タイトルコード |
1000101200516 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
西田哲学の仏教と科学 |
書名ヨミ |
ニシダ テツガク ノ ブッキョウ ト カガク |
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場所的論理の立場から、科学を考へ直す |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
坂本 慎一/著
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著者名ヨミ |
サカモト シンイチ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
春秋社
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出版年月 |
2024.11 |
本体価格 |
¥3200 |
ISBN |
978-4-393-31145-5 |
ISBN |
4-393-31145-5 |
数量 |
7,327,5p |
大きさ |
20cm |
分類記号 |
121.63
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個人件名 |
西田 幾多郎 |
内容紹介 |
曼荼羅の影響を受けて生まれた場所の論理、和算から導かれる問題を立てて解いていくスタイル…。京都学派が触れてこなかった、近代真言教学や和算、科学の影響を解明した、今後の西田哲学研究を大きくかえる論考を収録。 |
著者紹介 |
福岡県生まれ。大阪市立大学大学院経済学研究科後期博士課程修了。博士(経済学)。著書に「ラジオの戦争責任」「戦前のラジオ放送と松下幸之助」など。 |
目次タイトル |
序章 |
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本書が目指すところ 西田研究に必要な基本的素養 本書の概要 先行研究について 本書の基本的姿勢 |
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第一部 真言宗智山派と西田哲学 |
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第一章 なぜ西田研究にとって真言宗智山派が重要なのか |
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初めに 一、西田研究のある種の難しさ 二、「悪戦苦闘のドッキュメント」とは 三、「新義真言宗智山派私立大学智山勧学院」 終わりに |
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第二章 那須政隆の真言教学との比較 |
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初めに 一、那須政隆とその思想の概要 二、那須における西田の影響 三、栂尾祥雲との三者比較 四、近代に於いて一時的に存在した思想 五、西田が近代真言宗から学んだ可能性 終わりに |
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第三章 「場所」の論理と高神覚昇 |
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初めに 一、野崎廣義と高神覚昇の略歴 二、共通して三者が追った問題 三、「仏に於て自己を見出す」と「場所」 四、胎蔵曼荼羅と「場所」 五、他の類似する思想 終わりに |
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第四章 「永遠の今」と「悲哀」 |
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初めに 一、「永遠の今」をめぐる西田と高神 二、哲学の動機は人生の悲哀 終わりに |
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第五章 京都学派と智山学派 |
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初めに 一、京都学派による西田像の問題 二、智山学派とは何か 終わりに |
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第五章補遺 野崎廣義論 |
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初めに 一、野崎廣義の略歴 二、絶筆「懺悔としての哲学」 三、西田と共に考えた「A is A」 四、野崎の慧眼 五、西田の「養殖」 六、神秘主義への関心と高神 七、野崎が死の直前に悟ったもの 終わりに |
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第二部 「科学を考へ直す」 |
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第六章 数学密教から何が問えるか |
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初めに 一、西田の数学論の概要 二、矛盾的自己同一体と密教 三、「数学の哲学的基礎附け」の狙い 四、日本思想史上における西田の数学論 終わりに |
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第七章 物理学西田哲学から湯川理論を導出する |
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初めに 一、湯川の思考の特徴 二、中間子と媒介者M 三、素領域と最小の「場所」 終わりに |
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第八章 経済学働く人の哲学 |
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初めに 一、予備的考察 二、働くことの意味 終わりに |
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第八章補遺 経済科学への批判 |
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初めに 一、西田哲学と経済の親和性 二、従来の哲学に対して 三、経済学の科学性 終わりに |
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終章 |
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本書の到達点と課題 西田哲学と日本的なるもの 現代に於ける西田哲学 |