タイトルコード |
1000100260288 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
F.リスト研究 |
書名ヨミ |
エフ リスト ケンキュウ |
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自治・分権思想と経済学 |
叢書名 |
中央大学学術図書
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叢書番号 |
88 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
片桐 稔晴/著
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著者名ヨミ |
カタギリ トシハル |
出版地 |
八王子 |
出版者 |
中央大学出版部
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出版年月 |
2015.3 |
本体価格 |
¥5500 |
ISBN |
978-4-8057-2184-1 |
ISBN |
4-8057-2184-1 |
数量 |
15,530p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
331.5
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個人件名 |
List Friedrich |
内容紹介 |
青年・壮年期のリストの自治・分権思想を「導きの糸」として、晩年の経済理論、とりわけ主著「経済学の国民的体系」の再検討を試みる。「ズルツ請願書」など、リストが書いた文章・論文の翻訳も収録。 |
著者紹介 |
1943年東京都生まれ。中央大学大学院経済学研究科博士課程に進学。経済学部助手、専任講師、助教授、経済学部教授を務め、2014年3月定年退職。 |
目次タイトル |
第1章 若きリストと『ズルツ請願書』 |
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1.『ズルツ請願書』にいたるまでのリストの足跡 2.背景としての「ヴュルテンベルク憲法闘争」 3.『ズルツ請願書』とその思想的な特質 |
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第2章 若きリストと書記制度問題 |
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1.19世紀初頭までのヴュルテンベルクにおける「二元主義構造」 2.国王フリートリッヒによる行政組織改革 3.ヴュルテンベルクにおける書記制度と若きリスト |
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第3章 若きリストと行政組織改革問題 |
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1.『ズルツ請願書』以後のリストの足跡 2.憲法闘争のその後の展開とリスト 3.論文「ヴュルテンベルクの国家統治にかんする所感」 |
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第4章 若きリストと『ヴァルデンブッフ奏上書』 |
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1.「所感」以後のリストの足跡 2.「ヴュルテンベルク憲法闘争」のその後の展開とリスト 3.『ヴァルデンブッフ奏上書』と起草者リスト |
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第5章 行政学教授としてのF.リスト |
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1.「ヴュルテンベルク憲法闘争」のその後の展開とリスト 2.新学部の開設をめぐる動き 3.リスト教授の行政学講義 |
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第6章 F.リストと『シュヴァーベンからの人民の友』紙 |
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1.リストに敵対する政府部内の動きと中傷者の存在 2.『シュヴァーベンからの人民の友』紙とリスト 3.旧法派および政府部内保守派とのリストの闘い |
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第7章 F.リストと「ドイツ商人・製造業者協会」 |
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1.リストに対する包囲網の強化 2.「ドイツ商人・製造業者協会」とF.リスト 3.リストの経済理論 |
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第8章 F.リストと『ロイトリンゲン請願書』 |
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1.領邦議会議員リストの誕生 2.領邦議会でのリストの活動 3.『ロイトリンゲン請願書』とその反作用 |
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第9章 F.リストと『アメリカ経済学綱要』 |
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1.アメリカへの移住 2.アメリカでのリスト 3.『アメリカ経済綱要』 |
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第10章 F.リストと『経済学の自然的体系』 |
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1.この本が書かれるまでの経緯 2.これまでのリストの理論的な到達点 3.『経済学の自然的体系』 |
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第11章 F.リストと1839〜1840年の経済諸論文 |
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1.「イギリス穀物法とドイツの保護制度」 2.「外国貿易の自由と制限,歴史的観点からの解明」 3.「今年のパリ全国工業博覧会,ドイツとの関連で」 4.「歴史の法廷に立つ経済学」 5.「バウリング博士とドイツ関税同盟<Ⅰ>」 6.「国民的な工業生産力の本質と価値について」 |
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第12章 F.リストと主著『経済学の国民的体系』 |
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1.『経済学の国民的体系』の課題-ドイツの利害 2.リストの経済発展段階説と「ドイツの状態」 3.交換価値の理論と生産諸力の理論 4.生産諸力の理論-1 富の原因と富そのもの 5.生産諸力の理論-2 国民的生産力と国民的分業の構想 6.生産諸力の理論-3 リストのいう精神的生産とは 7.生産諸力の理論-4 国民的分業の担い手たちとは 8.リストの生産諸力の理論-5 国民を育成する原理 9.リストの生産諸力の理論-6 作業継続の原理と保護関税制度の要求 |
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付論 F.リストの「コルポラティオン」論と「分業=市場」論 |
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1.ヘーゲルの「コルポラティオン」論 2.リストの「コルポラティオン」論と「分業=市場」論 3.大塚久雄氏の「分業=市場」論 |
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リストが書いた文章・論文の翻訳 |
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ズルツ請願書 ヴァルデンブッフ奏上書 フランクフルト奏上書 ロイトリンゲン請願書 歴史的観点から見た通商の自由とその諸制限 国民的工業力の本質と価値について |