タイトルコード |
1000101127290 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
チャールズ・テイラー思想の淵源 |
書名ヨミ |
チャールズ テイラー シソウ ノ エンゲン |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
濱井 潤也/著
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著者名ヨミ |
ハマイ ジュンヤ |
出版地 |
横浜 |
出版者 |
春風社
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出版年月 |
2023.12 |
本体価格 |
¥3500 |
ISBN |
978-4-86110-919-5 |
ISBN |
4-86110-919-5 |
数量 |
289,10p |
大きさ |
20cm |
分類記号 |
139.3
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個人件名 |
Taylor Charles |
注記 |
文献:p273〜280 |
内容紹介 |
チャールズ・テイラーの思想を、「どのような問題を解決したかったのか」「どんな解決法を提案したのか」という実践の観点から再解釈し、現代日本社会の日常で直面しうる社会的な諸問題に応用可能な新たなテイラー像を示す。 |
目次タイトル |
第一章 テイラーがヘーゲルに見出した指針 |
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1.ヘーゲルの問題意識 2.ヘーゲルにとっての概念、ガイストとは 3.弁証法的移行の必然性? 4.自由な国家という矛盾を克服せよ 5.ヘーゲルの未来予測はなぜ外れたのか 6.ヘーゲルとマルクス以後の現代 |
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第二章 コミュニタリアニズムの基盤としての人格 |
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1.ヘーゲル『法の哲学』における人格の変遷 2.ヘーゲルの精神概念の解釈と表現主義 3.人格とは何か 4.人格概念から導かれるコミュニタリアニズム |
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第三章 『プシャール・テイラーリポート』から読み解くテイラーの哲学への動機 |
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1.ケベック問題 2.近代とはどのような時代か 3.近代への処方箋としてのコミュニタリアニズム 4.マルチカルチュラリズムからインターカルチュラリズムへ |
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第四章 二人のコミュニタリアンと二つのコミュニティ |
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1.マイケル・ウォルツアーのコミュニタリアニズム 2.テイラーのコミュニタリアニズムとの差異 |
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第五章 西洋思想は東洋に何を言えるのか-タイへの旅路 |
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1.アウェイ環境におけるコミュニタリアニズムという困難 2.「民主主義への道」執筆の背景 3.近代タイの民主主義をめぐる変遷Ⅰ-『民主主義への道』執筆まで 4.テイラーが見たタイ社会の構造と問題 5.『民主主義への道』をいかに舗装すべきか?それとも? 6.近代タイの民主主義をめぐる変遷Ⅱ-『民主主義への道』執筆以後 |
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第六章 多様な人々と共存するための中立とは何か |
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1.政教分離の原則から距離を置く 2.ウィリアム・ジェイムズの宗教論と世俗化への道 3.世俗化された現代における宗教の位置づけ 4.ある種の「特別扱い」によって実現される中立 |
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第七章 世俗化の「長征」から読み解く「生きる意味」の奥行 |
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1.世俗化と相対化される宗教・信仰 2.様々な対立項 3.社会的想像としての政治・経済の理解 4.ノヴァ・エフェクトと翻弄される現代の「生きる意味」 5.「人生の無意味さ」は宿命か? |
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第八章 テイラーの思想の実践的応用例 |
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1.「ケベック問題」におけるケベック州と「米軍基地問題」における沖縄県 2.沖縄における米軍基地と県民感情 3.「実際の犯罪率、事故率は低い」は慰めになるか? 4.本当に傷つけられているものは何か? |