タイトルコード |
1000100003330 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
パーソンズのシンボリック・メディア |
書名ヨミ |
パーソンズ ノ シンボリック メディア |
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経済学者A.センとの関連 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
江川 直子/著
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著者名ヨミ |
エガワ ナオコ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
恒星社厚生閣
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出版年月 |
2012.10 |
本体価格 |
¥5500 |
ISBN |
978-4-7699-1288-0 |
ISBN |
4-7699-1288-0 |
数量 |
13,485p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
361.253
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個人件名 |
Parsons Talcott |
注記 |
文献:p463〜474 |
内容紹介 |
パーソンズ理論の晩期に主に展開されているシンボリック・メディアに焦点を当てた書。一般化されたシンボリック・メディアや、経済学者A.センの理論との関連、シンボル自体の性質等について言及する。 |
著者紹介 |
1952年北海道生まれ。中央大学大学院文学研究科社会学専攻博士後期課程単位取得。共立女子大学文芸学部非常勤講師、大妻女子大学人間関係学部非常勤講師。共著に「現代都市と社会変動」他。 |
目次タイトル |
序章 本書の目的と構成 |
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第1節 はじめに 第2節 パーソンズの略歴,業績の足跡 第3節 パーソンズ理論に対する捉え方の動向 第4節 本書の目的 第5節 本書の構成 |
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第1部 社会システムにおけるシンボリック・メディア |
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第1章 シンボリック・メディアの性質-バウムのメディア論への発展- |
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第1節 はじめに 第2節 パーソンズのシンボリック・メディア論 第3節 バウムのメディア論 第4節 結び-残された課題 |
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第2章 貨幣メディア・権力メディアのマクロ的分析 |
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第1節 はじめに 第2節 貨幣メディア,権力メディアの概念 第3節 グールドによるシステムのインプット 第4節 シンボリック・メディアのインフレ・ギャップ,デフレ・ギャップ 第5節 結び |
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第3章 権力メディアの特徴 |
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第1節 はじめに 第2節 権力メディアの特徴 第3節 結び |
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第4章 影響力メディアの概念とマクロ的分析 |
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第1節 はじめに 第2節 影響力メディアの概念 第3節 影響力メディアのマクロ的分析 第4節 結び |
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第5章 価値コミットメント・メディアの性質と動態分析 |
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第1節 はじめに 第2節 四機能図式と価値コミットメント・メディア 第3節 価値コミットメント・メディアの性質 第4節 価値コミットメント・メディアのインフレーション,デフレーション 第5節 結び |
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第2部 パーソンズ理論をめぐる諸相 |
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第6章 ルーマンとパーソンズのメディア論 |
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第1節 はじめに 第2節 ルーマンのメディア論 第3節 パーソンズのメディア論 第4節 ルーマンとパーソンズのメディア論の相違 第5節 結び |
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第7章 パーソンズの社会の概念 |
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第1節 はじめに 第2節 パターン変数から四機能パラダイムへ 第3節 システムとしての社会の概念 第4節 ニュートン・モデルよりメンデル・モデルの提唱 第5節 結び |
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第8章 パーソンズ理論におけるデュルケームの宗教論 |
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第1節 はじめに 第2節 パーソンズの機能分析と人間的条件のシステム 第3節 デュルケームの宗教論 第4節 パーソンズがデュルケーム宗教論から受けた影響 第5節 結び |
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第9章 パーソンズ理論のなかの宗教 |
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第1節 はじめに 第2節 デュルケームのいう宗教,パーソンズのいう宗教 第3節 パーソンズの宗教論の特徴 第4節 結び |
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第3部 一般行為システム,人間的条件システムにおけるシンボリック・メディア |
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第10章 一般行為システムにおけるシンボリック・メディア |
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第1節 はじめに 第2節 一般行為システムの構造 第3節 一般行為システムにおけるメディアの導出 第4節 一般行為システムにおけるメディアの性質 第5節 結び-L機能における提案 |
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第11章 人間的条件システムのシンボリック・メディア |
