タイトルコード |
1000101036673 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
立ち直り・甦りの教育福祉学 |
書名ヨミ |
タチナオリ ヨミガエリ ノ キョウイク フクシガク |
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少年司法の軌跡と甦育 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
竹原 幸太/著
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著者名ヨミ |
タケハラ コウタ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
成文堂
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出版年月 |
2022.11 |
本体価格 |
¥6000 |
ISBN |
978-4-7923-6125-9 |
ISBN |
4-7923-6125-9 |
数量 |
15,257p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
327.85
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件名 |
少年保護
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注記 |
児童・少年保護関連年表:p209〜223 文献:p224〜254 |
内容紹介 |
少年司法の軌跡を辿りながら、成長発達過程で、つまずき、失敗してしまった子どもの立ち直り・更生(甦り)を支える教育福祉の論理を探究。「甦育(そいく)」という用語で現代社会へ問題提起する。 |
目次タイトル |
序章 少年司法の軌跡が問う教育福祉学とは? |
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1.少年司法改革で希薄化する教育福祉の論理 2.児童保護・少年保護実践をめぐる先行研究の検討 3.児童福祉・少年司法実践をめぐる先行研究の検討 |
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第1章 未成年犯罪者の扱いは社会政策か?刑事政策か? |
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1.監獄改良運動と感化法の誕生 2.足踏みする感化法と刑事政策への揺り戻し 3.少年法制定に伴う第二次感化法改正 4.児童・少年の視点に立つ児童・少年保護実践の模索 |
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第2章 感化教育・矯正教育の理念と構造とは? |
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1.武蔵野学院の全人教育と感化教育従事者養成 2.社会事業職員養成所出身職員の森鏡壽・宗像守雄・池田實道の活躍 3.少年法・矯正院法下での保護構造と感化事業との人事交流 4.草創期多摩少年院の自由主義教育と分類教育の課題 5.草創期浪速少年院の人格主義的教育と軍事教練の徹底 6.感化法発布30年と少年教護法 |
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第3章 戦時体制で少年教護・矯正実践に何が起きたのか? |
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1.戦時厚生事業下の児童・少年保護思想の分析視角 2.少年教護・少年保護事業の再編過程 3.戦中期の児童・少年保護思想の類型分析 4.武蔵野学院関係職員の児童・少年保護思想の類型分析 5.戦後に託された子どもの権利思想 |
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第4章 児童福祉法・少年法の成立過程研究で見落とされた視点とは? |
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1.児童福祉法・少年法の成立過程研究の再検討 2.児童福祉法関連文献で描かれる児童福祉法像 3.言説化されなかった児童福祉法制をめぐる「語り」 4.少年法関連文献で描かれる少年法像 5.言説化されなかった1948年少年法制をめぐる「語り」 6.戦前児童・少年保護実務家の遺言 |
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第5章 子どもの権利擁護論はいかに継承・発展したのか? |
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1.ホスピタリズム研究と『教護院運営要領』・『養護施設運営要領』の策定 2.教護院での学校教育の位置づけをめぐる論争史と子どもの権利擁護 3.ホスピタリズム論争以降の養護理論と高島巌の養護思想 4.歴史的実践知としての子どもの権利擁護 |
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第6章 少年矯正は「教育」か「処遇」か? |
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1.教育学研究における矯正教育の位置づけ 2.矯正教育構造の刷新と矯正実践知の継承 3.矯正教育の科学化と教育学理論との循環 4.「矯正教育」と「矯正処遇」の間 5.矯正で問われる人間観・子ども観 |
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第7章 家庭裁判所のケースワーク機能の基礎理念とは何か? |
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1.少年法の司法的機能とケースワーク機能の調和 2.少年司法の基軸となる「発達可能態としての子ども観」 3.家裁実務研究と司法福祉 4.少年法学における成長発達権論の展開 5.司法福祉研究の復興と当事者参加の視座 6.成長発達を支える修復的文化の醸成 |
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第8章 非行(加害)と関わる児童虐待(被害)の予防とは? |
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1.児童虐待の社会問題化とその「対策」・「実態」 2.児童虐待の未然予防をめぐる論点 3.要保護児童をめぐる教育と福祉の連携の形 4.親の懲戒権の見直し |
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終章 立ち直り・甦りの教育福祉学「甦育」 |
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1.複合領域に位置づく少年司法実践の「学際性」と「不安定性」 2.「甦育」の構造 3.残された課題 |