| タイトルコード |
1000101271751 |
| 書誌種別 |
図書 |
| 書名 |
動態としての教育 |
| 書名ヨミ |
ドウタイ ト シテ ノ キョウイク |
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ルーマンの社会システム理論から捉えた学校・家族・教育学 |
| 言語区分 |
日本語 |
| 著者名 |
鈴木 篤/著
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| 著者名ヨミ |
スズキ アツシ |
| 出版地 |
福岡 |
| 出版者 |
九州大学出版会
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| 出版年月 |
2025.9 |
| 本体価格 |
¥15000 |
| ISBN |
978-4-7985-0389-9 |
| ISBN |
4-7985-0389-9 |
| 数量 |
21,588,7p |
| 大きさ |
22cm |
| 分類記号 |
371.234
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| 件名 |
教育学
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| 個人件名 |
Luhmann Niklas |
| 注記 |
文献:p553〜578 |
| 内容紹介 |
世界の秩序はいかにして生み出されるか-。様々なアクターや制度を架橋する可能性をもつルーマンの社会システム理論の全体像を示す入門書。学校教育や理論・実践関係のメカニズムを描き出す。 |
| 目次タイトル |
序章 社会システム理論から見た世界と教育-先行研究の検討と本書の課題 |
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一 世界の動態的把握の必要性 二 ルーマンの社会システム理論と教育研究 三 本書の研究課題と先行研究の検討 |
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第一章 集団内秩序の形成・維持と道徳の機能 |
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一 「秩序ある社会」の不思議さ 二 予期を通したシステム間の秩序形成 三 包摂と排除の仕組みとしての道徳 補論 道徳授業における合意形成プロセス-社会システム理論から見た討議 |
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第二章 学級における相互秩序の形成過程とその社会的機能 |
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一 学校教育の社会的機能 二 「訓練」としての学級経営-相互観察を通した同調 三 学校教育を支える諸装置-訓練を円滑に進めるための様々な仕掛け 四 新たな授業形態は何をもたらすか 補論 友人はなぜ学校生活から生まれやすいのか |
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第三章 システム間の再帰的営みとしての学習 |
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一 システム間の相互作用から生まれる学習 二 個人内での変容としての学習 三 集団内での相互的変化としての学習 補論 生活形式の共有に支えられた「真正な理解」 |
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第四章 グローバル化した世界における「能力」や「学力」 |
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一 「能力」や「学力」の社会的構成 二 地域内の画一化とコミュニケーション 三 世界社会という未完の概念と「能力」・「学力」 |
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第五章 政治システム・学問(科学)システムと教育システムの交差領域としての学校 |
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一 複数の機能システムに対する組織の所属関係 二 政治システムと学問(科学)システムを介することによる教育の容易化 |
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第六章 社会変容の中の「子ども像」や「母親像」と自己調整 |
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一 家庭環境や階層に基づく多様な「子ども像」 二 社会的期待(予期)を意識した子どもや母親の自己形成 三 教育の前提としての「子ども像」 四 子ども集団における「子ども像」の構成・維持と自己調整 |
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第七章 社会内諸問題の「万能の解決者」としての「家族」 |
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一 近代社会における家族の役割と家族形態の多様化 二 階層分化型社会から機能分化型社会へ 三 機能分化型社会に残された「家族システム」の役割と実態 四 諸問題の「万能の解決者」としての「家族システム」の矛盾と限界 |
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第八章 「権利」と「責任」の社会的要請と社会的構成 |
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一 時代変化の中で増加した「権利」 二 社会の機能分化が要請する各種の「権利」 三 社会システム理論から捉えた「子どもの権利」と「責任」意識の要請 |
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第九章 教育に関する観察の多元性と観察システムとしての教育学の二重性 |
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一 「理論-実践」という多義的な把握図式 二 学問(科学)観の歴史的変化と多元性 三 社会システム理論から見た「理論-実践」関係 四 視点の複数性が生む観察結果の多元性 補論 日本における教育学の分化と細分化 |
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終章 世界と教育を動態として捉える |
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一 ルーマンの社会システム理論がもたらす可能性 二 世界と教育を動態として捉える 三 残された課題 |