| タイトルコード |
1000101254699 |
| 書誌種別 |
図書 |
| 書名 |
日本中世社会と仏師の動向 |
| 書名ヨミ |
ニホン チュウセイ シャカイ ト ブッシ ノ ドウコウ |
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定朝・運慶とその後継者たちを中心に |
| 言語区分 |
日本語 |
| 著者名 |
根立 研介/著
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| 著者名ヨミ |
ネダチ ケンスケ |
| 出版地 |
東京 |
| 出版者 |
塙書房
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| 出版年月 |
2025.5 |
| 本体価格 |
¥16000 |
| ISBN |
978-4-8273-1361-1 |
| ISBN |
4-8273-1361-1 |
| 数量 |
7,353,13p |
| 大きさ |
27cm |
| 分類記号 |
718.021
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| 件名 |
仏像-歴史
仏師
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| 内容紹介 |
平安時代半ば頃から室町時代に至る時期の京都と南都を中心に、王権とそれを取り巻く貴族、権門寺院の造仏に深く関わった定朝及びその後継者・慶派仏師・七条仏師の動向や、彼らが生み出した造形について論じる。 |
| 著者紹介 |
新潟県生まれ。京都大学大学院文学研究科修士課程中退。同大学名誉教授。公益財団法人美術院理事長。著書に「日本中世の仏師と社会」「運慶」「ほとけを造った人びと」など。 |
| 目次タイトル |
序章 日本彫刻史から中世を改めて考える:本書の目的と構成 |
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一、はじめに 二、日本彫刻史における中世をどう捉えるか(その一) 三、日本彫刻史における中世をどう捉えるか(その二) 四、中世の転換期の問題 五、本章を終えるに当たって |
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第一部 定朝と後継者たちの動向 |
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第一章 造仏の場としての法成寺の意義 |
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一、はじめに 二、創建期法成寺の造寺造仏事業の様相 三、創建期法成寺の造仏事業の特質 四、彫刻の和様大成の場としての創建期法成寺 五、寄木造りの技法大成の場としての創建期法成寺 六、まとめ |
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第二章 定朝をめぐる二、三の問題 |
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一、はじめに 二、定朝の事績の概要 三、法成寺の寺院としての性格 四、定朝の僧綱位補任の意味 五、定朝の僧侶としての出自と社会環境をめぐって 六、結び |
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第三章 彫刻史における和様の展開と継承をめぐって |
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一、はじめに 二、和様彫刻の成立とその特質 三、平安時代後期彫刻史における和様の規範性 四、平安時代後期の和様彫刻の展開の様相 五、結びにかえて |
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附論一 院政期興福寺に関わる大仏師再考 |
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一、はじめに 二、院政期興福寺に関わる大仏師の性格 三、成朝をめぐって 四、大仏師職の成立の問題と併せて |
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附論二 摂関期から院政期の仏師工房をめぐって |
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一、はじめに 二、康尚の工房 三、定朝の工房 四、白河・鳥羽院政期の円派工房 五、鎌倉初頭の慶派仏師の工房 六、結びにかえて |
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第二部 鎌倉時代前期の慶派仏師の動向 |
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第一章 興福寺初期再興造仏事業と慶派仏師 |
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一、はじめに 二、興福寺初期再興造仏事業の概要 三、寺家沙汰の再興造仏の様相 四、興福寺初期再興造仏事業における康慶の役割 |
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第二章 東大寺鎌倉再興造仏再考 |
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一、はじめに 二、東大寺南大門金剛力士像と宋代図像 三、東大寺の鎌倉時代再興理念 四、南大門金剛力士像の造像の規範となった図像をめぐって 五、南大門金剛力士像と菩提樹葉 六、復古的再興造仏の問題 七、盧舎那大仏再興をめぐって 八、結び |
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第三章 仏師湛慶再考 |
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一、はじめに 二、事績と遺品の整理 三、事績の再検討 四、事績上の問題点 五、湛慶の作風展開の問題点 六、まとめ |
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附論 仏師の「手」をめぐる一考察 |
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一、はじめに 二、快慶遺品における仏師の手の問題 三、実作者の仏師の名を記す作例における大仏師の役割 四、「大仏師」と「仏師」の問題(その一) 五、「大仏師」と「仏師」の問題(その二) 六、結びにかえて |
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第三部 中世後期の仏師の動向 |
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第一章 七条仏所の正系仏所交代の再検証 |
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一、はじめに 二、七条仏所の歴代正系大仏師 三、七条仏所の正系大仏師の系譜 四、康珍と康琳の系譜上の位置 五、七条仏所の正系仏所交代の時期 六、結び |
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第二章 七条仏所再考 |
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一、はじめに 二、七条仏所の概要 三、七条大仏師と東寺大仏師職との関係 四、七条仏所の正系の系譜 五、七条仏師の主要遺品 六、まとめ:改めて七条仏所を問う |
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第三章 禅宗寺院彫刻と仏師 |
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一、はじめに 二、鎌倉時代の事績 三、南北朝時代の院派仏師の事績 四、南北朝時代の院派以外の仏師の事績 五、神宗寺院における仏師の事績の総括 六、結びにかえて |
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附論 清水寺本堂と奥の院の二十八部衆像の製作仏師 |
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一、はじめに 二、奥の院の二十八部衆像の概要 三、本堂の二十八部衆像の概要 四、宮内卿康音をめぐって 五、結びにかえて |