| タイトルコード |
1000101256024 |
| 書誌種別 |
図書 |
| 書名 |
古典の畏怖・恐怖と倫理観 |
| 書名ヨミ |
コテン ノ イフ キョウフ ト リンリカン |
| 叢書名 |
新典社研究叢書
|
| 叢書番号 |
383 |
| 言語区分 |
日本語 |
| 著者名 |
古屋 明子/著
|
| 著者名ヨミ |
フルヤ アキコ |
| 出版地 |
東京 |
| 出版者 |
新典社
|
| 出版年月 |
2025.6 |
| 本体価格 |
¥9000 |
| ISBN |
978-4-7879-4383-5 |
| ISBN |
4-7879-4383-5 |
| 数量 |
278p |
| 大きさ |
22cm |
| 分類記号 |
910.2
|
| 件名 |
日本文学-歴史
恐れ
倫理学-日本
|
| 内容紹介 |
上代から近世までの代表的な古典作品における「かしこし」「おそろし」などの畏怖・恐怖を表す言葉に着目し、人々がおそれをいだいた対象を明らかにしながら、それはどのような倫理観と結び付いているのかを考察する。 |
| 著者紹介 |
東京都練馬区生まれ。東京学芸大学大学院連合学校教育学研究科学校教育学専攻博士課程修了。大東文化大学文学部日本文学科特任教授。著書に「有名古典の言語活動」など。 |
| 目次タイトル |
序章 本書の目的と方法 |
|
第一章 「畏怖・恐怖」と古典に表れた「倫理観」について |
|
第一節 「畏怖・恐怖」について 一 はじめに 二 古典の中の「おそる」と「おそろし」 三 本書における特色 第二節 古典に表れた「倫理観」について 一 概略と先行研究 二 本書における特色 |
|
第二章 古典に描かれた天皇像について |
|
一 主な先行研究 二 本書における特色 |
|
第三章 『古事記』の「カシコシ」と「カシコム」 |
|
一 はじめに 二 形容詞「カシコシ」と動詞「カシコム・カシコマル・オソル・オヅ」について 三 禁忌の恋や「義」の話について 四 おわりに |
|
第四章 『日本書紀』の「威・可畏・伽之古倶/箇辞古耆」と「懼・怖・惶」 |
|
一 はじめに 二 畏怖・恐怖を表す漢字について 三 禁忌の恋や「義」の話について 四 おわりに |
|
第五章 『竹取物語』における「かしこし」「はづかし」「人笑へ」 |
|
一 はじめに 二 「かしこし」「かしこさ」「かたじけなし」「かしこまる」について 三 「はづかし」「心はづかしげなり」「やさし」について 四 「忌む」について 五 かぐや姫の倫理観について 六 おわりに |
|
第六章 『伊勢物語』における「はづかし」「つらし・くるし・心ぐるし」 |
|
一 はじめに 二 鄙の男の思い(一三段) 三 鄙の女の思い(六〇段・六二段) 四 その他の段の「つらし・くるし・心ぐるし」について 五 『大和物語』『平中物語』それぞれの「おそろし」「おそる」「はづかし」について 六 おわりに |
|
第七章 『源氏物語』の「恐ろし」と儒教的罪責意識 |
|
一 はじめに 二 「もの怖ぢ」に表れた畏怖の違い 三 「鬼」と「物の怪」それぞれに対する畏怖の違い 四 「恐ろしげなり」に表れた宇治や小野の世界 五 「恐ろし・そら恐ろし・け恐ろし」に表れた密通に対する罪意識 六 おわりに |
|
第八章 『源氏物語』の「恥づかし」と「恥づ」 |
|
一 はじめに 二 「恥」と「もの恥ぢ」の違い 三 「恥づかし」の前期物語との違い 四 「心恥づかし」に表れた女君の高貴な人物像の確かさ 五 「恥づ・恥ぢらふ」に表れた光源氏の超絶的美質と美意識 六 「恥づかしげなり」「心恥づかしげなり」に表れた人物像の客観性 七 おわりに |
|
第九章 覚一本『平家物語』の「おそろし」 |
|
一 はじめに 二 語り手が語る畏怖・恐怖 三 登場人物が叫ぶ畏怖・恐怖 四 形容動詞・名詞・動詞に表れた畏怖・恐怖 五 「心ある人」の嘆き 六 おわりに |
|
第一〇章 『雨月物語』の「罪」と「おそろし」 |
|
一 はじめに 二 「罪」に表れた儒教的倫理観 三 「鬼」に表れた禅思想 四 「おそろし」の語りに見られる臨場感 五 おわりに |
|
終章 |