タイトルコード |
1000100245077 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
空海伝の研究 |
書名ヨミ |
クウカイ デン ノ ケンキュウ |
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後半生の軌跡と思想 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
武内 孝善/著
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著者名ヨミ |
タケウチ コウゼン |
出版地 |
東京 |
出版者 |
吉川弘文館
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出版年月 |
2015.2 |
本体価格 |
¥13000 |
ISBN |
978-4-642-04616-9 |
ISBN |
4-642-04616-9 |
数量 |
8,605,19p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
188.52
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個人件名 |
空海 |
内容紹介 |
最新の仏教・密教をわが国に広め、定着させる運動を大々的に展開した空海の後半生。歴代天皇と灌頂儀礼、東大寺真言院の開設など、徹底した史料批判と新たな視点から、この時代の諸問題の解明を試みる。 |
著者紹介 |
1949年愛媛県生まれ。高野山大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。同大学文学部教授。博士(密教学)。著書に「弘法大師空海の研究」「弘法大師伝承と史実」など。 |
目次タイトル |
序論 |
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一 本書の梗概と特色 二 本書の構成と内容 |
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第一部 空海と嵯峨・平城天皇 |
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第一章 空海と嵯峨天皇・藤原三守 |
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はじめに 一 先行研究の整理 二 三守あて書状の分析・検討 おわりに |
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第二章 『般若心経秘鍵』上表文攷 |
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はじめに 一 『心経秘鍵』上表文の概要 二 弘仁九年四月の飢饉・日照りの記事 三 最澄への墨勅と比叡山寺における修法 四 空海への修法依頼 五 『心経秘鍵』上表文が参照した事跡 おわりに |
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第三章 空海の平城上皇への灌頂授法 |
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はじめに 一 空海の入唐と灌頂受法 二 空海が授けた灌頂(一) 三 空海が授けた灌頂(二) おわりに |
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附論 現存最古の灌頂作法次第 |
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はじめに 一 『義真記録』の構成・内容 二 『義真記録』の真偽(一) 三 『義真記録』の真偽(二) おわりに |
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『東塔院義真阿闍梨記録円行入壇』本文校訂 |
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第二部 空海と東寺 |
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第一章 空海への東寺勅賜説 |
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はじめに 一 草創期東寺に関する問題点 二 「東寺勅賜」に関する先行研究 三 弘仁十四年十二月二日付官符の真偽 四 弘仁十四年正月十九日「東寺給預」の検討 五 空海の造東寺所別当補任 おわりに |
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第二章 東寺安居会攷 |
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はじめに 一 東寺安居会を論じるときの根本史料 二 先行研究の検討 三 空海の上奏文に対する疑義 四 天長二年四月八日付太政官牒に対する疑義 五 「天慶六年表白」の検討 おわりに |
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第三章 東寺長者攷 |
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はじめに 一 先行研究の検討 二 『御遺告』にみられる東寺長者 三 寛信撰『東寺長者次第』の検討 四 六国史にみる長者歴任者 五 太政官符類にみる長者歴任者 六 真雅の言上書 七 「長者」の初出史料 八 「東寺別当」から「東寺長者」へ おわりに |
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第三部 空海と綜芸種智院 |
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第一章 綜芸種智院攷 |
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はじめに 一 先行研究の検討 二 「綜芸種智院式」の分析・検討 おわりに |
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第二章 造大輪田船瀬所別当補任説をめぐって |
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はじめに 一 「造大輪田船瀬所別当」補任の太政官符 二 大輪田泊の所在 三 大輪田泊と空海の「造大輪田船瀬所別当」補任説 四 天長以降の大輪田泊 おわりに |
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第三章 空海と法華講会 |
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はじめに 一 法華八講とは何か 二 「故中務卿親王のための願文」と怨霊説 おわりに |
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第四章 空海と広智禅師 |
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はじめに 一 広智禅師あて書状の分析 二 「十喩を詠ずる詩」の分析 三 広智禅師の生涯と思想 四 二人の出逢いとその契機 おわりに |
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附論1 空海と田少弐 |
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はじめに 一 先行研究の検討 二 大宰府の官人構成と少弐 三 田少弐とは誰か おわりに |
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附論2 弘福寺別当攷 |
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はじめに 一 六通の太政官牒 二 『御遺告』の縁起第三 三 先行研究の検討 四 検校権律師・寿長辞退の理由 五 真雅の別当補任説 おわりに |
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第四部 真言宗の年分度者 |
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第一章 最晩年の空海 |
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はじめに 一 天長七年以降の空海の事績 二 後七日御修法上表文の検討 三 空海と藤原三守 おわりに |
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第二章 三業度人の制 |
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はじめに 一 承和二年正月の太政官符 二 承和二年八月二十日付の太政官符 おわりに |
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第三章 三業度人の制の変遷 |
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はじめに 一 空海による三業度人の制の新設 二 先行研究の検討 三 真済による改革 四 真然による改革 五 益信の改革 六 寛平法皇の英断 おわりに |