タイトルコード |
1000100213569 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
さまよえる「共存」とマサイ |
書名ヨミ |
サマヨエル キョウゾン ト マサイ |
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ケニアの野生動物保全の現場から |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
目黒 紀夫/著
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著者名ヨミ |
メグロ トシオ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
新泉社
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出版年月 |
2014.10 |
本体価格 |
¥3500 |
ISBN |
978-4-7877-1410-7 |
ISBN |
4-7877-1410-7 |
数量 |
433,18p |
大きさ |
20cm |
分類記号 |
482.454
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件名 |
動物-ケニア
野生動物
動物-保護
マサイ族
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注記 |
文献:巻末p1〜18 |
内容紹介 |
「野生の王国」と称賛されるケニアのアンボセリ国立公園。地域社会が主体的に野生動物を護る「コミュニティ主体の保全」が謳われる現場で、それらとの「共存」を強いられる人びとの苦悩を見つめ、保全のあり方を再考する。 |
著者紹介 |
1982年東京都生まれ。東京大学大学院農学生命科学研究科博士課程単位取得退学。東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所研究機関研究員。専門は環境社会学、アフリカ地域研究。 |
目次タイトル |
序章 見失われた共存を求めて |
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1 「コミュニティ主体の保全」をつうじて共存を考える 2 本書の課題 |
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第1章 「コミュニティ主体」の野生動物保全とは何なのか? |
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1 野生動物保全の新旧パラダイム 2 地域社会が主体となる条件 3 共存を考えるための枠組み 4 残された問題としてのコミュニティの主体性 |
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第2章 共存の大地を生きるマサイ |
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1 ウシの民マサイの社会 2 共存の歴史 3 「コミュニティ主体の保全」が生まれた地 |
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第3章 保全を裏切る便益 |
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1 「便益基盤アプローチ」のもとでの「完全な参加と関与」 2 「完全な参加と関与」を放棄した結果 3 住民にとって重要なこと 4 便益の裏切り |
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第4章 権利者としての選択 |
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1 「権利基盤のアプローチ」としてのコンサーバンシー 2 何が、どのように契約されたのか? 3 土地所有者としての消極さ 4 私有地を獲得したあとの生計 5 新自由主義化するマサイ? |
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第5章 現場で何が話し合われているのか? |
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1 追い出されるマネージャー、嫌われる観光会社 2 新しい契約が結ばれるまで 3 民間企業と契約することの難しさ 4 保全主義者に激怒するとき 補節 人びとにとっての野生動物 |
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第6章 共存が語られるとき |
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1 危機に陥るアンボセリ 2 危機のなかで語られること 3 コミュニティの代表=表象のされ方 4 過去の共存と現在の軋轢 |
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終章 さまよえる共存とマサイ社会のこれから |
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1 これまでの議論のまとめ 2 「CBCはどうやって共存を実現しようとしているのか?」 3 「CBCによって実現されている共存をどのように考えるべきなのか?」 |