タイトルコード |
1000100136571 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
日独ヴェーバー論争 |
書名ヨミ |
ニチドク ヴェーバー ロンソウ |
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『経済と社会』(旧稿)全篇の読解による比較歴史社会学の再構築に向けて |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
折原 浩/著
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著者名ヨミ |
オリハラ ヒロシ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
未來社
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出版年月 |
2013.12 |
本体価格 |
¥5800 |
ISBN |
978-4-624-40064-4 |
ISBN |
4-624-40064-4 |
数量 |
309,22p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
361.234
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件名 |
経済と社会
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個人件名 |
Weber Max |
内容紹介 |
マックス・ヴェーバーの「経済と社会」(旧稿)について、ドイツにおける「全集」版の編纂者モムゼンとシュルフターらの編纂方針を批判的に検討。精緻なテクスト読解にもとづいた異論を提起し、「旧稿」全篇の骨子を示す。 |
著者紹介 |
1935年東京生まれ。東京大学文学部社会学科卒業。同大学教養学部教授、名古屋大学文学部教授、椙山女学園大学人間関係学部教授を務めた。著書に「マックス・ヴェーバーとアジア」など。 |
目次タイトル |
はじめに |
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第一節 本書の課題-「旧稿」全篇の読解にそなえ、テクストの編纂を問う 第二節 「旧稿」全篇を読む意義-比較歴史社会学の再構築 第三節 本書の構成 |
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第一章 先行編纂の根本問題 |
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第四節 「二部構成」編纂の経緯 第五節 術語変更を明示する>基礎概念<冒頭の注記 第六節 「範疇論文」における「理解社会学」の方法定礎と基礎範疇の定立 第七節 「範疇論文」から>基礎概念<にかけての術語変更 |
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第二章 論争の争点 |
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第八節 「範疇論文」と「旧稿」との術語の一致 第九節 「旧稿」の術語にかんする情報提供と『全集』版編纂陣の対応 |
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第三章 基礎範疇は、いつ、どこで、定立されたか |
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第一〇節 「範疇論文」の「第二部」は、前半か、後半か、いつ執筆されたか 第一一節 ヴェーバーのリッカート宛て書簡 第一二節 モムゼン「基礎範疇後期成立」説の批判 第一三節 ヘルメス「『第二部』前半」説の批判 第一四節 筆者の所見と論争へのスタンス 第一五節 「旧稿」全篇の内容構成(仮説) 第一六節 文献 |
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第四章 モムゼン批判(1) |
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第一七節 術語変更は「範疇論文」で起きたか 第一八節 「範疇論文」における「ゲゼルシャフト行為」の定義、「団体」と「アンシュタルト」の概念 第一九節 「範疇論文」と「旧稿」との間に「認識状態」「解釈水準」の落差はあるか 第二〇節 「正当性諒解」の概念構成と事象への適用 第二一節 「秩序の合理化」概念と事象「資本主義『経営』に特有の利害関心」 第二二節 「術語の並行使用はともかく」と受け流せるか |
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第五章 モムゼン批判(2) |
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第二三節 第一用例まで前段のコンテクスト-「社会と経済」章§1「経済概念の社会学的意味転換」 第二四節 先行「法と経済」章§1「法概念の社会学的意味転換」 第二五節 「法と経済」章§2「社会的秩序範疇としての習俗・慣習律・法、ならびに秩序変革の一般理論」 第二六節 「法と経済」章§3「法と経済との原理的関係」、「旧稿」全篇の課題設定 第二七節 第一用例-<経済ゲマインシャフト>の定義と<ゲゼルシャフト行為>の動態 第二八節 第二用例-「社会と経済」章§2「ゲマインシャフトの経済的被制約性」と§3「ゲマインシャフトの経済制約性」 第二九節 Ⅰ「概念」篇からⅡ「社会」篇、Ⅲ「支配」篇への架橋-「旧稿」における<社会形象>の選定規準と<文化>の「理解社会学」的取扱い |
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第六章 モムゼン批判(3) |
