タイトルコード |
1000100009029 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
ディオクレティアヌス時代のローマ帝国 |
書名ヨミ |
ディオクレティアヌス ジダイ ノ ローマ テイコク |
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ラテン碑文に見る帝国統治の継続と変容 |
叢書名 |
山川歴史モノグラフ
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叢書番号 |
25 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
大清水 裕/著
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著者名ヨミ |
オオシミズ ユタカ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
山川出版社
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出版年月 |
2012.11 |
本体価格 |
¥5000 |
ISBN |
978-4-634-67383-0 |
ISBN |
4-634-67383-0 |
数量 |
266,71p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
232.8
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件名 |
ローマ(古代)
金石・金石文
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個人件名 |
Diocletianus |
注記 |
文献:巻末p11〜29 |
内容紹介 |
ローマ皇帝ディオクレティアヌス帝の地方統治構造改革は、帝国と都市の関係にいかなる影響を与えたか。イタリア管区内、北アフリカ、ヒスパニアやガリアなどを対象に、ラテン碑文史料の研究・分析を通して考察する。 |
著者紹介 |
1979年生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。博士(文学)。日本学術振興会海外特別研究員。共著に「ラテン語碑文で楽しむ古代ローマ」など。 |
目次タイトル |
序章 古代ローマ世界における都市とディオクレティアヌス |
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1 ディオクレティアヌス改革と都市 2 ディオクレティアヌスの地方統治機構改革と先行研究の見方 3 史料 |
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第Ⅰ部 イタリア属州化と諸都市の動向 |
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第一章 皇帝の「命令」と都市監督官 |
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はじめに 1 公共事業における皇帝のイニシアティヴ 2 イタリアへの州制度導入過程における知事職の変容 3 二九〇/一年の北イタリア おわりに |
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第二章 ディオクレティアヌス治世のアクィレイア |
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はじめに 1 アクィレイア出土のディオクレティアヌス帝関連碑文と先行研究 2 碑文の作製年代に見るキリスト教徒迫害との関係 3 都市アクィレイアの性格と碑文の意義 4 戦略拠点としてのアクィレイア おわりに |
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第三章 港湾都市オスティアと食糧長官 |
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はじめに 1 食糧長官・オスティア市監督官兼任をめぐって 2 ポルトゥスとプテオリ おわりに |
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第四章 カンパニア諸都市から見た皇帝と元老院 |
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はじめに 1 セリーノ水道碑文に見るカンパニア諸都市と皇帝や州知事との関係 2 顕彰碑文に見るカンパニア諸都市と知事・皇帝の関係 おわりに |
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第Ⅱ部 北アフリカにおける戦争と平和 |
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第五章 北アフリカ諸属州の再編と都市の動向 |
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はじめに 1 属州分割のクロノロジー 2 ディオクレティアヌス治世のアフリカ・プロコンスラリス 3 コンスタンティヌス治世のアフリカ・プロコンスラリス、ビュザケナ、トリポリタニア 4 三世紀末から四世紀初頭のヌミディアとマウレタニア おわりに |
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第六章 都市のなかの皇帝たち |
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はじめに 1 ディオクレティアヌス治世の皇帝顕彰碑文の分布 2 マクシミアヌスに対する「ダムナティオ・メモリアエ」 3 顕彰碑文の再利用 4 ヌミディア属州総督と皇帝たち おわりに |
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第七章 ランバエシスからキルタへ |
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はじめに 1 ランバエシス市とディオクレティアヌス 2 コンスタンティヌスとキルタ市 おわりに |
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第八章 マウレタニア諸属州の再編成 |
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はじめに 1 マウレタニア・カエサリエンシス属州の分割 2 マウレタニア・ティンギタナ属州とヒスパニア管区 おわりに |
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第Ⅲ部 「碑文習慣」の衰退 |
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第九章 ヒスパニアにおける都市と帝国 |
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はじめに 1 タッラコ市の柱廊と浴場をめぐって 2 コルドバ市と四帝統治の皇帝たち 3 エメリタ・アウグスタ市の劇場修築 4 属州首都と他都市の「格差」 おわりに |
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第十章 ガリア、ゲルマニアの諸都市と四帝統治の皇帝たち |
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はじめに 1 クラロの市壁建設の意義 2 モゴンティアクム市の都市昇格 おわりに |
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終章 ディオクレティアヌス改革と帝国のその後 |