タイトルコード |
1000100162163 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
近代日本外交と「死活的利益」 |
書名ヨミ |
キンダイ ニホン ガイコウ ト シカツテキ リエキ |
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第二次幣原外交と太平洋戦争への序曲 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
種稲 秀司/著
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著者名ヨミ |
タネイネ シュウジ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
芙蓉書房出版
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出版年月 |
2014.3 |
本体価格 |
¥4600 |
ISBN |
978-4-8295-0612-7 |
ISBN |
4-8295-0612-7 |
数量 |
345p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
319.1
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件名 |
日本-対外関係-歴史
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個人件名 |
幣原 喜重郎 |
内容紹介 |
転換期日本外交の衝にあった第二次幣原外交の分析を通して、国益追求の政策と国際協調外交の関係を明らかにする。「死活的利益」の視点で、日本近代外交と幣原外交の新しいイメージを提示する一冊。 |
著者紹介 |
1974年兵庫県生まれ。國學院大學大学院文学研究科博士課程後期修了。博士(歴史学)。國學院大學文学部兼任講師、広島大学文書館客員研究員。専門は日本外交史、東アジア国際関係史。 |
目次タイトル |
序章 |
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一 幣原外交とワシントン体制の諸相 二 「死活的利益(vital interest)」からみた日本外交史研究の試み |
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第一章 日本外交にとっての「死活的利益(vital interest)」 |
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一 日本にとっての“vital interest”-幣原外交を規定する縦軸- 二 日本の“vital,special interest”を取り巻く脅威-横軸からの挑戦- |
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第二章 第二次幣原外交初期の日中交渉 |
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はじめに 一 第二次幣原外交初期の日中関係 二 幣原による中ソ紛争調停 三 日本の対中関係改善努力と中ソ調停の展開 おわりに |
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第三章 対満行政機関統一問題と一九二九年中ソ紛争 |
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はじめに 一 満鉄による中国軍隊輸送問題と日中関係 二 関東庁内訓第四号の発令とその波紋 三 内訓第四号の改正と対満行政機関統一問題 おわりに |
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第四章 一九二九年中ソ紛争の「衝撃」 |
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はじめに 一 中ソ紛争前における日本陸軍のソ連軍認識 二 中ソ紛争に関する日本陸軍の調査 三 中ソ紛争後における日本陸軍のソ連軍認識 おわりに |
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第五章 満洲事変における幣原外交の再検討 |
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はじめに 一 満洲事変直前の日中関係と満蒙問題 二 南京政府による国際的解決と日本の対応 三 日中両国の態度硬化-五大綱目の策定とその余波- 四 五大綱目をめぐる日中両国の態度と一〇月理事会 五 連盟の対日譲歩 六 南北和平会議と日中直接交渉方針の破綻 七 満蒙新政権樹立方針への転換 八 一一月理事会と幣原の五大綱目放棄 九 広州政府との五大綱目交渉 おわりに |
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第六章 一九三一年一二月国際連盟理事会決議の成立過程 |
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はじめに 一 中国調査委員派遣の決定と日本、中国、国際連盟 二 錦州中立地帯設置問題 三 錦州問題の行方と理事会閉会 おわりに |
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第七章 満洲事変におけるハルビン進攻 |
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はじめに 一 満洲事変の勃発と北満進出問題 二 満洲事変の拡大と北満政権工作 三 ハルビンの内訌と同地への進攻 おわりに |
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終章 |
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一 幣原外交の課題-縦軸と横軸の交錯- 二 横軸からの脅威と縦軸に基づく日本外交 三 幣原外交の歴史的連続性-“vital interest”の拡大- |