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第三〇節 第四用例-<ゲマインシャフト>における<ゲゼルシャフト結成>の萌芽と展開 第三一節 <家ゲマインシャフト>、<権威>と<恭順>、<経営>と<オイコス> 第三二節 <近隣ゲマインシャフト>、<同胞的救難>、<賦役経済>、<ゲマインデ>、<村落> 第三三節 <氏族ゲマインシャフト>、<血の復讐義務>と<忠誠> 第三四節 第三用例-<種族>、<種族ゲマインシャフト>の人為的構成 第三五節 <宗教ゲマインシャフト>、<ゲマインデ>としての<教団> 第三六節 <市場>-<ゲゼルシャフト行為>としての<交換>と<市場ゲマインシャフト> 第三七節 <政治ゲマインシャフト>における<ゲゼルシャフト結成>の諸階梯-「範疇論文」における概念構成と「旧稿」におけるその適用と展開 |
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第七章 モムゼン批判(4) |
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第三八節 「法と経済」章の第三分巻「法」冒頭への繰り下げ 第三九節 「法と経済」章の射程 第四〇節 「種族」章は「法と経済」章の概念構成を前提 第四一節 「法と経済」章中の前出参照指示による「範疇論文」への架橋 第四二節 「法と経済」章と「法」章との「一括」はマリアンネ・ヴェーバー |
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第八章 モムゼン批判(5) |
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第四三節 「一九一四年構成表」は「将来の夢と過去の遺物」か 第四四節 「一九一四年構成表」の信憑性と妥当性 第四五節 参照指示の信憑性と「一九一四年構成表」の妥当性 |
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第九章 モムゼン批判(6) |
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第四六節 <西洋中世内陸都市>の<非正当的>権力簒奪とその諸条件 第四七節 「一九一四年構成表」の項目8と「都市」章の位置-「体系論」的考察 第四八節 <支配>の一般概念 第四九節 <合理的支配>としての<官僚制> 第五〇節 <伝統的支配>としての<家父長制><家産制><封建制> 第五一節 <カリスマ的支配>と<教権制> 第五二節 「都市」編入仮説の「文献学」的検証-前後参照指示のネットワーク |
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第十章 モムゼン批判(7) |
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第五三節 モムゼンの「執筆期順」方針はまず適用不可能 第五四節 執筆期順と配列順とは別問題-前後参照指示による異期テクスト間の架橋と統合 第五五節 初期<(商家)経営>論と後期<官僚制>論との、参照指示による架橋 第五六節 初期<オイコス>論と後期<家産制>論との、参照指示による架橋 第五七節 初期執筆・後段配置<階級、身分、党派>論と後期・前段<宗教>論との架橋 |
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第十一章 シュルフターのモムゼン批判 |
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第五八節 基礎範疇の「後期成立」説(モムゼン)、「後期廃棄(減衰)」説(シュルフター)および「一貫維持」説(折原) 第五九節 全方法論的思索の積極的集約としての「範疇論文」と別途発表の意図 第六〇節 モムゼンの読解不全にたいするシュルフターの批判-「作品史」に迷い込んだ「空中戦」 第六一節 シュルフターの曖昧-術語用例の網羅的-具体的検索を欠く 第六二節 日付では一致する「成立」説と「廃棄」説 第六三節 「一九一四年構成表」の信憑性と妥当性-「将来の夢と過去の遺物」説の批判 第六四節 「全篇の統合」は「奇蹟」か |
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第十二章 シュルフター批判(1) |
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第六五節 <伝統的支配>節における「諒解とその合成語」の用例 第六六節 <カリスマ的支配>節における基礎範疇の用例 第六七節 前出参照指示による<カリスマ的支配>節の「範疇論文」への架橋 |
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第十三章 シュルフター批判(2) |
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第六八節 <ゲマインデ>の<第二範疇>としての<(宗教)教団> 第六九節 <第一範疇>は「都市ゲマインデ」か「村落ゲマインデ」か |
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第十四章 シュルフター批判(3) |
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第七〇節 「社会と経済」章への基礎範疇の浸透と「諒解」が適用されない理由 第七一節 「家、近隣、氏族」章に「諒解」が適用されない理由 第七二節 「国民」章の内容構成と基礎範疇 第七三節 シュルフター批判(総括) |
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終章 編纂史の総括と今後の課題 |
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第七四節 先行三編纂の功罪 第七五節 未定稿編纂の陥穽 第七六節 言論におけるフェア・プレーと学問一般の意義 第七七節 否定的批判の積極的転回と全体像構築 |