タイトルコード |
1000100154170 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
イスラーム世界における王朝起源論の生成と変容 |
書名ヨミ |
イスラーム セカイ ニ オケル オウチョウ キゲンロン ノ セイセイ ト ヘンヨウ |
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古典期オスマン帝国の系譜伝承をめぐって |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
小笠原 弘幸/著
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著者名ヨミ |
オガサワラ ヒロユキ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
刀水書房
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出版年月 |
2014.2 |
本体価格 |
¥6000 |
ISBN |
978-4-88708-417-9 |
ISBN |
4-88708-417-9 |
数量 |
8,261p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
227.4
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件名 |
トルコ-歴史
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注記 |
布装 |
注記 |
文献:p226〜251 |
内容紹介 |
オスマン朝の歴史家たちによってオスマン王家の系譜・血統にまつわる起源伝承がいかに語られてきたか。その背景にある論理を明らかにして、古典期オスマン朝における系譜意識と歴史叙述のあり方、その意義を描き出す。 |
著者紹介 |
1974年北海道生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程単位取得退学。博士(文学)。九州大学人文科学研究院准教授。 |
目次タイトル |
序論 |
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1 起源をめぐるアポリア 2 研究史と本書の位置 3 構成、対象時期、史料 4 オスマン史学史概観 |
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第一部 四人の始祖 |
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第一章 カユとギョク-オグズ伝承的正統の論理 |
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Ⅰ 始祖カユ説 Ⅱ 始祖ギョク説 Ⅲ 一五世紀における両始祖説の展開 |
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第二章 ヤペテとエサウ-旧約伝承のなかの王権と権威 |
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Ⅰ 始祖ヤペテ説 Ⅱ 始祖エサウ説 Ⅲ 始祖エサウ説への批判 |
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第三章 始祖たちの融合-「伝統」と「権威」の相克 |
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Ⅰ 一六世紀初頭におけるカユとエサウの勝利 Ⅱ カユとエサウの融合 Ⅲ 融合の意味 Ⅳ カユ=エサウ説の解消と「伝統」への部分的回帰 |
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第二部 二つの王朝 |
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第四章 セルジューク朝との系譜意識-同族・婚姻関係という作為 |
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Ⅰ セルジューク朝との系譜意識の強調 Ⅱ 系譜意識の消失と起源の多様化 |
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第五章 モンゴル像の変遷-残虐な暴君から賞讃すべき世界征服者へ |
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Ⅰ 「オスマン朝建国伝説」の叙述におけるモンゴル Ⅱ 「世界史型史書中のモンゴル史」の叙述におけるモンゴル Ⅲ 権威の源泉としてのモンゴル |
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結論 |
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Ⅰ 系譜意識の史的展開 Ⅱ 変容の原理 |
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補論一 一五世紀における王統譜の構造と形成過程 |
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Ⅰ 王統譜の古層 Ⅱ 「オグズ中位型王統譜」 Ⅲ 「オグズ上位型王統譜」 |
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補論二 史料解題 |