タイトルコード |
1000100703226 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
堀田善衞乱世を生きる |
書名ヨミ |
ホッタ ヨシエ ランセイ オ イキル |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
水溜 真由美/著
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著者名ヨミ |
ミズタマリ マユミ |
出版地 |
京都 |
出版者 |
ナカニシヤ出版
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出版年月 |
2019.2 |
本体価格 |
¥3800 |
ISBN |
978-4-7795-1364-0 |
ISBN |
4-7795-1364-0 |
数量 |
11,427,7p |
大きさ |
20cm |
分類記号 |
910.268
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個人件名 |
堀田 善衛 |
内容紹介 |
堀田の文学活動のすべてが、戦前日本に対する反省を出発点としたコミットメントであった-。堀田善衞の主要な著作をできるだけ網羅的に検討し、堀田を、乱世を生き、乱世を描き、乱世を思考した作家・思想家として再評価する。 |
目次タイトル |
序論 戦後派作家としての堀田善衞 |
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一 堀田善衞と乱世 二 戦後派と戦争体験 三 時代運れの戦後派? 四 乱世における知識人 五 本書の構成 |
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第Ⅰ部 乱世を描く試み |
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第一章 朝鮮戦争二〇世紀における政治と知識人 |
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一 はじめに 二 朝鮮戦争と「コミットメント」 三 上海体験と政治の暴力性 四 文学の危機と知識人 五 おわりに |
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第二章 国共内戦歴史へのコミットメント |
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一 はじめに 二 支配階級の人々 三 革命家たち 四 竜田 五 亮子 六 戦争の死者と「歴史」 七 おわりに |
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第三章 原爆投下戦争の罪と裁き |
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一 はじめに 二 『零から数えて』から『審判』へ 三 武田泰淳「審判」とドストエフスキー 四 原爆投下と中国人虐殺 五 戦争の罪の裁きと対話形式 六 預言者としてのパイロット 七 宿命と慈悲 八 死者による裁き 九 おわりに |
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第四章 南京事件宿命論との対決 |
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一 はじめに 二 乱世における様々な身の処し方 三 二つの宿命論 四 スパイとしての生 五 沈黙による抵抗 六 『夜の森』と『時間』 七 おわりに |
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第五章 島原天草一揆ユダとしての知識人 |
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一 はじめに 二 先行作品における山田右衛門作像 三 転向文学と山田右衛門作 四 裏切りの経緯 五 一揆に対する批判 六 もう一つの動機 七 知識人の宿命 八 おわりに |
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第Ⅱ部 乱世を生きる作家・芸術家の肖像 |
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第一章 西行 |
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一 はじめに 二 戦中の知的状況 三 初期評論 四 西行論 五 おわりに |
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第二章 鴨長明・藤原定家 |
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一 はじめに 二 西行から長明・定家へ 三 『方丈記私記』における長明像 四 『定家明月記私抄』における定家像 五 おわりに |
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第三章 ゴヤ |
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一 はじめに 二 ゴヤがゴヤになる 三 スペインの「乱世」 四 戦争を描く 五 宮廷画家の仮面 六 おわりに |
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第四章 モンテーニュ |
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一 はじめに 二 渡辺一夫のユマニスム論 三 ツヴァイクのユマニスム論 四 モンテーニュとフランス宗教戦争 五 『エセー』を読む 六 乱世との対峙 七 おわりに |
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第Ⅲ部 アジア・アフリカ作家会議へのコミットメント |
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第一章 第三世界との出会い |
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一 はじめに 二 アジア・アフリカ作家会議とは何か 三 アジア・アフリカ作家会議と日本 四 堀田善衞とアジア・アフリカ作家会議 五 第三世界と出会う 六 「後進国」としての第三世界 七 第三世界と日本 八 おわりに |
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第二章 中ソ対立の中で |
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一 はじめに 二 中ソ対立と組織の分裂 三 中ソ対立をめぐる堀田善衞の姿勢 四 チェコ事件と一〇周年記念集会 五 「小国」と第三世界 六 おわりに |