タイトルコード |
1000100275275 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
宮本百合子における女性労働と政治 |
書名ヨミ |
ミヤモト ユリコ ニ オケル ジョセイ ロウドウ ト セイジ |
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一九三〇年代プロレタリア文学運動の一断面 |
叢書名 |
立命館大学文学部人文学研究叢書
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叢書番号 |
4 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
池田 啓悟/著
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著者名ヨミ |
イケダ ケイゴ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
風間書房
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出版年月 |
2015.4 |
本体価格 |
¥5500 |
ISBN |
978-4-7599-2083-3 |
ISBN |
4-7599-2083-3 |
数量 |
7,170p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
910.268
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個人件名 |
宮本 百合子 |
内容紹介 |
宮本百合子のプロレタリア文学作品は、プロレタリア文学運動の方針への忠実さと、自身をプロレタリア作家へと突き動かした社会の不当さへの闘いとのあいだで揺れ動いている。彼女の作品が抱え込んだ矛盾とその展開をたどる。 |
著者紹介 |
1980年広島県生まれ。立命館大学大学院文学研究科博士課程後期課程修了。博士(文学)。立命館大学文学部他非常勤講師。専攻は日本近代文学。共著に「貴司山治研究」など。 |
目次タイトル |
序章 |
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第一章 与えられたプロレタリアート |
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第一節 プロレタリア作家としての百合子 第二節 作品の舞台とナップの方針 第三節 日記の中のソ連、評論の中のソ連 第四節 対決の不在 第五節 植民地の影 第六節 プロレタリア文学運動の中で |
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第二章 <接点>の発見 |
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第一節 「女事務員」の世界 第二節 内なる亀裂 第三節 「気風」による分断 第四節 抵抗と抑圧の文化サークル 第五節 方針を越えて |
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第三章 運動の中の抑圧 |
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第一節 プロレタリア・リアリズムと題材の固定化 第二節 「主題」と「題材」 第三節 「愛情の問題」の系譜 第四節 <論争>としての『真知子』 第五節 「正しい認識」と「愛情の問題」 第六節 論争の<中絶> |
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第四章 「宮本百合子」の生成 |
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第一節 <改稿>される関係性 第二節 <指導>と<改姓> 第三節 「女給」という<労働> 第四節 ねじれる関係性 |
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第五章 統御とダイナミズム |
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第一節 「雑沓」系列の方法 第二節 社会主義リアリズムの登場とプロレタリア文学運動 第三節 「何を如何に」の二重性 第四節 イデオロジカルな語り手 |
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終章 <空虚さ>の行方 |
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第一節 「三つの庭」と<空虚さ> 第二節 <生>と<性>の充足 第三節 <家庭>という枠組み 第四節 <空虚さ>の正体 第五節 <自然>と<階級> |