タイトルコード |
1000100963126 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
十八世紀スイス文学とシュトゥルム・ウント・ドラング |
書名ヨミ |
ジュウハッセイキ スイス ブンガク ト シュトゥルム ウント ドラング |
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源流としての美学的共和主義 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
今村 武/著
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著者名ヨミ |
イマムラ タケシ |
出版地 |
横浜 |
出版者 |
春風社
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出版年月 |
2022.1 |
本体価格 |
¥4000 |
ISBN |
978-4-86110-775-7 |
ISBN |
4-86110-775-7 |
数量 |
279,12p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
940.26
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件名 |
スイス文学-歴史
ドイツ文学-歴史
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内容紹介 |
18世紀ドイツ文壇を疾風怒濤のごとく駆け抜けた若き詩人の作品群、すなわちシュトゥルム・ウント・ドラングの源流をスイスにたどり、「啓蒙のネットワーク」という視点から文学的・美学的な影響関係を明らかにする。 |
目次タイトル |
第一章 十八世紀チューリヒの文学的状況 |
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一 スイス派のアウトライン 二 美学的共和主義の誕生 三 文学論争とミルトン『失楽園』 四 見出されたシェイクスピア 五 スイス派の自然模倣論 六 「自然」の拡大 |
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第二章 スイス疾風怒濤の伝播と影響 |
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一 カスパール・ハインリヒ・ラヴァーター・フュスリ 二 紛糾するチューリヒ 三 教養旅行と啓蒙のネットワーク 四 一七七四年のリヴァイヴァル 五 一七八〇年代オランダの愛国運動 |
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第三章 交差する啓蒙のネットワーク |
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一 啓蒙都市チューリヒ 二 ズルツァーと啓蒙のネットワーク 三 画家フュスリと歴史学者フュスリ 四 二つの教養旅行 五 チューリヒ帰郷後 |
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第四章 クロプシュトックのチューリヒ滞在 |
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一 スイスからの招待状 二 ボードマーの失望 三 クロプシュトックの詩学 四 『チューリヒ湖』と『ボードマーに』 五 理想的詩人像 六 研究の地平 |
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第五章 スイスのヴィーラント |
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一 「スイス神話」の修辞学 二 スイスの政治的緊張 三 スイス改革派のアカデミー設立計画 四 共和主義的改革者ヴィーラント |
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第六章 ヴィーラントの叙事詩『キュロス大王』 |
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一 ヴィーラントとフリードリヒ大王崇拝 二 スイスにおける詩的発展 三 叙事詩『キュロス大王』 四 共和主義的理想の行方 |
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第七章 ルソー『新エロイーズ』とシュトゥルム・ウント・ドラング |
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一 ルソーと近代ドイツ文学 二 書簡体小説『ジュリあるいは新エロイーズ』 三 天才派と『新エロイーズ』 四 ゲーテとレンツ |
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第八章 『若きヴェルテルの悩み』と『新エロイーズ』 |
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一 最初の手紙と編者 二 『新エロイーズ』との結節点 三 スライドされた人間関係 四 ヴェルテルの最後の手紙 五 ジュリの最後を伝える手紙 |
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第九章 レンツ『家庭教師』と『新エロイーズ』 |
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一 ルソーの影響 二 文学モデルとの相違 三 親密な関係と空虚な模倣 四 『新エロイーズ』・『ヴェルテル』・『家庭教師』 |
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第十章 スイスのヴェルテル |
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一 『スイスからの手紙』成立史 二 三度のスイス旅行 三 ヴェルテルの二重のアイデンティティ 四 ヴェルテルとゲーテの美学的省察 |