タイトルコード |
1000101028968 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
ノン・ルフルマン原則と外国人の退去強制 |
書名ヨミ |
ノン ルフルマン ゲンソク ト ガイコクジン ノ タイキョ キョウセイ |
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マクリーン事件「特別の条約」の役割 |
叢書名 |
学術選書
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叢書番号 |
227 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
安藤 由香里/著
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著者名ヨミ |
アンドウ ユカリ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
信山社
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出版年月 |
2022.11 |
本体価格 |
¥9800 |
ISBN |
978-4-7972-8253-5 |
ISBN |
4-7972-8253-5 |
数量 |
11,331p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
329.94
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件名 |
出入国管理
難民
国際人権規約
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注記 |
文献:p315〜327 |
内容紹介 |
難民条約の限界を明確化し、ノン・ルフルマン(追放・送還禁止)原則の除外と例外を分析。人権条約に基づく評価基準から日本の国内裁判事例を精査し、日本の実行の問題点や課題を明らかにする。 |
著者紹介 |
愛知県名古屋市生まれ。名古屋大学国際開発研究科国際協力専攻博士前期課程修了。大阪大学国際公共政策研究科招へい准教授。 |
目次タイトル |
序章 |
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1 本書の目的と対象 2 本書の概要と構成 第1部の構成 第2部の構成 |
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第1部 ノン・ルフルマン原則と主要な問題点 |
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第1章 難民とノン・ルフルマン原則 |
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1 難民条約上のノン・ルフルマン原則で保護される者の射程 2 既に領域内に存在する者 3 国境における入国禁止 4 除外条項と「重大な」犯罪の意味 |
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第2章 国際人権条約のノン・ルフルマン原則 |
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1 国際人権条約のノン・ルフルマン原則の構造 2 拷問等禁止条約のノン・ルフルマン原則 3 ノン・ルフルマン原則の拷問等禁止条約への明示経緯 4 拷問等禁止条約のノン・ルフルマン原則の特徴 5 拷問等禁止条約の絶対性 |
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第3章 欧州人権条約のノン・ルフルマン原則 |
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1 拷問禁止委員会と欧州人権裁判所の関係性 2 欧州人権条約における拷問禁止の絶対性 3 欧州人権裁判所におけるノン・ルフルマン事例の発展 |
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第4章 自由権規約におけるノン・ルフルマン原則 |
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1 自由権規約におけるノン・ルフルマン原則の萌芽 2 自由権規約委員会の見解によるノン・ルフルマン原則の発展 3 生命に対する権利とノン・ルフルマン原則 |
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第5章 間接送還とノン・ルフルマン原則 |
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1 難民条約の間接送還の禁止 2 拷問等禁止条約の間接送還の禁止 3 欧州人権条約の間接送還の禁止 4 退去強制からの救済と仮保全措置 5 拷問禁止委員会の見解 |
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第6章 難民不認定となった者の保護 |
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1 ノン・ルフルマン原則による補完的保護 2 欧州難民保護制度 3 EU資格指令の補充的保護 |
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第2部 ノン・ルフルマン原則と日本 |
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第7章 日本における「補完的保護」 |
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1 「補完的保護」の創設 2 回復不能な損害からの保護 3 補完的保護の範囲 4 補完的保護の取扱いの明確化の必要性 5 各国の補完的保護 |
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第8章 入管法上のノン・ルフルマン原則 |
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1 入管法53条3項一号の難民条約 2 入管法53条3項二号の拷問等禁止条約 3 入管法53条3項三号の強制失踪条約 4 入管法に自由権規約の規定なし |
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第9章 ノン・ルフルマン原則の難民訴訟における取扱い |
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1 執行不停止原則との関係(行政事件訴訟法25条) 2 難民認定申請者の裁判を受ける権利と退去強制 3 仮滞在許可制度と退去強制 4 入管収容と退去強制 |
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第10章 日本における難民訴訟の課題 |
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1 UNHCRハンドブックの日本における位置付け 2 名古屋高裁におけるUNHCRハンドブックの適用 3 立証責任の程度「合理的な疑いを容れない程度の証明」 4 空港における難民認定手続と入管収容 5 口頭審理請求と口頭意見陳述実施の減少 |
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第11章 日本における非正規滞在者と子どもの最善の利益原則 |
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1 国際人権法における非正規滞在者 2 入管法改正案を念頭に非正規滞在者について 3 子どもの最善の利益原則 4 子どもの最善の利益原則と教育を受ける権利 5 日本で生活する仮放免中の学生へのインタビュー |
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終章 |
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1 総括 2 入管法53条3項四号に自由権規約の必要性 3 今後の課題 |