タイトルコード |
1000100140579 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
プトレマイオス王国と東地中海世界 |
書名ヨミ |
プトレマイオス オウコク ト ヒガシチチュウカイ セカイ |
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ヘレニズム王権とディオニュシズム |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
波部 雄一郎/著
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著者名ヨミ |
ハベ ユウイチロウ |
出版地 |
西宮 |
出版者 |
関西学院大学出版会
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出版年月 |
2014.1 |
本体価格 |
¥2800 |
ISBN |
978-4-86283-152-1 |
ISBN |
4-86283-152-1 |
数量 |
318p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
242.03
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件名 |
エジプト(古代)
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注記 |
文献:p294〜307 |
内容紹介 |
紀元前4世紀末から約300年間に、東地中海において広大な領域を支配したプトレマイオス朝を事例として、ヘレニズム諸王国における王権の特質を、政治文化の視点から明らかにする。プトレマイオス朝系図なども収録。 |
著者紹介 |
1978年兵庫県生まれ。関西学院大学大学院博士後期課程修了。博士(歴史学)。関西学院大学非常勤講師。専攻は古代ギリシア史、ヘレニズム時代史。 |
目次タイトル |
序章 |
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一 古典史料からみたプトレマイオス朝の「繁栄」と「衰退」 二 ヘレニズム時代のエヴェルジェティズム 三 王権と繁栄のシンボルとしてのディオニュシズム 四 本書の構成 |
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第一部 前期プトレマイオス朝とギリシア世界 |
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第一章 プトレマイオス朝研究の視座 |
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一 プトレマイオス「王国」と対ギリシア政策 二 プトレマイオス朝の文化政策とギリシア都市 小結 |
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第二章 初期プトレマイオス朝とギリシア本土の諸都市 |
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一 プトレマイオス一世とギリシア都市の「自由」 二 プトレマイオス二世とギリシアの諸都市 三 クレモニデス戦争とプトレマイオス朝のギリシア政策の変化 小結 |
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補論一 エーゲ海域におけるプトレマイオス朝権力の浸透 |
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一 「諸島民のコイノン」の結成 二 プトレマイオス朝のエーゲ海進出 三 諸島民のコイノンと外国人判事 四 プトレマイオス朝による外国人判事派遣とその受容 小結 |
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第二部 ディオニュシズムの形成 |
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第三章 プトレマイオス二世のプトレマイエイア祭典行列 |
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一 ロドスのカッリクセイノスによる大行列の記述 二 支配装置としてのプトレマイエイア祭 三 スペクタクルの機能 観衆の一体化と教育 四 ヘレニズム王権概念の表象としてのディオニュソス 小結 |
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第四章 ヘレニズム君主とディオニュソスのテクニタイによる祭典文化 |
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一 ディオニュソスのテクニタイの誕生とその背景 二 ディオニュソスのテクニタイの構造と活動 三 プトレマイオス王国におけるディオニュソスのテクニタイ 四 ディオニュソス神官ピリスコス 五 プトレマイオス朝王朝祭祀と王国支配 小結 |
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第五章 プトレマイオス朝におけるディオニュソス崇拝の変容 |
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一 プトレマイオス朝君主の神格化 二 オリュンポス諸神との同定 三 プトレマイオス朝によるディオニュソス崇拝 四 プトレマイオス朝の対ギリシア政策と君主像の変化 小結 |
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補論二 プトレマイオス二世による祭典行列の年代について |
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一 プトレマイエイア祭と祭典行列をめぐる研究史 二 エジプトにおけるディオニュソスのテクニタイの創設 三 プトレマイオス朝の対外政策におけるアルシノエ二世 小結 |
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第三部 後期プトレマイオス朝とギリシア世界 |
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第六章 プトレマイオス四世による「四〇の船」の建造 |
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一 プトレマイオス四世と「四〇の船」 二 プトレマイオス四世の「四〇の船」の構造 三 紀元前三世紀におけるヘレニズム諸王朝の建艦競争 四 第四次シリア戦争と「四〇の船」 小結 |
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第七章 プトレマイオス四世による「タラメゴス号」 |
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一 タラメゴス号の構造 二 プトレマイオス王家のエジプト巡幸 三 プトレマイオス四世のエジプト政策 四 タラメゴス号から見るプトレマイオス朝とエジプト人 小結 |
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終章 |