| タイトルコード |
1000101232377 |
| 書誌種別 |
図書 |
| 書名 |
無住と遁世僧の伝承世界 |
| 書名ヨミ |
ムジュウ ト トンセイソウ ノ デンショウ セカイ |
| 言語区分 |
日本語 |
| 著者名 |
小林 直樹/著
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| 著者名ヨミ |
コバヤシ ナオキ |
| 出版地 |
東京 |
| 出版者 |
塙書房
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| 出版年月 |
2025.2 |
| 本体価格 |
¥12000 |
| ISBN |
978-4-8273-0144-1 |
| ISBN |
4-8273-0144-1 |
| 数量 |
9,500,9p |
| 大きさ |
22cm |
| 分類記号 |
188.82
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| 件名 |
仏教説話
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| 個人件名 |
無住一円 |
| 内容紹介 |
無住をはじめとする三学を志向した遁世僧の著作を主要な対象に据え、あわせて遁世僧の伝承世界と外縁を接する武家伝承の世界をも視界に収めながら、その豊かな伝承世界の内実を多角的に分析する。 |
| 著者紹介 |
静岡県藤枝市生まれ。京都大学大学院文学研究科博士後期課程研究指導認定退学。大阪公立大学大学院文学研究科教授。博士(文学)。著書に「中世説話集とその基盤」がある。 |
| 目次タイトル |
序説 無住と遁世僧の伝承世界 |
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第一部 無住の伝承世界 |
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第一章 無住と北条政権 |
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はじめに 一 無住の出自と「芳心アル人事」 二 北条政権と徳目 三 泰時説話と徳目 四 泰時・景盛・行勇 おわりに |
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第二章 無住と武家新制 |
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はじめに 一 将軍上洛中止説話と武家新制 二 北条泰時の撫民説話 三 堂塔建立説話と撫民 四 伊勢神宮と撫民 五 北条時頼と武家倫理 六 無住と武家新制 おわりに |
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第三章 無住と実朝伝説 |
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はじめに 一 為政者としての実朝像 二 信仰者としての実朝像 三 信仰者と為政者の相克する実朝像 おわりに |
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第四章 無住と金剛王院僧正実賢 |
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はじめに 一 山中の老僧の物語 二 「知法」「智者」「法愛」の人 三 仁和寺御室との車立相論 四 大円房良胤 五 常観房慶円 六 受法用心集と実賢 七 実賢と遁世僧 おわりに |
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第五章 無住と遁世僧説話 |
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はじめに 一 行仙房と高野聖 二 無住と高野聖 三 遁世僧説話と無住 四 遁世僧の官僧への視線 おわりに |
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第六章 無住の律学と説話 |
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はじめに 一 「百喩経」の説話 二 僧護説話 三 房戒説話 四 大象の夢説話 五 堅誓師子説話 六 虚受信施の説話 七 呪願の説話 八 鐘の説話 九 礼儀と衣食の説話 十 教学の説話と無住 おわりに |
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第七章 無住の三学と説話 |
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はじめに 一 無住の律学と三学兼備 二 無住の三学志向と延寿 三 『沙石集』と『宗鏡録』 おわりに |
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第八章 無住と『宗鏡録』 |
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はじめに 一 嫉妬の心無き人の物語 二 山中の老僧の物語 おわりに |
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第九章 無住の経文解釈と説話 |
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はじめに 一 無住と法華経 二 無住の経文への姿勢 三 無住の法華講讃 四 無住の経文解釈 おわりに |
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第十章 無住と南宋代成立典籍 |
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はじめに 一 褝林宝訓 二 智覚禅師伝 三 法華経顕応録(一) 四 法華経顕応録(二) 五 無住と持経者伝 六 大蔵一覧集 七 大慧普覚褝師語録 八 如々居士語録 おわりに |
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第二部 通世僧の伝承世界 |
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第一章 『閑居友』における律 |
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はじめに 一 節食説話と『四分律行事鈔』 二 不浄観説話と『四分律行事鈔』 三 真如親王説話と『四分律行事鈔』 おわりに |
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第二章 『三国伝記』と神律僧 |
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はじめに 一 『三国伝記』と『首楞厳義疏注経』 二 『三国伝記』における夢窓関係説話 三 『三国伝記』と禅律僧 四 『三国伝記』と「行」への志向 おわりに |
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第三章 説教から説経へ |
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はじめに 一 叡尊の説教(一) 二 叡尊の説教(二) 三 叡尊の説教(三) 四 無住の説教 おわりに |
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第四章 遁世僧の死生観 |
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はじめに 一 往生という行為 二 往生への不安 三 地獄と基層信仰 四 亡魂の供養 おわりに |
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第三部 武士と遁世僧の伝承世界 |
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第一章 実朝伝説と聖徳太子 |
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はじめに 一 実朝と舎利信仰 二 実朝と栄西・行勇 三 為政者としての実朝 四 実朝と聖徳太子 五 編纂者の意識 おわりに |
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第二章 『吾妻鏡』における観音・補陀落伝承 |
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はじめに 一 頼朝の観音伝承 二 正観音縁起 三 智定房の補陀落渡海伝承 四 泰時伝説 五 頼朝と泰時を結ぶ おわりに |
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第三章 『吾妻鏡』における頼家狩猟伝承 |
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はじめに 一 頼家の狩猟伝承(一) 二 頼家の狩猟伝承(二) 三 北条泰時と頼家の対比 四 北条経時と時頼の対比 おわりに |