タイトルコード |
1000100208895 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
うつ病の論理と臨床 |
書名ヨミ |
ウツビョウ ノ ロンリ ト リンショウ |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
神庭 重信/著
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著者名ヨミ |
カンバ シゲノブ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
弘文堂
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出版年月 |
2014.9 |
本体価格 |
¥3000 |
ISBN |
978-4-335-65164-9 |
ISBN |
4-335-65164-9 |
数量 |
7,231p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
493.764
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件名 |
うつ病
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内容紹介 |
行動遺伝学、社会心理学、文化心理学の成果を踏まえてうつ病の固有性の解明を進めつつ、環境・地域性・時代性を反映して複雑の度を高めるうつ病臨床の場における精神科医の創意と工夫を提起する。 |
著者紹介 |
1954年福岡県生まれ。慶應義塾大学医学部卒業。九州大学大学院医学研究院精神病態医学分野教授。日本うつ病学会理事長、日本精神神経学会副理事長などを務める。医学博士。 |
目次タイトル |
序論 |
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第1章 下田執着気質論の現代的解釈 |
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はじめに 1 執着気質論の誕生 2 執着気質,その後の発展 3 下田理論にみる先見性 おわりに 補遺 |
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第2章 うつ病の行動遺伝学的構造 |
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はじめに 1 38億年の出会い 2 うつ病の生物学的論考 おわりに 補遺 |
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第3章 うつ病の多様性と社会学的理解 |
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緒言 1 日本におけるうつ病プロトタイプの成立 2 北米でのプロトタイプ 3 メランコリア型大うつ病(DSM)をめぐる議論 4 では内因性うつ病は単一概念か 5 うつ病を予防する文化装置の消失 6 非内因性うつ病の増加する社会 7 文化神経科学からうつ病への接近を試みて まとめ |
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第4章 うつ病の文化論的理解 |
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はじめに 1 うつ病の文化心理学的説明 2 文化神経科学から精神医学への接近 おわりに |
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第5章 生物学的立場から臨床精神病理学を問う |
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1 臨床精神病理学によせる期待 2 気分障害の生物学的構造 おわりに |
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第6章 うつ病の臨床精神病理学 |
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はじめに 1 笠原・木村分類の構造 2 DSMによるうつ病分類 3 “若年者のうつ病”の分類 4 ティーンエイジャーの退却型うつ病 5 若年うつ病への対応 6 復職準備という発想の先駆性 7 笠原は抗うつ薬をどう用いたか 8 笠原のうつ病論を読み終えて おわりに 資料 うつ状態分類表(笠原・木村分類) |
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第7章 精神科診断のための面接とうつ病の初期面接 |
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Ⅰ 精神科診断のための面接 1 診断面接とは 2 診断面接を上手に進めるには 3 面接と診断のプロセス Ⅱ うつ病の初期面接 はじめに 1 「先生は話を聞いてくれますか」と訴えたうつ病の患者 2 鑑別診断の第一歩 3 主疾患と併存疾患の診断を確定する 4 うつ病の情況分析 5 患者のフォーミュレーションを作成する 6 治療を開始してからの面接 7 症状が軽快してからの面接 おわりに |
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第8章 抗うつ薬の薬理学とうつ病の薬物療法 |
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1 抗うつ薬の薬理学 2 うつ病の薬物療法 |
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第9章 うつ病の生物学 |
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はじめに 1 ストレスは海馬を傷害する 2 うつ病のサイトカイン仮説 3 遺伝子と環境に介在するエピゲノム 4 うつ病の遺伝子研究 5 うつ病の生物学に残されている課題 |