タイトルコード |
1000100381664 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
雲南ムスリム・ディアスポラの民族誌 |
書名ヨミ |
ウンナン ムスリム ディアスポラ ノ ミンゾクシ |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
木村 自/著
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著者名ヨミ |
キムラ ミズカ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
風響社
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出版年月 |
2016.2 |
本体価格 |
¥4000 |
ISBN |
978-4-89489-222-4 |
ISBN |
4-89489-222-4 |
数量 |
276p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
334.4238
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件名 |
中国人(ミャンマー在留)
回族
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注記 |
文献:p251〜266 |
内容紹介 |
19世紀末の雲南ムスリムたちのミャンマー移住を出発点として、その後のタイ・台湾への再移住の足跡を歴史的に追いながら、離散して生きる人々のディアスポラ性を問い直す。 |
著者紹介 |
1973年兵庫県生まれ。大阪大学大学院人間科学研究科博士後期課程修了。博士(人間科学)。大学共同利用機関法人人間文化研究機構特任助教。 |
目次タイトル |
序文 |
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一 雲南ムスリム・ディアスポラとは誰か 二 本書ができるまで 三 本書の構成 四 調査と初出一覧 |
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第一章 問いの射程 |
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はじめに 一 移民研究から越境移民研究へ-トランスナショナルな社会空間の分析をめぐる系譜 二 ディアスポラ論 三 雲南華人研究をディアスポラ論の文脈に定置する 四 本書の理論的射程 |
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第二章 離散と定住 |
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はじめに 一 雲南ムスリムの上ミャンマー移住史 二 「高地ビルマの政治体系」と雲南ムスリム移民 三 班弄とイギリス植民地政府のすれ違った蜜月関係 小結 |
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第三章 ミャンマーに生きる雲南ムスリム |
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はじめに 一 独立後ミャンマーの社会・政治空間と華僑華人 二 パンロン人と公定少数民族申請 三 パンロン人をめぐる移住と離散の語り 四 墓碑に刻まれる「班弄」 小結 |
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第四章 越境する雲南ムスリム |
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はじめに 一 李大媽のおいたちとミャンマーへの移住-交易と戦争 二 李大媽とミャンマー国籍 三 李大媽の生活-ミャンマーの経済・政治・治安 四 ミャンマーからタイへ 五 台湾への移住 六 分析-国家による「掌握」と「掌握されるもの」による「ずらし」 |
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第五章 台湾社会と中国ムスリム |
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はじめに 一 問題構成としてのイスラームと移民 二 台湾回民の現状 三 台湾回民前史 四 遷台後の台湾回民 小結-台湾ムスリムの生存戦略と台湾社会の変容 |
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第六章 雲南ムスリムの越境コミュニティ |
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はじめに 一 トランスナショナルなコミュニティ 二 台湾における回民(中国ムスリム)の現況と雲南華僑ムスリム移民 三 華僑ムスリム移民と創造されるローカリティ 四 トランスナショナル・コミュニティにおける両義性と共同性 おわりに |
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第七章 越境する雲南ムスリムと宗教実践の変容 |
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はじめに 一 問題構成としてのイスラームとディアスポラ 二 宗務者のミャンマーからの招聘と雲南ムスリムのトランスナショナル・ネットワーク 三 台湾ムスリム社会における宗務者像-留学経験と遵経革俗 四 祝祭にみるトランスナショナルな社会空間とイスラーム復興 おわりに-トランスナショナルな社会空間におけるイスラームと「習俗」 |
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終章 ディアスポラ論の刷新のために |
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一 ディアスポラ論におけるアポリア再考 二 「虫瞰図」的視点とイディオムとしてのディアスポラ 三 離散の記憶と集合の経験の繫ぎ合わせとしての雲南ムスリム・ディアスポラ 四 本書が取りこぼしたもの |