タイトルコード |
1000101096902 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
法益論の研究 |
書名ヨミ |
ホウエキロン ノ ケンキュウ |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
甲斐 克則/著
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著者名ヨミ |
カイ カツノリ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
成文堂
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出版年月 |
2023.8 |
本体価格 |
¥6000 |
ISBN |
978-4-7923-5400-8 |
ISBN |
4-7923-5400-8 |
数量 |
16,278p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
326.01
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件名 |
刑法
法益
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内容紹介 |
法益論の研究に関する著者の約40年間に亘る論文をまとめる。「法益論の基本的視座」「刑事立法と法益概念の機能」「日本刑法学における違法論の潮流と法益論」「漁業権の保護と刑法」などを収録。 |
目次タイトル |
第1章 法益論の基本的視座 |
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一 序-法益論の現代的意義- 二 法益論の史的素描 三 法益論の基本的視座 四 結語 |
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第2章 法益論と社会的有害性(社会侵害性)論をめぐるK・アメルンク教授との対話 |
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一 はじめに 二 アメルンク教授への質問とその解答 三 アメルンク教授の解答の検討 四 残された問題点 |
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第3章 法益論の一側面-人工心肺器遮断の許容性をめぐって- |
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一 序 二 当罰的法益侵害欠缺説とその検討 三 法益蔑視不存在説とその検討 四 法益性減少説とその検討 五 結語 |
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第4章 刑事立法と法益概念の機能 |
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一 序 二 刑事立法と法益論の位相-法益論モデルの抽出 三 近年の日本における刑事立法と法益論 四 結語-法益論の再生へ向けて- |
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第5章 日本刑法学における違法論の潮流と法益論-その(1)・主観的違法論および初期の規範違反説を中心に- |
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一 序 二 主観的違法論と法益論 三 初期の規範違反説と法益論 四 結語 |
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第6章 日本刑法学における違法論の潮流と法益論-その(2)・第二次世界大戦前後から1970年代までの客観的違法論と法益論- |
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一 序 二 第二次世界大戦前後から1970年代までの法益侵害説と法益論 三 第二次世界大戦前後から1970年代までの行為無価値論と法益論 四 結語 |
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第7章 日本刑法学における違法論の潮流と法益論-その(3)・1980年代から2010年代までの法益論の推移と法益論の課題- |
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一 序 二 1980年代から1990年代の法益論 三 21世紀になってからの20年間の法益論の動向 四 結語-法益論の展望 |
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第8章 被害者の承諾 |
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一 序-被害者の承諾の歴史的意義と現代的意義- 二 被害者の承諾の正当化根拠と有効要件 三 被害者の承諾と医療におけるインフォームド・コンセント 四 被害者の承諾とリスクの引受け 五 結語 |
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第9章 刑事法と人権 |
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一 序 二 刑事実体法と人権-特に「被害者の人権」保護と刑事立法- 三 刑事手続と人権-被疑者・被告人の人権と被害者の人権- 四 行刑と受刑者の人権 五 結語 |
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第10章 海洋環境の保護と刑法-三菱石油水島製油所重油流出事故判決を契機として- |
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一 序 二 海洋汚染の実態 三 関連主要判例の分析 四 海洋環境の保護に関する現行刑事法体制の意義と限界 五 結語-海洋環境の保護と刑法 |
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第11章 漁業権の保護と刑法 |
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一 序 二 漁業権の本質 三 漁業権侵害罪の構造 四 漁業権侵害罪と他罪との関係 五 漁業権と権利衝突 六 結語 |