タイトルコード |
1000100650996 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
フェヒナーと心理学 |
書名ヨミ |
フェヒナー ト シンリガク |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
山下 恒男/著
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著者名ヨミ |
ヤマシタ ツネオ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
現代書館
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出版年月 |
2018.9 |
本体価格 |
¥6800 |
ISBN |
978-4-7684-3565-6 |
ISBN |
4-7684-3565-6 |
数量 |
446p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
141.28
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件名 |
精神物理学
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個人件名 |
Fechner Gustav Theodor |
注記 |
G.Th.フェヒナーの著作および論文の年代順目録 ルドルフ・ミュラー作成:p426〜438 |
内容紹介 |
現代心理学誕生の鍵を握る、19世紀ドイツの学者フェヒナー。米国心理学を「予見」していたかのような彼のプラクティカルな志向を、神秘主義者と言われる彼の実証主義的な側面に光りを当て、残されたテキストから読み解く。 |
著者紹介 |
1940年横浜生まれ。茨城大学名誉教授。著書に「日本の教育心理学」「日本人の「心」と心理学の問題」「近代のまなざし」など。 |
目次タイトル |
プロローグ 謎の男フェヒナー |
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1.フェヒナーとは何者か? 2.断片的なフェヒナー像 3.わが国のフェヒナー研究の歴史と現状 4.本書の課題と目的 |
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Ⅰ.フェヒナーの生涯と仕事 |
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1.フェヒナーの生涯 2.フェヒナーの著作物 3.主要著書について 4.フェヒナーの仕事への心理学者の評価 |
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Ⅱ.精神物理学の構想(1)-物理学から |
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1.物理学的背景について 2.『精神物理学原論』にいたるまで 3.『精神物理学原論』について 4.物理学から精神物理学(=心理学)への転換-一つの推測として |
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Ⅲ.精神物理学の構想(2)-心理学へ |
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1.精神物理学の前提と基本的考え方 2.精神物理学的測度理論 3.精神物理学的な実験 4.根本概念としての閾値 5.負の感覚値について 6.内的精神物理学へ 7.波動シェマについて 8.精神物理学的運動の本質-フェヒナーの結語 9.精神物理学の評価 10.精神物理学の心理学的着地 |
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Ⅳ.美学入門の方法 |
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1.美学研究の背景と『美学入門』にいたるまで 2.『美学入門』の構成と内容 3.美学法則あるいは諸原理について 4.黄金分割と正方形に関する実験例 5.美学入門のその他の内容 6.本章のまとめ-美学入門の心理学的意義 |
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Ⅴ.「快・不快」と数理心理学の系譜 |
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1.「効用」理論の歴史の概観 2.数学的心理学とフェヒナー 3.セントペテルスブルクのパラドックス 4.ベンサムの幸福計算 5.鍵概念としての「快・不快」-フェヒナーの場合 6.エッジワースの『数学的心理学』 7.「快・不快」論の背景にあるもの 8.本章のまとめ |
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Ⅵ.フェヒナーとフロイト |
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1.夢問題をめぐって 2.快・不快の問題をめぐって 3.機知とその他の問題 4.エランベルジェ、ハイデルベルガー等による見解 5.フェヒナーとフロイトの共通点と違い 6.本章のまとめ |
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Ⅶ.フェヒナーにおける宗教・科学と世界観 |
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1.フェヒナーと宗教 2.フェヒナーの世界観(Weltanschauung) 3.フェヒナーの科学観 4.科学的であることへの疑義 5.アナロジーという方法 6.本章のまとめ |
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エピローグ それでも残る謎 |
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1.心理学との関係について 2.フェヒナーの多様性と一貫性について 3.フェヒナーの矛盾と調和 4.おわりに-「フェヒナーと心理学」のまとめ |