タイトルコード |
1000100597255 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
訴訟と専門知 |
書名ヨミ |
ソショウ ト センモンチ |
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科学技術時代における裁判の役割とその変容 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
渡辺 千原/著
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著者名ヨミ |
ワタナベ チハラ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
日本評論社
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出版年月 |
2018.2 |
本体価格 |
¥5800 |
ISBN |
978-4-535-52281-7 |
ISBN |
4-535-52281-7 |
数量 |
8,383p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
327.2
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件名 |
民事裁判
科学技術
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注記 |
文献:p360〜378 |
内容紹介 |
裁判という制度を前提に、その専門化、科学技術の問題の扱い方について論じる。アメリカ合衆国における科学訴訟の展開、医事訴訟における専門家と専門知の活用、専門訴訟への対応の方向性などを収録。 |
目次タイトル |
序章 科学技術時代の裁判と専門知 |
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Ⅰ 科学技術の進展と裁判 Ⅱ 専門訴訟と専門知・専門家 Ⅲ 科学技術時代の裁判と法律家の役割 |
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第1部 法廷に立つ科学:日米の経験 |
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第1章 合衆国における科学訴訟の展開 |
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Ⅰ 1960年代の科学裁判所構想とその挫折 Ⅱ 不法行為危機時代:マス・トート訴訟とジャンク・サイエンス Ⅲ ドーバート訴訟の問題提起 Ⅳ ドーバート以降の展開 Ⅴ 科学裁判所構想の示唆 |
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第2章 事実認定における「科学」:合衆国ベンデクティン訴訟からの考察 |
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Ⅰ ベンデクティン訴訟の流れ Ⅱ 科学的証拠をめぐる手続過程 Ⅲ 事実認定における科学 |
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第3章 裁判と科学の距離:日本における現代型訴訟の展開 |
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Ⅰ 日本では科学は法廷に立っていないのか Ⅱ 現代型訴訟の問題提起とその推移 Ⅲ 現代型訴訟と科学 Ⅳ 医療過誤訴訟への注目と専門訴訟パラダイム Ⅴ フォーラムとしての裁判 |
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第4章 科学的不確実性と裁判:フォーラムとしての裁判の可能性 |
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Ⅰ リスクをめぐる裁判を問題にすること Ⅱ 科学観の転換と意思決定モデル:STSの問題提起 Ⅲ 裁判は科学にどう向き合ってきたか Ⅳ 科学的不確実性をめぐる裁判過程のあり方 |
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第2部 訴訟における専門知 |
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第5章 専門訴訟パラダイムの問題提起 |
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Ⅰ 平成の司法改革と「専門訴訟」という課題 Ⅱ 専門訴訟への対応:医療過誤訴訟の動向から |
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第6章 医事訴訟における専門家と専門知 |
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Ⅰ 専門家のプラクティスと専門知 Ⅱ 判決における鑑定評価の分析 Ⅲ 因果関係評価の構造と規範性 Ⅳ 医学的知識の標準化と規範形成 |
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第7章 非専門訴訟における専門的知見の利用と評価 |
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Ⅰ 問題の所在 Ⅱ セクシュアル・ハラスメント訴訟の展開と専門的知見 Ⅲ セクシュアル・ハラスメント訴訟における専門的知見と事実認定 Ⅳ 事実認定の専門性と物語性 |
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第8章 専門訴訟における専門知の導入と手続保障 |
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Ⅰ 問題の所在 Ⅱ 裁判の形式と手続保障 Ⅲ 専門訴訟への対応と手続保障 Ⅲ 複数専門家の同時関与方式の意義と射程 |
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第3部 科学技術時代における裁判と法律家 |
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第9章 ポスト司法改革期におけるプロフェッション概念の可能性 |
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Ⅰ はじめに Ⅱ ポスト司法改革期の民事司法と弁護士 Ⅲ プロフェッションとしての弁護士 Ⅳ プロフェッション性再構築の視角 Ⅴ 裁判手続と法専門家の専門性 |
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第10章 裁判の専門化と裁判官 |
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Ⅰ はじめに Ⅱ 裁判官論の論点と裁判官像 Ⅲ 民事裁判の専門化:専門部・集中部から、知財高裁まで Ⅳ 合衆国における議論:ジェネラリストとしての裁判官とその変容 Ⅴ 専門化と裁判・裁判官 |