タイトルコード |
1000100470432 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
アメリカ大統領は分極化した議会で何ができるか |
書名ヨミ |
アメリカ ダイトウリョウ ワ ブンキョクカ シタ ギカイ デ ナニ ガ デキルカ |
叢書名 |
MINERVA人文・社会科学叢書
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叢書番号 |
212 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
松本 俊太/著
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著者名ヨミ |
マツモト シュンタ |
出版地 |
京都 |
出版者 |
ミネルヴァ書房
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出版年月 |
2017.1 |
本体価格 |
¥6000 |
ISBN |
978-4-623-07827-1 |
ISBN |
4-623-07827-1 |
数量 |
9,347p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
312.53
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件名 |
アメリカ合衆国-政治・行政
大統領
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注記 |
文献:p299〜332 |
内容紹介 |
立法を通じて国をまとめる「現代大統領制」が限界に達している。分極化が進むアメリカで求められる大統領のあり方とは何か。過去60年にわたる大統領の立法活動の計量分析と6本の事例研究から考察する。 |
著者紹介 |
1976年大阪府生まれ。フロリダ州立大学政治学部博士課程修了(Ph.D.)。名城大学法学部准教授。 |
目次タイトル |
序章 アメリカ議会の分極化と「現代大統領制」の限界 |
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1 問題の所在:「行政の長」から「政党の顔」へ 2 研究の方法:現代アメリカ政治へのアプローチ 3 本書の主張と構成 |
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第Ⅰ部 分極化と大統領に関する理論 |
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第1章 二大政党の分極化とは何か |
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1 アメリカ政党制の歴史と分極化 2 議会の分極化を論じた先行研究 3 小括 |
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第2章 分極化と大統領の立法活動 |
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1 大統領の立法活動の「成功」に関する先行研究 2 議会中心アプローチ批判 3 大統領の立場表明による議員の党派的行動 4 分極化の進行と大統領の立法活動の成功 5 小括 |
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第Ⅱ部 ミクロ・レヴェルの実証分析 |
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第3章 大統領の立場表明と点呼投票の党派性 |
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1 点呼投票の分析に関する理論的検討 2 データ分析 3 小括 |
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第4章 大統領アジェンダの成否の計量分析 |
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1 大統領の立法活動の手段に関する理論的検討 2 データ分析1:大統領アジェンダが議会で審議される要因 3 データ分析2:大統領アジェンダの成立の決定要因 4 小括 |
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第5章 大統領の政策アイデアと沈黙とレトリック |
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1 クリントン政権登場の背景 2 中道的なレトリックによる失敗:医療制度改革 3 沈黙と議員個人への説得による成功:NAFTA 4 曖昧な立場表明と保守的なレトリックによる成功:福祉改革 5 小括 |
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第6章 分極化の程度と大統領の立法活動 |
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1 分極化初期の大統領:カーター政権のエネルギー改革 2 大統領の立法活動による分極化の定着:レーガン政権の81年税制改革 3 さらに分極化が進行した時代の大統領:オバマ政権の医療制度改革 4 小括 |
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第Ⅲ部 マクロ・レヴェルの含意と結論 |
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第7章 分極化と大統領のマクロ歴史的説明 |
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1 分極化のマクロ歴史的帰結:責任政党政府論を中心に 2 大統領の側からみたアメリカ政党政治の歴史 3 大統領に起因する分極化 |
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第8章 「現代大統領制」を越えて |
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1 本書の要約 2 今後の研究課題 3 本書の知見がもつ含意 |
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附論 |
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A アメリカ連邦議会研究における3つの政党理論(第1章) B 有権者レヴェルの分極化をめぐる論争(第1章) C 議員のイデオロギーとその測定に関する補足(第3章) D 点呼投票の計量分析と政策類型に関する補足(第3章) E 事例研究の方法論と本書の立場(第5章・第6章) |