タイトルコード |
1000100593475 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
エ・クウォス |
書名ヨミ |
エ クウォス |
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南スーダン・ヌエル社会における予言と受難の民族誌 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
橋本 栄莉/著
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著者名ヨミ |
ハシモト エリ |
出版地 |
福岡 |
出版者 |
九州大学出版会
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出版年月 |
2018.3 |
本体価格 |
¥5200 |
ISBN |
978-4-7985-0222-9 |
ISBN |
4-7985-0222-9 |
数量 |
5,377,57p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
382.429
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件名 |
ヌエル族
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注記 |
文献:巻末p7〜26 |
内容紹介 |
紛争と苦難にあえぐ南スーダンに暮らすヌエル族は、19世紀より伝わる予言者の歌をさまざまに解釈しながら、戦火の中を生きてきた。ヌエル社会の予言をめぐる信念について検討し、かの地の人々の真実の姿を示す。 |
著者紹介 |
1985年新潟県生まれ。一橋大学大学院社会学研究科博士課程修了。博士(社会学)。高千穂大学人間科学部助教。専攻は文化人類学。若手難民研究者奨励賞、日本文化人類学会奨励賞受賞。 |
目次タイトル |
序章 動乱の時代と予言 |
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第1節 予言を語る人びと 第2節 社会変動と予言的な力 第3節 生と他者を想像する方法 第4節 調査の概括 第5節 本書の構成 |
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第Ⅰ部 「予言者」の歴史的生成過程 |
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第1章 予言者/魔術師の成立 |
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第1節 植民地支配とアフリカの宗教的指導者 第2節 反乱者マフディーの影響 第3節 植民地行政官の想定と現実 第4節 亡霊との対峙 第5節 ヌエルの人びとの解釈 第6節 想像力の範型 |
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第2章 内戦・平和構築と予言者 |
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第1節 複数の想像力と予言者 第2節 第一次・第二次スーダン内戦とヌエル社会 第3節 内戦・平和構築期における予言者の影響力 第4節 予言者をめぐる複数の想像力のずれ 第5節 外来のカルトから内在的伝統へ |
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第Ⅱ部 経験の配位 |
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第3章 多産と時間 |
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第1節 「タウンに暮らすヌエルはいない」 第2節 他者に出会うことは祖先を辿ること 第3節 循環する媒体と人間の生 第4節 「食べ物」の交換と他者との関係構築 第5節 「血」の脆弱性の克服と自己の不滅性 |
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第4章 不妊と予言 |
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第1節 真実を語る狂人 第2節 予言の歌と複製技術 第3節 ングンデン教会の歴史と実践 第4節 祖先の過ちを現在に見いだす 第5節 奇跡の経験と主体の発見 第6節 内なる他者の可視化 |
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第Ⅲ部 クウォスの顕現 |
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第5章 「予言の成就」としての国家の誕生 |
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第1節 予兆 第2節 国家独立の予言 第3節 「成就」の物語とプロット |
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第6章 「エ・クウォス」の経験をめぐる真と偽 |
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第1節 独立後の脅威と新たな「予言者」の登場 第2節 独立後南スーダンの武力衝突と紛争主体 第3節 「自称予言者」 第4節 再び見いだされた敵 第5節 交叉するまなざし 第6節 人間のことばを話す者は誰か 第7節 「エ・クウォス」と開かれた問い |
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第7章 存在の別様式への気づき |
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第1節 闖入者の想像力 第2節 予言者の娘 第3節 戦争と神話 |
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終章 隠された経験の領域 |
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第1節 これまでの議論のまとめ 第2節 クウォスの存在論 第3節 経験をもたらすエージェント |