タイトルコード |
1000101142233 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
琉球国王の肖像画「御後絵」とその展開 |
書名ヨミ |
リュウキュウ コクオウ ノ ショウゾウガ オゴエ ト ソノ テンカイ |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
平川 信幸/著
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著者名ヨミ |
ヒラカワ ノブユキ |
出版地 |
京都 |
出版者 |
思文閣出版
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出版年月 |
2024.2 |
本体価格 |
¥12000 |
ISBN |
978-4-7842-2076-2 |
ISBN |
4-7842-2076-2 |
数量 |
7,239,10p 図版28p |
大きさ |
27cm |
分類記号 |
721.025
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件名 |
肖像画-歴史
琉球
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注記 |
文献:p229〜236 |
内容紹介 |
琉球国王の肖像画である御後絵と東アジア諸国の帝王像を比較し、その図像の意味を考察。琉球王国時代のイメージの世界を読み解くとともに、琉球の肖像画が儒教的な祖先祭祀と連動しながら展開していった経緯を明らかにする。 |
著者紹介 |
沖縄県沖縄市出身。沖縄県立芸術大学博士課程後期修了。博士(芸術学)。専門は琉球・沖縄絵画史。沖縄県立博物館・美術館主任学芸員。 |
目次タイトル |
序章 |
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第一節 研究の動向 第二節 本書の課題 第三節 本書の構成 |
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第一章 御後絵の歴史と戦前の保管をめぐる経緯について |
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第一節 第二尚氏時代の御後絵について 第二節 鎌倉芳太郎の調査 第三節 真境名安興、比嘉朝健の調査 第四節 真栄平房敬による証言 小結 図版 |
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第二章 北東アジアにおける御後絵の図像的特徴 |
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第一節 御後絵に描かれた多様な図像の考察 第二節 日本の天皇の肖像画 第三節 朝鮮王朝の国王の肖像画(御真) 第四節 中国の皇帝の肖像画コレクション(南薫殿図像) 小結 |
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第三章 御後絵の国王衣裳の考察 |
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第一節 明代の国王の御後絵の衣裳 第二節 清代御後絵の国王衣裳 第三節 御後絵の国王衣裳が意味するもの 小結 図版 |
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第四章 御後絵の家臣団について |
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第一節 御後絵の家臣団の図様の特徴 第二節 国王の儀仗について 第三節 尚純公御後絵の家臣団との比較 小結 図版 |
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第五章 御後絵に描かれた家具および道具類について |
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第一節 御後絵の家具および道具類の図像 第二節 衝立について 第三節 玉座との比較-香炉の出現と儀礼の変化について 小結 図版 |
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第六章 『程順則画像』について |
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第一節 『程順則画像』とは 第二節 先行研究と本研究の問題設定 第三節 中国の祖先像の起源と明末清初の状況 第四節 家譜による家臣団の把握と祖先祭祀による琉球の肖像画への影響 第五節 近世琉球期の中国絵画の導入と殷元良の経歴 第六節 『程順則画像』の描写の考察 小結 図版 |
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第七章 『喜久村絜聡(片目地頭代)画像』について |
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第一節 像主の経歴 第二節 画賛の成立と家譜の編纂について 第三節 画像に見る像主の表現 第四節 琉球の衣冠制度と絵画表現 小結 図版 |
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第八章 首里士族の肖像画の成立と展開 |
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第一節 御後絵様式の肖像画の広がり 第二節 首里士族肖像画の様式の確立 第三節 メッセージを発する肖像画 小結 図版 |
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終章 |
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第一節 御後絵の図像における国王イメージの表出と変化 第二節 士族層における儒教的な祖先祭祀の受容と肖像画の成立 第三節 琉球の肖像画の展開と要因 |