タイトルコード |
1000100065749 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
現代ケイ素化学 |
書名ヨミ |
ゲンダイ ケイソ カガク |
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体系的な基礎概念と応用に向けて |
叢書名 |
DOJIN ACADEMIC SERIES
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叢書番号 |
3 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
吉良 満夫/編
玉尾 皓平/編
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著者名ヨミ |
キラ ミツオ タマオ コウヘイ |
出版地 |
京都 |
出版者 |
化学同人
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出版年月 |
2013.6 |
本体価格 |
¥9000 |
ISBN |
978-4-7598-1412-5 |
ISBN |
4-7598-1412-5 |
数量 |
15,444p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
578.437
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件名 |
有機珪素化合物
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注記 |
ケイ素化学発展の歴史(年表):p389〜396 |
内容紹介 |
ケイ素化学の基礎を体系的に記述した入門書。ケイ素のつくる多様な結合の特徴や構造解析に重要な役割を担う29Si NMRや、ケイ素の基本的な分子種の合成法・構造・性質、ケイ素化学の応用などを解説する。 |
著者紹介 |
1943年大阪府生まれ。東北大学名誉教授。杭州師範大学客員教授。理学博士。 |
目次タイトル |
序章 ケイ素化学の歴史 |
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<第Ⅰ部 ケイ素化学の基礎> |
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第1章 ケイ素の結合の特徴-炭素の結合との比較 |
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1.1 ケイ素化合物と炭素化合物の比較 1.2 ケイ素と炭素の元素としての性質の違い 1.3 ケイ素と炭素の結合および反応性の比較 1.4 シリル基のα効果とβ効果 1.5 まとめ |
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第2章 ケイ素の多重結合の特徴 |
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2.1 はじめに 2.2 ケイ素が好む結合様式と基本構造 2.3 ケイ素-ケイ素二重結合 2.4 芳香族化合物と反芳香族化合物 2.5 ケイ素-ケイ素三重結合 |
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第3章 高配位ケイ素化合物の結合 |
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3.1 シリカートの構造 3.2 三中心四電子結合 3.3 高配位ケイ素化合物の位置異性化 3.4 ケイ素化合物のLewis酸性 3.5 配位結合をもつ高配位ケイ素化合物 3.6 六配位ケイ素化合物の合成法と結合様式 3.7 七配位および八配位ケイ素化合物 |
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第4章 [29]Si NMRスペクトル |
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4.1 [29]Si NMRの化学シフト 4.2 [29]Si NMRのスピン結合 4.3 二次元および固体[29]Si NMR |
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<第Ⅱ部 ケイ素化合物の性質・特徴> |
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第5章 シリレン |
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5.1 シリレンの電子状態 5.2 反応性中間体としてのシリレン 5.3 安定シリレン 5.4 シリレンの紫外可視吸収および発光スペクトル 5.5 シリレンの[29]Si NMRスペクトル 5.6 シリレンの反応性 |
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第6章 シリルラジカル |
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6.1 シリルラジカルとは 6.2 シリルラジカルの生成法 6.3 シリルラジカルの反応 6.4 シリルラジカルの構造と電子状態 |
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第7章 シリルアニオン |
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7.1 シリルアニオンの合成 7.2 官能性シリルアニオン 7.3 オリゴシラニルアニオン 7.4 ジメタロシラン 7.5 光学活性シリルアニオン 7.6 不飽和ケイ素を含むシリルアニオン 7.7 シリルアニオンの構造 |
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第8章 シリルカチオン |
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8.1 はじめに 8.2 初期のシリルカチオン研究 8.3 シリルカチオンの合成 8.4 シリルカチオンのNMR化学シフト 8.5 シリルカチオンの構造 8.6 有機合成への利用 |
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第9章 ジシレンとジシリン |
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9.1 はじめに 9.2 ジシレンとジシリンの結合様式 9.3 初期のジシレンおよびジシリン研究 9.4 ジシレンの合成 9.5 ジシレンの分光学的特性 9.6 ジシレンの反応性 9.7 多彩なジシレン化合物 9.8 ジシリンの合成 9.9 ジシリンの反応性 |
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第10章 ケイ素芳香族化合物 |
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10.1 芳香族化合物とは 10.2 含ヘテロ元素芳香族化合物 10.3 中性含ケイ素芳香族化合物 10.4 電荷をもつ含高周期14族芳香族化合物 10.5 その他の含ケイ素芳香族化合物 10.6 まとめ |
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第11章 ケイ素-炭素,ケイ素-ヘテロ元素多重結合化合物 |
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11.1 ケイ素-炭素,ケイ素-ヘテロ元素間の多重結合 11.2 ケイ素と他の14族元素間の多重結合 11.3 ケイ素-13族,ケイ素-15族元素間多重結合 11.4 ケイ素-16族元素間多重結合 |
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第12章 高配位ケイ素化合物 |
