タイトルコード |
1000101146880 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
中国の新聞管理制度 |
書名ヨミ |
チュウゴク ノ シンブン カンリ セイド |
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商業紙はいかに共産党の権力を受け入れたのか |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
工藤 文/著
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著者名ヨミ |
クドウ アヤ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
勁草書房
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出版年月 |
2024.3 |
本体価格 |
¥5000 |
ISBN |
978-4-326-30343-4 |
ISBN |
4-326-30343-4 |
数量 |
10,209p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
070.222
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件名 |
新聞
中国-政治・行政
中国共産党
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注記 |
文献:p193〜203 |
内容紹介 |
市場経済が進んだ中国で、なぜ商業紙は政府や共産党を支持し続けるのか。党の新聞統制メカニズムを、新聞の管理者と出資者を定める制度に着目することで、検閲だけでは説明できない、複雑なカラクリを解き明かす。 |
著者紹介 |
早稲田大学大学院政治学研究科博士後期課程修了。金沢大学人間社会研究域法学系講師。博士(政治学)。 |
目次タイトル |
序章 「党がメディアを管理する原則」の虚実 |
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1 本書の目的と問題意識 2 先行研究が論じてきたこと 3 本書のアプローチと独自性 4 分析対象と手法 5 本書の位置づけと意義 6 本書の構成 |
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第1章 中国のマス・コミュニケーションを研究する視点 |
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1 非民主主義国家を対象にした研究 2 コミュニケーションの批判的政治経済学 3 本書の分析枠組み |
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第2章 商業化が党の新聞管理に与えた変化 |
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1 民間資本の排除と党の管理への一元化 2 行政管理の復活とメディア・グループ化 3 17号文献の制定による資本政策の転換 4 新聞の所有者は誰か |
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第3章 主管・主【ベン】単位制度の形成過程と構造 |
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1 管理主体の明確化(1950年代) 2 制度の法規化(1980年代から2000年まで) 3 制度の維持と非公有資本の包摂(2001年から) 4 70年間にわたる制度の発展 |
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第4章 『新民晩報』にみる党と新聞のパトロン・クライアント関係 |
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1 上海『新民報』に対する国有資本の投入と党への従属 2 『新民晩報』の自立とその制限 3 上海報業集団におけるパトロン・クライアント関係 4 党と新聞の関係を決定づける主管・主【ベン】単位制度 |
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第5章 『新京報』にみる主管・主【ベン】単位の影響 |
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1 自己検閲とは何か 2 フレーミング論と操作仮説の導出 3 『新京報』『南方都市報』の汚職報道に対する量的テキスト分析 4 報道フレームの変化に対する重回帰分析 5 『新京報』は何を報じなかったか |
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第6章 『新民晩報』自立化の検証 |
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1 新聞のクレジットを用いた内容分析 2 1946年から2016年までのクレジットの変化 3 二元的な報道体制 |
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終章 党の支配を正統化する商業紙 |
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1 分析結果のまとめ 2 党の支配を正統化するメカニズム 3 本書の限界と今後の研究課題 |