| タイトルコード |
1000101302470 |
| 書誌種別 |
図書 |
| 書名 |
世紀末イースト・エンドとスラム小説 |
| 書名ヨミ |
セイキマツ イースト エンド ト スラム ショウセツ |
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ヴィクトリア朝ロンドンにおける貧困の表象 |
| 言語区分 |
日本語 |
| 著者名 |
田中 孝信/著
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| 著者名ヨミ |
タナカ タカノブ |
| 出版地 |
東京 |
| 出版者 |
彩流社
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| 出版年月 |
2026.1 |
| 本体価格 |
¥3800 |
| ISBN |
978-4-7791-3070-0 |
| ISBN |
4-7791-3070-0 |
| 数量 |
321,35p |
| 大きさ |
20cm |
| 分類記号 |
930.26
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| 件名 |
英文学-歴史
スラム
貧困-歴史
イギリス-歴史-19世紀
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| 注記 |
関連年表:p305〜321 文献:巻末p15〜30 |
| 内容紹介 |
嫌悪、好奇、憐れみ、恐怖、不安、救済、魅惑…。19世紀末ロンドンのイースト・エンドを舞台にした「スラム小説」を当時の社会背景と照らし合わせて分析し、中流階級の労働者階級・貧民に対する複雑な心的態度を解き明かす。 |
| 著者紹介 |
広島大学大学院文学研究科博士課程後期英語学英文学専攻中退。博士(文学)。大阪公立大学大学院文学研究科特任教授。同大学名誉教授。著書に「ディケンズのジェンダー観の変遷」など。 |
| 目次タイトル |
序章 いざイースト・エンドへ! |
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一 世紀末イースト・エンドとは? 二 スラミングから慈善活動へ 三 スラム小説と本書の目的 |
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第一章 ウォルター・ベサント『あらゆる種類と階級の人びと』-文化的慈善活動と語りの戦略 |
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一 娯楽は理想的な救済策なのか? 二 「あり得ない物語」と労働者の「女性化」 三 文化的植民地主義と父親的温情主義 四 「労働者階級のロマンス」の限界 |
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第二章 ジョージ・ギッシング『地獄』-女性の身体表象に見る労働者階級観 |
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一 ギッシングの両価感情 二 クレム・ペコヴァの身体が帯びる獣性 三 クレアラ・ヒューイットの身体が帯びる官能性 四 労働者階級女性のエネルギー |
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第三章 アーサー・モリソン『ジェイゴーの子ども』-最下層民と極貧民に対する作者の距離 |
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一 「よそ者」モリソン 二 逆さま世界としてのジェイゴー 三 退化への恐怖の物語 四 スラム住民への拭えぬ不安 |
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第四章 チャールズ・ディケンズ『荒涼館』-スラム、汚穢、そしてエスター |
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一 「ロンドンのある夜の光景」解読 二 汚穢と不適切な死 三 エスターのセクシュアリティ 四 スラムと中流階級女性の結びつき |
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第五章 マーガレット・ハークネスのイースト・エンド三部作-母性愛と女性の連帯 |
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一 労働者階級の女性たちに対するハークネスの眼差し 二 『都会の少女』における母性愛 三 『失業中』における偽善、暴力、そして男性権力 四 『ローブ大尉』における女性の連帯 五 階級闘争はジェンダー闘争 |
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第六章 慈善活動に駆り立てられる淑女たち-男性支配からの解放 |
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一 慈善活動の背後に蠢く欲求 二 男性支配からの解放 三 女同士の絆とレズビアニズム 四 新たな自己の発見 |
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第七章 博愛か偽善か?-貧しい子どもたちへの眼差し |
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一 眼差しの複層性 二 犠牲者としての子ども 三 野蛮人としての子ども 四 子どものエネルギー礼賛 五 管理される子ども 六 博愛に潜む偽善 |
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第八章 ジャック・ロンドン『どん底の人びと』-貧しい男たちの身体表象 |
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一 貧民に対するロンドンの心的態度 二 スラム言説の再生産とそれからの逸脱 三 貧民との距離と恐怖 四 最善のイギリス人の子孫としてのアメリカ人 五 同情と距離との複雑な絡み合い |
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第九章 トマス・バーク『ライムハウスの夜』-「オリエンタルなロンドン」の誘惑 |
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一 イギリス人の中国人観 二 中国人男性と白人女性の愛憎関係 三 チャイナタウンというカーニヴァル空間 四 帝国の中心イースト・エンド |
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終章 イースト・エンドへの止むことなき関心 |
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一 スラム小説に見る両義性 二 現代のイースト・エンドが帯びる潜勢力 |