タイトルコード |
1000100073167 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
占領期・占領空間と戦争の記憶 |
書名ヨミ |
センリョウキ センリョウ クウカン ト センソウ ノ キオク |
叢書名 |
フロンティア現代史
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言語区分 |
日本語 |
著者名 |
長 志珠絵/著
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著者名ヨミ |
オサ シズエ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
有志舎
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出版年月 |
2013.6 |
本体価格 |
¥4800 |
ISBN |
978-4-903426-73-0 |
ISBN |
4-903426-73-0 |
数量 |
3,378p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
210.762
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件名 |
日本-歴史-昭和時代(1945年以後)
占領政策-日本
空襲
戦争犠牲者
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内容紹介 |
戦後日本の戦争記憶をとりまくローカリティとしての「占領期」「占領空間」に着目し、東アジアにおける冷戦という時代状況を意識しながら、戦後日本の「戦争記憶」形成のあり方を問い直す。 |
著者紹介 |
1962年生まれ。立命館大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。博士(文学・論文)。神戸大学大学院国際文化学研究科教授。著書に「近代日本と国語ナショナリズム」など。 |
目次タイトル |
序章 本書の視角と方法・対象 |
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1 戦争の記憶を占領期に問う 2 占領期研究と記録/記憶 3 本書の構成 |
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Ⅰ 戦争シンボルの「戦後」化過程 |
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第1章 国旗とGHQ |
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1 敵の旗/敗戦国の旗 2 「国旗」文化とGHQ/SCAP 3 日の丸/国旗の戦後的布置 4 軍旗/弔旗の記憶 |
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補論1 「過去」認識の焦点 |
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第2章 天皇儀礼空間の構築と忘却 |
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1 天皇写真とその容れ物・向き合う身体の構築 2 総力戦と学校儀礼空間 3 戦時下の「奉安殿」とその事後 4 占領下の「奉安殿」 |
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Ⅱ 占領空間と追悼の政治・モニュメント |
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第3章 空襲の死者と占領期の記憶の政治 |
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1 占領軍にとっての戦争死者 2 「空襲死者」の位置 3 都市の「復興」 4 空襲モニュメント |
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補論2 「空襲研究」から考える |
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1 空の時代 2 「空爆」被害への関心 3 「空襲運動」から考える |
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第4章 戦争の死者の分節化 |
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1 「遺骨」帰還の空間 2 占領下で戦争の死者を想起するということ 3 「千鳥ケ淵戦没者墓苑」論 4 「占領」経験と戦争の死者 |
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Ⅲ 戦跡と追悼「空間」形成のポリティクス |
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第5章 「忠霊塔」の時空間 |
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1 帝国の版図と戦場 2 「内地」忠霊塔運動と東京市忠霊塔 3 「占領」下の「東京市忠霊塔」と慰霊協会 |
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第6章 摩文仁の丘空間の形成 |
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1 米軍占領下の沖縄に都道府県別慰霊塔を建立すること 2 「南部戦跡」の構築 3 戦跡観光という戦略 |
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補論3 占領空間と追悼・植民地主義 |
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1 本土援護事業と沖縄適用の文化政治 2 「復興」の政治-「海外」遺骨収集事業のポリティクス |