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12.1 高配位ケイ素化合物の安定性 12.2 シラトラン 12.3 小員環構造をもつ五配位ケイ素化合物 12.4 炭素置換基のみをもつ五配位シリカート 12.5 ケイ素-ケイ素結合をもつ高配位ケイ素化合物 12.6 六配位ケイ素を含むポリマー 12.7 高配位ケイ素化合物の反応性 12.8 高配位ケイ素化合物の配位数の制御 |
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第13章 オリゴシランとポリシラン |
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13.1 はじめに 13.2 合成 13.3 物性 13.4 反応性 13.5 ポリシランの材料への応用 |
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第14章 ケイ素遷移金属錯体 |
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14.1 ケイ素遷移金属錯体の種類 14.2 シリル錯体の合成 14.3 シリレン錯体およびシリリン錯体の合成 14.4 シラン錯体(η[2]-Si‐H錯体)の合成 14.5 η[2]-シレン錯体およびη[2]-ジシレン錯体の合成と性質 14.6 ケイ素遷移金属錯体の結合 14.7 ケイ素遷移金属錯体の反応 |
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<第Ⅲ部 ケイ素化合物の特徴的な反応> |
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第15章 求核置換反応 |
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15.1 はじめに 15.2 ケイ素上での求核置換反応 15.3 立体化学を支配する要因 15.4 軌道相互作用 15.5 反応機構と立体化学 15.6 環状ケイ素化合物の求核置換反応の立体化学 15.7 双環式化合物橋頭位ケイ素上の置換反応の立体化学 15.8 高配位化による反応加速 |
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第16章 ラジカル反応 |
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16.1 ケイ素上でのラジカル置換反応 16.2 ヒドロシランを用いる還元反応 16.3 光反応 16.4 熱反応 16.5 ヒドロオリゴシランの自動酸化 |
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第17章 有機ケイ素化合物の遷移金属触媒反応 |
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17.1 ヒドロシリル化 17.2 アルケンの脱水素シリル化 17.3 脱水素カップリング 17.4 ヒドロシランのその他の触媒反応 17.5 ケイ素-ケイ素結合の触媒反応 17.6 ケイ素-炭素結合の触媒反応 17.7 ケイ素-ハロゲン結合の触媒反応 |
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第18章 シリル転位反応 |
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18.1 はじめに 18.2 中性条件でのシリル転位 18.3 アニオン中心へのシリル転位 18.4 電子不足中心へのシリル転位 18.5 ラジカル中心へのシリル転位 |
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第19章 光反応 |
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19.1 はじめに 19.2 アルキル置換オリゴシラン,ポリシランの光反応 19.3 π電子系置換オリゴシランの光反応 19.4 その他の光反応 |
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<第Ⅳ部 ケイ素化学の応用> |
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第20章 有機合成への応用 |
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20.1 保護基としての有機ケイ素化合物の利用 20.2 カルボアニオン等価体としての有機ケイ素化合物の利用 20.3 シリル基のβ脱離および転位を利用した合成反応 20.4 炭素-ケイ素結合の酸化を利用した合成反応 20.5 ケイ素上の高度な官能基化を利用した有機合成 |
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第21章 機能性材料への応用 |
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21.1 はじめに 21.2 光および電子機能性有機ケイ素化合物のための分子設計 21.3 含ケイ素π電子系の有機エレクトロニクスへの応用 |
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第22章 シリコーンの基礎と応用 |
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22.1 シリコーンとは 22.2 シロキサンの特徴と性質 22.3 シロキサンの合成と構造特性 22.4 高度構造規制オリゴシロキサンの合成法 22.5 シリコーンポリマーの骨格構成単位と合成プロセス 22.6 シリコーンポリマーの架橋および硬化反応 22.7 シリコーンの一般的特性-ジメチルシリコーン 22.8 シリコーン製品の種類と用途 |
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第23章 ポリカルボシランの合成と応用 |
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23.1 セラミックス前駆体および耐熱性材料 23.2 電子機能材料 23.3 まとめ |
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第24章 ケイ素単結晶表面の修飾 |
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24.1 ケイ素単結晶表面の構造と電子状態 24.2 ケイ素単結晶清浄表面における有機分子の吸着 24.3 ウェットプロセスによるケイ素単結晶表面への有機分子の結合 |
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ケイ素化学発展の歴史(年表) |
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<資料編> |
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略語一覧 |
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本書を理解するためのNMRの基礎 |
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1.一次元NMRの基礎 2.二次元NMRと固体NMRの基礎 |
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[29]Si NMR化学データ |
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光電子分光法による有機ケイ素化合物のイオン化エネルギー |