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第1節 はじめに 第2節 人間的条件システムでメディアが生み出された背景 第3節 人間的条件システムにおけるメディアの相互交換過程 第4節 人間的条件システムにおけるメディアの性質 第5節 結び |
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第12章 人間的条件のパラダイムについての検討-その1- |
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第1節 はじめに 第2節 人間的条件のパラダイムへの導入 第3節 人間的条件のパラダイムの概略 第4節 結び |
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第13章 人間的条件のパラダイムについての検討-その2- |
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第1節 はじめに 第2節 メタ理論の枠組み<Ⅰ> 第3節 メタ理論の枠組み<Ⅱ> 第4節 結び |
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第14章 人間的条件のパラダイムについての検討-その3- |
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第1節 はじめに 第2節 ウィーナーとヘンダーソンの学説の物理的-化学的システムへの適用 第3節 フロイトとパーソナリティ・システム 第4節 ウィーナー・カテゴリーの行為レベルへの適用 第5節 結び |
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第4部 パーソンズ理論におけるパレート,キャノン,ヘンダーソン |
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第15章 パーソンズとパレートにおけるシンボル論 |
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第1節 はじめに 第2節 パーソンズとセンの関連 第3節 パレート社会学の主な諸概念 第4節 パーソンズによるパレート理論の把握 第5節 結び-結論 |
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第16章 「生命システム」と四機能パラダイム |
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第1節 はじめに 第2節 「生命システム」概念の誕生 第3節 「生命システム」と四機能パラダイム 第4節 クロード・ベルナールからの影響 第5節 結び |
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第17章 「生命システム」におけるW.B.キャノンの影響 |
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第1節 はじめに 第2節 生物学的恒常性について 第3節 社会的恒常性について 第4節 結び |
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第18章 パーソンズ理論におけるヘンダーソンの影響-その1- |
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第1節 はじめに 第2節 ヘンダーソンによるパレートの『一般社会学概論』の解釈 第3節 結び |
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第19章 パーソンズ理論におけるヘンダーソンの影響-その2- |
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第1節 はじめに 第2節 社会均衡について 第3節 効用について 第4節 デュルケームについて 第5節 クローチェのパレート観 第6節 結び |
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第20章 「生命システム」におけるヘンダーソンの影響 |
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第1節 はじめに 第2節 『環境の適合性』について 第3節 パーソンズとヘンダーソンの接点 第4節 パーソンズの「生命システム」の構想とヘンダーソンの影響 第5節 結び |
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第5部 パーソンズ理論とセン理論とシンボル |
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第21章 アマルティア・センのケイパビリティ・アプローチとシンボリック・メディア理論 |
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第1節 はじめに 第2節 センによるケイパビリティ・アプローチの展開 第3節 ケイパビリティ・アプローチとシンボリック・メディア理論の共通と相違 第4節 結び |
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第22章 「生命システム」の機能と「ケイパビリティ」 |
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第1節 はじめに 第2節 パーソンズの機能の概念 第3節 「生命システム」の機能 第4節 「生命システム」の機能分析 第5節 パーソンズの記したケイパビリティ 第6節 結び |
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第23章 センとパーソンズの「ケイパビリティ」と「コミットメント」の概念 |
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第1節 はじめに 第2節 センのケイパビリティ概念 第3節 センのいうコミットメント 第4節 パーソンズのいう価値コミットメント 第5節 結び |
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第24章 ウィーナーの「サイバネティックス」とシンボル |
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第1節 はじめに 第2節 サイバネティックスの用語の成り立ち 第3節 フィードバック(帰還)について 第4節 サイバネティックスと社会科学の関係 第5節 社会の恒常性と情報の重要性 第6節 ウィーナーの目指す社会 第7節 結び |
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第25章 シンボルの根源 |
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第1節 はじめに 第2節 美学からみたシンボル 第3節 物理学・数学からみたシンボル 第4節 哲学からみたシンボル 第5節 結び |
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終章 結論と今後の課題 |
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第1節 本書から明らかになったこと 第2節 パーソンズ理論における本書の貢献 第3節 今後の課題 |