| タイトルコード |
1000101259350 |
| 書誌種別 |
図書 |
| 書名 |
幕末維新期民衆の自治と運動 |
| 書名ヨミ |
バクマツ イシンキ ミンシュウ ノ ジチ ト ウンドウ |
| 言語区分 |
日本語 |
| 著者名 |
三澤 純/著
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| 著者名ヨミ |
ミサワ ジュン |
| 出版地 |
京都 |
| 出版者 |
小さ子社
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| 出版年月 |
2025.6 |
| 本体価格 |
¥9000 |
| ISBN |
978-4-909782-26-7 |
| ISBN |
4-909782-26-7 |
| 数量 |
7,495p |
| 大きさ |
22cm |
| 分類記号 |
219.4
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| 件名 |
熊本藩
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| 内容紹介 |
近世中期以降、熊本藩領では惣庄屋たちの集団化が進み、彼らが民政を実施していた。日常的な合議に基づく中間層の民政の実態と、そのシステムを解体した明治三年藩政改革の真の意図を追究する。テキストデータ引換券付き。 |
| 著者紹介 |
熊本県生まれ。広島大学大学院文学研究科博士課程後期国史学専攻単位取得退学。熊本大学大学院人文社会科学研究部教授。編著に「中近世の領主支配と民間社会」など。 |
| 目次タイトル |
序章 |
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第一節 『熊本藩の地域社会と行政』までの研究史 第二節 近年の研究動向と本書の立ち位置 |
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第一部 幕末維新期熊本藩の地方役人と地域社会 |
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第一章 幕末維新期熊本藩の地方役人と郷士 |
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はじめに 一、熊本藩の地方行政制度と在御家人制度 二、地方役人層の「役威」と地域社会 おわりに-在地合議体制の歴史的意義- |
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第二章 維新変革期における民政と民衆 |
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はじめに 一、手永制の確立と展開 二、手永制の成熟と終焉 おわりに |
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第三章 幕末維新期熊本藩の「在地合議体制」と政策形成 |
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はじめに 一、役用覚書の史料学的考察 二、増租問題と役用覚書 三、郷兵新設問題と役用覚書 四、陣夫役徴発問題と役用覚書 おわりに |
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第四章 幕末維新期熊本藩の惣庄屋集団と維新変革 |
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はじめに 一、惣庄屋集団による大型意見書作成の背景 二、天保期における運動の性格変化 三、維新期の政治情勢と惣庄屋集団の献策運動 四、惣庄屋集団と明治二年の藩政改革 むすびにかえて-明治三年藩政改革との関連性- |
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第五章 近世後期熊本藩領社会における村庄屋集団の役割 |
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はじめに 一、庄屋寄合と手永議定 二、郡浦手永における甘蔗栽培問題 三、大津手永における水利問題 四、村から見た惣庄屋と手永会所 むすびにかえて |
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補論 熊本藩領社会を「領国地域社会論」から見つめ直す |
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一、発想転換の必要性 二、「熊本藩研究」の自己認識の変化 三、手永制下の「村」の性格についての見通し |
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第六章 往還と舟運による地域運営 |
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はじめに 一、本稿の諸前提 二、光永平蔵の零落村救済事業 三、年貢直渡し方式に対応する周辺整備事業の展開 四、光永平蔵の「勧農富民」政策とその評価 むすびにかえて |
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第二部 熊本藩明治三年藩政改革とその社会的影響 |
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第一章 熊本藩明治三年藩政改革の再検討 |
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はじめに 一、もう一つの改革構想 二、改革政治の中の道家之山 むすびにかえて |
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第二章 熊本藩明治三年藩政改革と安場保和 |
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はじめに 一、胆沢県大参事として 二、民蔵分離問題の渦中で 三、古巣熊本藩での活躍 四、廃藩への道 |
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第三章 一九世紀の藩社会と民衆意識 |
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はじめに 一、「殿様祭」の系譜 二、明治三年の藩政改革 三、領主権威の活用 四、地域・民衆の反応 おわりに |
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第四章 熊本藩郷士・赤星伊兵衛論 |
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はじめに 一、郷士としての赤星家 二、赤星伊兵衛の思想的特徴 むすびにかえて |
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終章 |