タイトルコード |
1000100224992 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
社会調査の源流 |
書名ヨミ |
シャカイ チョウサ ノ ゲンリュウ |
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ル・プレー、エンゲル、ヴェーバー |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
村上 文司/著
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著者名ヨミ |
ムラカミ ブンジ |
出版地 |
京都 |
出版者 |
法律文化社
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出版年月 |
2014.11 |
本体価格 |
¥6600 |
ISBN |
978-4-589-03633-9 |
ISBN |
4-589-03633-9 |
数量 |
10,310,6p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
361.93
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件名 |
社会調査-歴史
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個人件名 |
Le Play Pierre Guillaum Frédéric |
注記 |
文献:p288〜302 ル・プレーおよびエンゲルの生涯と社会調査活動:p303〜306 ヴェーバーの生涯と社会調査活動:p307〜310 |
内容紹介 |
社会調査を基盤とする現実科学の起源について、19世紀中葉から20世紀初頭までのヨーロッパで行われた、ル・プレー、エンゲル、ヴェーバーの社会調査活動にさかのぼって明らかにする。 |
著者紹介 |
1949年生まれ。立命館大学大学院社会学研究科博士後期課程修了。博士(社会学/一橋大学)。釧路公立大学経済学部教授。専門社会調査士。著書に「近代ドイツ社会調査史研究」など。 |
目次タイトル |
序章 社会調査を基盤とする現実科学の起源 |
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第一部 質的社会調査の生成 |
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第一章 ル・プレーの社会調査活動 |
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一 時代背景 二 高級技術者をめざした青年期 三 社会科学にめざめた成人期 四 学派形成に奔走した熟年期 五 鉱山技術者から社会科学者へ |
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第二章 「直接観察」に基づく社会科学の生成 |
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一 社会科学への出立 二 同時代の社会科学 三 政府の科学批判 四 道徳統計学批判 五 「直接観察」にたいする確信 六 モノグラフ法の生成 |
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第三章 「直接観察」のガイドと家族モノグラフ |
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一 「直接観察」の体系化 二 素材収集の方法 三 上ハルツ鉱夫の家族モノグラフ 四 家計の加工と分析 五 家族モノグラフの解読 |
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第四章 世紀転換期の「直接観察」 |
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一 ル・プレー学派の分裂 二 「直接観察」の隆盛 |
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第二部 統計調査の革新 |
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第五章 エンゲルの社会調査活動 |
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一 遍歴時代 二 統計局長時代 三 統計局長時代の活動 四 老年期の調査活動 五 官庁統計の整備と家計調査の確立 |
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第六章 官庁統計の革新者 |
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一 ザクセン王国統計局の改革 二 プロイセン王国統計局の革新 三 「統計ゼミナール」の開設 |
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第七章 家計調査の彫琢者 |
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一 ベルギー政府の家計調査 二 家計調査との出会い 三 家計法則の発見 四 家計調査の省察 五 家計研究の展開 |
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第八章 世紀転換期の統計調査と現地調査 |
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一 政府の統計調査 二 社会改良的な統計調査 三 家計調査の興隆 四 大学ゼミナールと現地調査 |
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第三部 社会調査の学術化 |
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第九章 ヴェーバーの社会調査活動 |
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一 社会調査活動の再発見 二 時期区分 三 社会調査と現実科学 四 先行研究 |
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第一〇章 社会調査への出立 |
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一 社会政策学会の農業労働調査 二 ゲーレの「観察」とその擁護 三 福音社会会議の農業労働調査 四 社会調査の学問的な受容 |
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第一一章 社会調査をめぐる交流 |
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一 社会科学雑誌の編者としての活動 二 「人間観察」 三 ブランクの投票研究 四 レーフェンシュタインとの交流 五 レーフェンシュタインの調査結果 六 新試行の社会調査 |
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第一二章 織物労働調査 |
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一 調査の背景と経緯 二 織布工の労働能率分析 三 緩怠労働者の事例分析 四 織物労働調査がもたらしたもの |
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第一三章 社会調査を基軸とする学会活動 |
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一 社会政策学会の工業労働調査 二 若手研究者の現地調査 三 社会学会の設立と新聞調査 四 経験的社会学の創出 |
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第一四章 社会調査の進展を阻むもの |
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一 社会政策学会の討議 二 若手研究者の素材分析の方法をめぐる論争 三 学会活動をめぐる軋轢 四 学会活動の障壁 |
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第一五章 後期の社会調査活動 |
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一 社会調査活動の持続 二 社会調査活動を想起させる叙述 三 調査活動の持続と最晩年の著作 |
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第一六章 世紀転換期の社会調査の学術化 |
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一 社会調査活動の軌跡 二 社会調査の学問的彫琢 三 社会調査活動の先進性 |
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結語 社会調査を基盤とする社会科学の創造 |