タイトルコード |
1000100139333 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
結晶化学 |
書名ヨミ |
ケッショウ カガク |
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基礎から最先端まで |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
大橋 裕二/著
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著者名ヨミ |
オオハシ ユウジ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
裳華房
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出版年月 |
2014.1 |
本体価格 |
¥3100 |
ISBN |
978-4-7853-3099-6 |
ISBN |
4-7853-3099-6 |
数量 |
8,197p |
大きさ |
26cm |
分類記号 |
459.96
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件名 |
結晶学
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注記 |
文献:章末,p192 |
内容紹介 |
“原子・分子の構造の解明”から“分子間相互作用の解明”へ-。近年急速に進歩を遂げ、ついに結晶中の分子の動きまで捉えうるようになった現代「結晶化学」の経緯と到達点、および今後の可能性をあますところなく伝える。 |
目次タイトル |
第1章 物質の構造 |
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1.1 物質研究と錬金術 1.2 近代化学から現代化学への発展 1.3 自然を見る眼-現代化学を支える測定法 1.4 新たな「結晶化学」の目標 文献 |
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第2章 結晶の対称性 |
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2.1 結晶格子と格子点 2.2 対称の要素-回転軸と回反軸- 2.3 対称要素の組み合わせ-点群- 2.4 7つの晶系 2.5 空間格子-単純格子と複合格子- 2.6 周期構造に基づく対称操作-らせん軸と映進面- 2.7 結晶の対称-230種の空間群- 2.8 出現頻度の高い空間群-P21/cとP212121- |
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第3章 結晶構造の解析法 |
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3.1 X線解析法 3.2 単結晶中性子解析法 3.3 粉末結晶解析法 文献 |
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第4章 イオン結合とイオン半径 |
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4.1 最密充塡構造 4.2 イオン結合の発見とイオン半径の概念の誕生 4.3 半経比の法則 4.4 イオン結晶とマーデルング定数 文献 |
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第5章 ファンデルワールス相互作用 |
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5.1 分子間の相互作用の種類 5.2 反応空間の考え方 文献 |
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第6章 電荷移動型相互作用 |
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6.1 電荷移動型相互作用の構造とエネルギー 6.2 色の変化 6.3 イオン型分子間化合物 6.4 有機超伝導体 文献 |
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第7章 水素結合 |
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7.1 水素結合の性質 7.2 水素結合のエネルギー 7.3 水素結合の種類 7.4 分光法による水素結合 7.5 結晶内の水素結合形成による反応速度の制御 文献 |
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第8章 結晶多形と相転移 |
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8.1 結晶多形の存在 8.2 多形(polymorphism)と同形(isomorphism) 8.3 結晶溶媒を含む疑似多形(pseudo‐polymorphism) 8.4 多形研究の必要性 8.5 多形による固体反応速度の変化 文献 |
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第9章 結晶構造の予測 |
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9.1 モデルによる結晶構造の推定 9.2 計算に基づく結晶構造予測 9.3 結晶構造予測テスト 文献 |
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第10章 固体中の分子の運動 |
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10.1 構造の乱れ 10.2 熱によるコンホメーションの変化 10.3 ペダル運動 文献 |
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第11章 有機固相反応 |
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11.1 有機固相反応の特徴 11.2 トポケミカル反応 11.3 固相反応の例 文献 |
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第12章 有機結晶の混合による反応 |
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12.1 乳鉢の中の反応 12.2 界面活性剤と芳香族化合物の複合体形成 文献 |
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第13章 結晶相反応 |
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13.1 光ラセミ化反応 13.2 ラセミ化速度と反応空間 13.3 異なる様式のラセミ化反応 13.4 光照射のみで旋光性を示すラセミ結晶 13.5 光照射だけで起こる立体配置の反転 13.6 反応中間体の出現 13.7 段階的異性化反応 13.8 結晶相反応と単結晶-単結晶反応の違い 文献 |
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第14章 中性子回折を利用した反応機構の解明 |
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14.1 シアノエチル基のラセミ化反応 14.2 長鎖アルキル基の反転の過程 14.3 多段階光異性化反応 文献 |
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第15章 反応中間体の構造解析 |
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15.1 さまざまな反応中間体 15.2 三重項カルベンの構造 15.3 ニトレンの反応 15.4 サリチリデンアニリンのホトクロミズム 15.5 金属錯体の励起構造 文献 |