タイトルコード |
1000101064418 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
学校運営と父母参加 |
書名ヨミ |
ガッコウ ウンエイ ト フボ サンカ |
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対抗する《公共性》と学説の展開 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
葛西 耕介/著
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著者名ヨミ |
カサイ コウスケ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
東京大学出版会
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出版年月 |
2023.2 |
本体価格 |
¥11000 |
ISBN |
978-4-13-056238-6 |
ISBN |
4-13-056238-6 |
数量 |
8,568,61p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
374.6
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件名 |
家庭と学校
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注記 |
文献:巻末p7〜61 |
内容紹介 |
公教育への親の参加の思想や学説は、日本ではどのように展開してきたのか。その日本的固有性はどこにあるのか。学校運営への父母参加をめぐる思想的系譜・法的論争を、5つの<公共性>の対抗を軸に論考する。 |
著者紹介 |
東京大学大学院教育学研究科博士課程修了。博士(教育学)。専攻は教育法学、教育行政学、学校経営学。愛知県立大学教育福祉学部准教授。 |
目次タイトル |
第1章 本書の解明主題と理論的枠組み |
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第1節 公教育法制に関する研究諸領域における「親」 第2節 教育法制における「親」 第3節 本書の解明主題 第4節 研究の方法と本書の視角 |
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第2章 日本における「教育権」概念の展開 |
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はじめに-「親の教育権」の“周縁化” 第1節 一九四五年から一九五〇年代半ばの展開-主権としての「教育権」 第2節 一九五〇年代半ばから一九八〇年代半ばの展開-国民の「教育権」とその諸相 第3節 一九八〇年代半ば以降の展開-親の「教育権」の隆盛と分岐 おわりに |
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第3章 学校運営への父母参加を導く原理 |
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はじめに 第1節 憲法学における「親の教育権」論 第2節 戦前の民法学における「親の教育権」論 第3節 戦後の民法学における「親の教育権」論 第4節 民法学における「親の教育権」の不在の思想的背景 第5節 私法・公法関係の理解と五つの《公共性》論 第6節 「親権」と「親の教育権」との統一としての教育法学 おわりに |
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第4章 一九五〇年代から一九八〇年代の学校運営への父母参加論 |
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はじめに-問題の設定 第1節 五人の学説が登場するに至る社会的・理論的状況 第2節 《国家的公共性》に対抗する諸学説 第3節 制度論への昇華 おわりに |
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第5章 《公共性》論の動態と一九八〇年代半ば以降の諸政策および諸学説 |
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はじめに-問題の設定 第1節 体制側とマルクス主義の《公共性》論の変容 第2節 新自由主義の登場と各《公共性》間の対抗の変容 第3節 一九八〇年代に見られる各《公共性論》と憲法・教育行政学説 おわりに |
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第6章 一九八〇年代以降の父母参加制度論 |
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はじめに 第1節 父母の学校運営への参加と学校自治論 第2節 慣習法的制度論-学校自治内部でのPTA活用論 第3節 実定法的制度論その1-内外区分論肯定説 第4節 実定法的制度論その2-内外区分論否定説 第5節 日本教職員組合の父母参加制度論 第6節 実定法的制度の成立-学校運営協議会制度とそれを支える思想 おわりに |
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第7章 《公共性》をめぐる思想対抗の日本的固有性 |
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はじめに-二つの契機 第1節 日本における自由主義思想の所在 第2節 日本における《国民的公共性》の探求 第3節 公教育分野における左派の《国民的公共性》=福祉国家論 おわりに-《市民的公共性》の追求へ |