値とは |