タイトルコード |
1000100799738 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
聖デメトリオスは我らとともにあり |
書名ヨミ |
セイ デメトリオス ワ ワレラ ト トモ ニ アリ |
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中世バルカンにおける「聖性」をめぐる戦い |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
根津 由喜夫/著
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著者名ヨミ |
ネズ ユキオ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
山川出版社
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出版年月 |
2020.4 |
本体価格 |
¥3000 |
ISBN |
978-4-634-67248-2 |
ISBN |
4-634-67248-2 |
数量 |
161,46p |
大きさ |
20cm |
分類記号 |
239
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件名 |
バルカン諸国-歴史
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注記 |
年表:巻末p6〜7 文献:巻末p8〜17 |
内容紹介 |
テサロニケの守護聖人デメトリオスは、12世紀末、ブルガリア再独立のシンボルとなって以来、バルカン半島に覇を競う諸勢力の争奪の的となった。各国の政治的思惑と宗教的情念が交錯する激動の中世バルカン史を追う。 |
著者紹介 |
1961年群馬県生まれ。京都大学大学院文学研究科博士課程単位取得満期退学。博士(文学)。金沢大学人間社会研究域歴史言語文化学系教授(人文学類担当)。著書に「図説ビザンツ帝国」など。 |
目次タイトル |
序章 一枚の絵の謎 |
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第一章 聖デメトリオス信仰の生成と発展 |
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1 聖デメトリオスの殉教 2 聖デメトリオス聖堂の建立 3 『聖デメトリオスの奇蹟』第一部の世界 4 十〜十二世紀のテサロニケ |
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第二章 聖者はタルノヴォに去りぬ? |
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序 聖デメトリオスの行方 1 ペータルとアセンとはだれか 2 ペータル・アセン兄弟の反乱 3 ブルガリアにおける聖デメトリオス信仰の定着 |
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第三章 聖都テサロニケの反撃 |
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序 第二ブルガリア王国の成立 1 ブルガリア王カロヤンの戦い 2 カロヤン王の死の謎 3 記憶を恒久化する企て 補 論いわゆる「カロヤンの墓」について |
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第四章 テサロニケ皇帝テオドロス・ドゥーカスの挑戦 |
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序 エペイロス国家の発展 1 テサロニケの征服 2 皇帝戴冠 3 クロコトニツァ読み違えた戦略 |
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第五章 イヴァン・アセン二世と王都タルノヴォ |
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序 イヴァン・アセン二世の即位 1 イヴァン・アセン二世のイメージ戦略 2 「セバステイアの四〇人殉教者」聖堂の建立 3 タルノヴォを聖なる都市に 4 ブルガリア民衆の心のなかのテサロニケ |
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第六章 テサロニケ セルビア人の心の都 |
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序 ビザンツ・セルビア関係前史 1 ステファン・ネマニァと聖サヴァの時代 2 ビザンツ文化圏への参入 3 セルビアの聖デメトリオス |
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終章 オスマン支配下の「和解」 |
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序 「大洪水」の果てに 1 聖デメトリオス信仰の存続 2 聖デメトリオス騎馬像の普及と変容 |