タイトルコード |
1000101028672 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
刑事再審制度の意味とその改革 |
書名ヨミ |
ケイジ サイシン セイド ノ イミ ト ソノ カイカク |
叢書名 |
立命館大学法学叢書
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叢書番号 |
第24号 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
松宮 孝明/著
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著者名ヨミ |
マツミヤ タカアキ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
成文堂
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出版年月 |
2022.11 |
本体価格 |
¥5000 |
ISBN |
978-4-7923-5381-0 |
ISBN |
4-7923-5381-0 |
数量 |
13,223p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
327.65
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件名 |
再審
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内容紹介 |
「旧証拠のかさ上げ」や「認定事実の入替え」は、事実認定を行わない再審請求審の性格に反し請求人の憲法上の権利を害し、裁判の確定制度そのものを破壊してしまう。再審制度の意味を問い、具体的な法改正を提案する。 |
目次タイトル |
第1章 再審請求審の制度的位置と構造 |
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1 再審制度をめぐる争点 2 上訴との関係 3 再審請求審の法的性格 4 再審請求審での判断方法 5 原判決の効力 6 開始決定の拘束力 |
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第2章 ノヴァ型再審における請求審の構造について |
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1 問題の所在 2 西ドイツ再審法の理論 3 我が国への継受 4 再審請求審の構造 |
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第3章 再審請求審と「事実の認定」 |
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1 問題の所在 2 請求審での事実認定 3 証拠の標目にない不利益証拠および反証活動 4 残余の証拠での心証形成 5 むすびにかえて |
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第4章 控訴審破棄判決の拘束力について |
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1 問題の所在 2 事実問題と法律問題 3 事実認定のルール 4 事実認定と解明度 5 控訴審の任務と控訴審破棄判決の拘束力 |
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第5章 再審請求審における総合評価 |
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1 はじめに 2 問題の所在 3 科刑上一罪の一部についての再審 4 犯行態様に関する事実誤認 5 原判決の基礎となっていない不利益証拠 6 「総合評価」の意味 |
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第6章 再審請求審における訴因変更の可否 |
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1 問題の所在 2 これまでの判例 3 故意犯と過失犯との特殊な関係 4 再審請求段階で訴因変更を許すことの理論的不都合 |
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第7章 再審請求審における共犯形態「変更」の問題点 |
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1 問題の所在 2 再審請求審は何をするところか? 3 再審請求審において「公訴事実の同一性」の範囲内での別事実が認定できることを理由に請求を棄却してよいか? 4 本決定の「認定」する請求人の「犯人性」 5 本件において再審請求棄却は許されるか? |
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第8章 再審請求審および再審公判と「訴因変更」 |
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1 問題の所在 2 再審請求審における「事実上の訴因変更」? 3 再審公判における「訴因変更」 4 「訴因の同一性」の範囲 5 結論 |
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第9章 再審請求審における証拠調べ |
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1 問題の所在 2 過去の再審請求棄却決定と既判力 3 再審請求審における証拠調べ 4 「総合評価」と「再評価」 |
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第10章 原判決確定後の免訴事由発生と再審判決 |
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1 事実の概要 2 判旨 3 研究 |
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第11章 刑訴法435条6号にいう「より軽い罪」の意味 |
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1 問題の所在 2 「石巻事件」における死刑判断の理由としての「強盗殺人類似性」 3 「強盗殺人」と「殺人」の関係 4 「強盗殺人類似の殺人」と「殺人」の関係 5 構成要件の統廃合と「より軽い罪」 |
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第12章 ノヴァ型再審における総合評価 |
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1 問題の所在 2 前提命題 3 本決定の判断方法 4 総合評価の意味 |
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第13章 「大崎事件」不屈と再生の物語 |
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1 本書の概要 2 本書の学術的意義 3 「再審格差」克服のために |
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第14章 再審法改正の焦点 |
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1 問題の所在 2 再審開始決定に対する即時抗告の禁止 3 再審請求審での証拠開示 4 再審請求準備段階での記録閲覧 5 むすびにかえて |