タイトルコード |
1000100190416 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
幕末期の老中と情報 |
書名ヨミ |
バクマツキ ノ ロウジュウ ト ジョウホウ |
|
水野忠精による風聞探索活動を中心に |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
佐藤 隆一/著
|
著者名ヨミ |
サトウ リュウイチ |
出版地 |
京都 |
出版者 |
思文閣出版
|
出版年月 |
2014.6 |
本体価格 |
¥9500 |
ISBN |
978-4-7842-1702-1 |
ISBN |
4-7842-1702-1 |
数量 |
10,485,19p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
210.58
|
件名 |
日本-歴史-幕末期
|
個人件名 |
水野 忠精 |
注記 |
文献:p473〜479 |
内容紹介 |
激動の幕末期における情報収集をテーマとする研究をまとめた本。老中・水野忠精という国政の中枢にあった権力者をめぐる情報収集の問題を中心に、同時代の国政担当者と情報との関わりを考証する。 |
著者紹介 |
1956年東京都生まれ。青山学院大学大学院文学研究科史学専攻博士課程単位取得済退学。青山学院高等部教諭。専攻は日本近世史。洋学史研究会、明治維新史学会、日本歴史学会などの各会員。 |
目次タイトル |
序章 言葉としての「情報」と「風聞」「風説」 |
|
一 「情報」という言葉の由来とその用い方 二 「風聞」「風説」両語の意味と使い分け 三 混同されやすい「風聞」「風説」 |
|
第一章 老中と情報に関わる諸問題 |
|
はじめに 一 幕末期の老中 二 幕末期の征夷をめぐる問題 三 井伊政権による風聞書 四 水野忠精と風聞書 おわりに |
|
第二章 島津久光卒兵上京・江戸出府に関わる情報収集 |
|
はじめに 一 九州・畿内における情報収集 二 三嶋宿を通じた風聞書 三 東海道宿場通行の長州藩士 四 江戸市中の情報収集 五 島津久光江戸出府をめぐる諸情報 おわりに |
|
第三章 将軍家茂上洛をめぐる情報収集 |
|
はじめに 一 将軍家茂上洛の決定と情報収集 二 将軍上洛準備と京都情報収集 三 英艦横浜集結と将軍上洛経路の変更 四 将軍上洛と賀茂社行幸 おわりに |
|
第四章 攘夷・鎖港問題をめぐる情報収集 |
|
はじめに 一 将軍家茂帰東問題と石清水社行幸 二 攘夷をめぐる幕府と長州藩 三 横浜鎖港交渉と家茂再上洛 おわりに |
|
第五章 元治の庶政委任と老中の往復書翰 |
|
はじめに 一 家茂再上洛をめぐる政情と水野家文書『秘翰』 二 両都両港開市開港問題(『秘翰』の内容・その1) 三 天狗党の乱発生(『秘翰』の内容・その2) 四 横浜鎖港問題の行き詰まり(『秘翰』の内容・その3) 五 天狗党の乱の展開と幕閣(『秘翰』の内容をめぐるその後の情勢) おわりに |
|
第六章 禁門の変に関わる情報収集 |
|
はじめに 一 禁門の変発生 二 禁門の変をめぐる水野忠精の情報収集(その1) 三 禁門の変をめぐる水野忠精の情報収集(その2) おわりに |
|
第七章 長州藩・天狗党・外交問題に直面する幕閣と情報 |
|
はじめに 一 塩谷甲蔵・中村敬輔両名意見書にみえる長州征討論 二 第一次長州征討の開始 三 天狗党の乱終息と佐原騒動をめぐる状況 四 江戸幕閣と外交問題 おわりに |
|
第八章 水野忠精老中罷免をめぐる諸問題 |
|
はじめに 一 江戸協約に関する外交折衝 二 水野忠精老中罷免をめぐる状況 三 老中罷免後の水野忠精 おわりに |
|
《付編》 |
|
第九章 彦根・土浦両藩とオランダ風説書 |
|
はじめに 一 彦根藩文書オランダ風説書の書誌的考察 二 土浦藩文書オランダ風説書の書誌的考察 三 彦根・土浦両藩文書オランダ風説書をめぐる諸問題 おわりに |
|
終章 |
|
(1)「風聞」「風説」の性格 (2)老中の情報活動 (3)幕末政治と老中 |