タイトルコード |
1000101232848 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
実存と理性と自由 |
書名ヨミ |
ジツゾン ト リセイ ト ジユウ |
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ヤスパース教育哲学研究 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
豊泉 清浩/著
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著者名ヨミ |
トヨイズミ セイコウ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
学文社
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出版年月 |
2025.3 |
本体価格 |
¥5000 |
ISBN |
978-4-7620-3398-8 |
ISBN |
4-7620-3398-8 |
数量 |
9,379p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
371.1
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件名 |
教育哲学
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個人件名 |
Jaspers Karl |
注記 |
文献:p353〜367 |
内容紹介 |
独自の実存哲学を樹立したカール・ヤスパースにおける教育哲学の可能性を探る。実存とともに大きな関心事であった理性と自由に注目し、哲学的信仰、暗号、大学論、政治哲学、歴史哲学についても教育哲学との関連において論究。 |
目次タイトル |
序論 ヤスパース教育哲学の性格 |
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第1節 ヤスパース哲学と教育哲学 第2節 教育哲学の学問的性格 第3節 教育的現実の哲学的研究 第4節 精神科学的教育学における教育現実の解釈学 第5節 科学と哲学 第6節 本研究の目的 |
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第Ⅰ部 実存と自己生成 |
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第1章 初期思想形成 |
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第1節 了解心理学 第2節 了解から交わりへ 第3節 精神医学から哲学へ 第4節 マックス・ヴェーバーの影響 第5節 初期思想とその後の思想的発展 |
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第2章 限界状況 |
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第1節 限界状況概念 第2節 限界状況概念の背景 第3節 ヤスパースにおける限界状況の体験 第4節 限界状況と実存 第5節 限界状況概念と教育哲学 |
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第3章 交わり |
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第1節 限界状況と交わり 第2節 現存在の交わりと実存的交わり 第3節 愛しながらの闘い |
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第4章 わがものにすること |
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第1節 「わがものにすること」概念 第2節 「わがものにすること」と自己生成 |
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第Ⅱ部 包括者における自己生成 |
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第1章 包括者の思想と自己生成 |
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第1節 哲学的論理学と包括者 第2節 包括者の諸様式 第3節 自己存在 第4節 自己反省 第5節 自己生成 第6節 包括者存在論と自己生成 |
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第2章 哲学的信仰 |
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第1節 哲学的信仰の概念 第2節 哲学的信仰の内容 第3節 科学と哲学と神学 第4節 哲学的根本知としての包括者の諸様式 第5節 哲学的根本操作 第6節 普遍的根本知の理念 第7節 哲学的信仰における自己生成 |
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第3章 暗号 |
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第1節 暗号の解読と挫折 第2節 暗号の本質 第3節 暗号の領域における闘争 第4節 実存的状況の暗号 第5節 暗号と神性の関係 第6節 超越者の言葉としての暗号 第7節 暗号と自己生成 |
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第Ⅲ部 理性の展開 |
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第1章 大学論 |
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第1節 大学の課題 第2節 大学における交わり 第3節 制度 第4節 学問の宇宙 第5節 大学の理念における交わりの意義 |
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第2章 理性と反理性 |
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第1節 マルクス主義に対する批判 第2節 精神分析に対する批判 第3節 科学性の要求 第4節 理性の可能性 第5節 闘いにおける理性 第6節 理性と大学 第7節 反理性と理性の再興 |
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第3章 ヤスパースにおけるカント理解 |
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第1節 認識解明の構造 第2節 二律背反 第3節 理念と道徳的行為 第4節 思考法の革命と理性の限界 第5節 政治的歴史観 第6節 永遠平和のために 第7節 ヤスパース哲学におけるカントの影響 |
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第4章 ソクラテスからプラトンへの展開 |
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第1節 ソクラテスの問答法 第2節 プラトンの対話篇 第3節 医師と患者の関係 第4節 交わり概念の展開の意義 |
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第Ⅳ部 自由と民主主義 |
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第1章 自由 |
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第1節 実存的自由 第2節 自由と権威 第3節 真理と自由と平和 第4節 自由と自己生成 |
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第2章 ヤスパースにおける全体主義批判 |
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第1節 罪の問題 第2節 自由のための全体主義との闘争 第3節 『原子爆弾と人間の将来』における全体主義批判 第4節 『罪の問題』の「1962年のあとがき」 |
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第3章 ハンナ・アーレントにおける全体主義批判 |
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第1節 反ユダヤ主義 第2節 帝国主義 第3節 全体主義 第4節 アーレントにおける全体主義批判の特徴 |
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第4章 民主主義と教育 |
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第1節 理性と道徳性 第2節 政治的自由 第3節 理性と民主主義 第4節 民主主義における教育 第5節 テオドール・リットにおける民主主義と政治教育 |
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第Ⅴ部 世界哲学 |
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第1章 歴史観と世界哲学の構想 |
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第1節 歴史観 第2節 哲学の世界史と世界哲学 |
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第2章 ヤスパース教育哲学における仏教的要素 |
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第1節 ヤスパースにおける限界状況概念と仏教における四苦 第2節 ソクラテス的教育と仏教における同行 第3節 ヤスパースにおける自己生成と道元における修証一等 第4節 ヤスパース教育哲学における教育的関係と教育的行為 |
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結論 ヤスパース教育哲学の可能性 |