タイトルコード |
1000100247309 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
現代インド政治 |
書名ヨミ |
ゲンダイ インド セイジ |
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多様性の中の民主主義 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
近藤 則夫/著
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著者名ヨミ |
コンドウ ノリオ |
出版地 |
名古屋 |
出版者 |
名古屋大学出版会
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出版年月 |
2015.2 |
本体価格 |
¥7200 |
ISBN |
978-4-8158-0794-8 |
ISBN |
4-8158-0794-8 |
数量 |
9,596p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
312.25
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件名 |
インド-政治・行政-歴史
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注記 |
文献:p539〜576 |
内容紹介 |
巨大なインドはどのように動いているのか? 独立以降の民主主義体制の変化を軸に、インド政治のダイナミックな実像を叙述的分析と統計的分析によって見通しよく描く。 |
著者紹介 |
1958年新潟県生まれ。東京大学工学部卒業。日本貿易振興機構アジア経済研究所・地域センター・南アジア研究グループ長。 |
目次タイトル |
序章 インドの民主主義体制の位相 |
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1 はじめに 2 最小限定義としてのインドにおける「民主主義体制」の確立 3 民主主義体制と民主主義的価値 4 「限られた階層・階級・集団による支配」という主張 5 「多数派の専制」という主張 6 選挙制度と政党の重要性 7 民主主義体制定着における政党の重要性 |
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第Ⅰ編 政党システムの変容 |
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第1章 民主主義体制の成立と課題 |
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1 インドの独立とインド国民会議派 2 会議派政権と「一党優位体制」モデル 3 「一党優位体制」と会議派政権 まとめ |
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第2章 危機の10年と会議派政治の変質 |
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1 会議派内の権力闘争と「社会主義型社会」政策の急進化 2 経済危機とインディラ・ガンディー政権 3 非常事態体制 4 ジャナター党政権の成立と崩壊 5 非会議派政権としてのジャナター党政権の政策と実績 6 中間的諸階層の台頭とジャナター党 まとめ |
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第3章 政党システムの多党化と変容 |
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1 インディラ・ガンディー会議派政権 2 ラジーヴ・ガンディー会議派政権 3 国民戦線政権 4 ナラシンハ・ラーオ会議派政権 5 統一戦線政府 6 第1次BJP連合政権 7 BJP主導のNDA政権 8 会議派を中心とする第1次「統一進歩連合政権」 9 第15次連邦下院選挙と第2次UPA政権 まとめ 資料1 1989年以降の政党システムの構図(選挙直後の状況) |
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第Ⅱ編 政治意識の変化と民主主義体制 |
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第4章 社会変容と政治参加 |
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1 政治参加の一形態としての投票率を決める要因 2 選挙制度の変遷とデータセットの整備 3 投票率の性格 4 社会的動員と州政治の多様化 まとめ 資料2 バッラとシンの県区分へのデータの再編成 |
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第5章 政党システムと経済変動,宗派間亀裂 |
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1 選挙における政党選択研究の特色 2 選挙におけるヒンドゥー多数派と宗教的少数派 3 経済投票およびヒンドゥー・ムスリム間の宗派間亀裂が政党選択に与える長期的影響 4 宗派間亀裂投票と経済投票の顕在化 まとめ |
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第6章 民主主義体制における「トラスト」 |
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1 トラストと民主主義体制 2 インド大都市部住民のトラストと民主主義に関する認識モデル まとめ |
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第Ⅲ編 民主主義における多様性の中の調和 |
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第7章 ヒンドゥー・ナショナリズムと多数派主義 |
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1 パンジャーブ問題と反シク暴動 2 ヒンドゥー・ナショナリズムとコミュナル暴動 3 ヒンドゥー・ナショナリズムとアヨーディヤー問題の展開 4 マハーラーシュトラ州1992-1993年 5 グジャラート州2002年 6 ウッタル・プラデーシュ州 まとめ |
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第8章 中央-州関係の展開 |
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1 「ステート・ネーションズ」としてのインド 2 会議派による一党優位体制と中央-州関係の不安定化 3 行政改革委員会における中央-州関係の検討 4 非会議派州政権の分権化要求 5 サルカリア委員会と政党 6 非会議派連合政権の成立と中央-州関係の進展 まとめ |
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終章 多様性の中の民主主義 |
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1 経済改革と政治的自律性のポリティカル・エコノミー 2 会議派政治の後退とアイデンティティ政治の高まり 3 民主主義体制の頑健性 4 多様性の中のインド民主主義体制 |