タイトルコード |
1000100600247 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
我らが大地 |
書名ヨミ |
ワレラ ガ ダイチ |
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19世紀イスパノアメリカ文学におけるナショナル・アイデンティティのシンボルとしての自然描写 |
叢書名 |
静岡大学人文社会科学部研究叢書
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叢書番号 |
No.60 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
花方 寿行/著
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著者名ヨミ |
ハナガタ カズユキ |
出版地 |
京都 |
出版者 |
晃洋書房
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出版年月 |
2018.3 |
本体価格 |
¥4800 |
ISBN |
978-4-7710-2999-6 |
ISBN |
4-7710-2999-6 |
数量 |
5,291,25p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
960.29
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件名 |
ラテン アメリカ文学-歴史
自然(文学上)
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注記 |
文献:巻末p12〜25 |
内容紹介 |
1840年代におけるナショナル・アイデンティティの変化、自然の視覚的な描写の変化。2つの変化が、いかに19世紀前半のイスパノアメリカにおいてネイションと自然に関する言説を作り上げたかを論じる。 |
著者紹介 |
1969年横浜市生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士(学術)号取得。静岡大学人文社会科学部教授。共著書に「スペイン語圏への旅」など。 |
目次タイトル |
序章 イスパノアメリカ文学における「断絶の伝統」と自然 |
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第一章 一九世紀イスパノアメリカ文学におけるナショナル・アイデンティティのシンボルとしての自然描写 |
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第一節 一九世紀イスパノアメリカにおけるナショナル・アイデンティティ 第二節 ナショナル・アイデンティティのシンボルとしての自然 第三節 一九世紀文学における自然描写 第四節 一九世紀におけるナショナル・アイデンティティのシンボルとしての自然描写 |
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第二章 形成されゆくナショナル・アイデンティティと発見されゆく風土 |
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第一節 独立期の政治状況 第二節 「詩神への誘い」 第三節 「熱帯地方の農業に捧ぐ」 第四節 『亡命者』第三歌 |
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第三章 主観的な視覚的自然描写とナショナル・アイデンティのシンボルとしての自然の乖離 |
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第一節 スペクタクルとしての異国 第二節 故郷キューバの自然 第三節 例外 |
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第四章 エステバン・エチェベリーア「虜囚」におけるフロンティアとしてのパンパ |
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第一節 アルゼンチンにおけるナショナル・アイデンティティ形成の特徴 第二節 エチェベリーアとナショナル・アイデンティティ 第三節 「虜囚」第一歌「荒野」 第四節 「虜囚」後半部 |
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第五章 D・F・サルミエント『ファクンド』におけるパンパとガウチョの自己占有 |
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第一節 『ファクンド』 第二節 「国土」によって形成される「国民」 第三節 国民文学形成の意思および国土としてのパンパ(再)占有 第四節 欲望の対象たるオリエンタルな女体としてのトゥクマン描写 |
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第六章 アーカイヴ化されるナショナリズムのシンボルとしての自然描写 |
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第一節 『巡歴者の歌』成立の経緯と構成 第二節 「アメリカ」 第三節 オリエンタルな「楽園」としてのブラジル 第四節 過酷なる大地 第五節 「第一一歌」用語注におけるエキゾチシズムと汎アメリカ主義の揺らぎ |
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終章 |
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附論1 『想像の共同体』と『ペリキーリョ・サルニエント』 |
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Ⅰ アンダーソンの「小説」論再考 Ⅱ リサルディと『ペリキーリョ・サルニエント』 Ⅲ 『ペリキーリョ』の構造と時間 Ⅳ 遍歴する主人公と「社会学的風景」 Ⅴ 「閉ざされた地平」の可変性 おわりに |
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附論2 D・F・サルミエントのオリエンタリズム |
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はじめに Ⅰ 「野蛮」としての「アジア」 Ⅱ 審美対象としてのアメリカ 結びに |
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列伝 |
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一 アンドレス・ベリョ 二 ホセ・マリーア・エレディア 三 エステバン・エチェベリーア 四 ドミンゴ・ファウスティーノ・サルミエント 五 ホセ・マルモル |