タイトルコード |
1000100160232 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
帝国の思考 |
書名ヨミ |
テイコク ノ シコウ |
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日本「帝国」と台湾原住民 |
叢書名 |
南山大学学術叢書
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言語区分 |
日本語 |
著者名 |
松田 京子/著
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著者名ヨミ |
マツダ キョウコ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
有志舎
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出版年月 |
2014.3 |
本体価格 |
¥4800 |
ISBN |
978-4-903426-83-9 |
ISBN |
4-903426-83-9 |
数量 |
6,271,3p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
317.8
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件名 |
植民地行政
高山族
台湾-歴史-日本統治時代
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内容紹介 |
日本「帝国」最初の本格的な植民地である台湾。その台湾における植民地支配に、近代の学問や文化はどのように関連していくのか。マイノリティであった台湾原住民をめぐる表象と学知から、植民地主義の思考に迫る。 |
著者紹介 |
三重県生まれ。大阪大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得満期退学、博士(文学)。南山大学人文学部教授。著書に「帝国の視線」がある。 |
目次タイトル |
序章 |
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はじめに 第一節 本書の課題と台湾原住民 第二節 研究史の整理と本書の構成 |
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第一章 戦争報道の中の台湾 |
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はじめに 第一節 戦争報道における台湾・台湾人表象の構図 第二節 能久親王の「死」 おわりに |
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第二章 台湾原住民教化政策としての「内地」観光 |
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はじめに 第一節 第一回「内地」観光の概要 第二節 重なり合う経験、すれ違う思惑 第三節 台湾原住民にとっての「内地」観光 おわりに |
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第三章 植民地主義と歴史の表象 |
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はじめに 第一節 世紀転換期の台湾 第二節 伊能嘉矩の「台湾史」記述 第三節 伊能嘉矩の文明論的言説の歴史的位相 おわりに |
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第四章 「帝国臣民」の外縁と「帝国」の学知 |
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はじめに 第一節 領台直後における台湾原住民政策と原住民をめぐる法制度 第二節 「生蕃」の国法上の地位をめぐって おわりにかえて |
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第五章 台湾原住民の法的位置からみた原住民政策の展開 |
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はじめに 第一節 台湾原住民政策の概要(一八九五〜一九〇三年) 第二節 台湾原住民の法的位置をめぐって おわりに |
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第六章 「五箇年計画理蕃事業」という暴力 |
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はじめに 第一節 「生蕃」「熟蕃」から「科学的分類」へ 第二節 「分類」と統治実践 第三節 「討伐」・服従化施策と「分類」 第四節 隘勇線の「内」と「外」 おわりにかえて |
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第七章 人間の「展示」と植民地表象 |
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はじめに 第一節 学術人類館 第二節 拓殖博覧会の中の植民地 第三節 人間の「展示」と人類学 おわりにかえて |
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第八章 一九三〇年代の台湾原住民をめぐる統治実践と表象戦略 |
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はじめに 第一節 一九三〇年代の台湾原住民をめぐる統治実践 第二節 「教化の成果」としての「文化」の称揚 第三節 「原始芸術」という言説空間 おわりに |
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第九章 台湾国立公園と台湾原住民 |
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はじめに 第一節 田村剛の国立公園構想 第二節 植民地台湾の「風景」 第三節 台湾国立公園と「山地」 おわりにかえて |
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第一○章 「原始芸術」言説と台湾原住民 |
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はじめに 第一節 植民地台湾における原住民の「固有文化」への関心 第二節 「原始芸術」という言説と時間認識 第三節 宗主国日本における「始まり」の語りと「原始芸術」 おわりにかえて |
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終章 |