タイトルコード |
1000100265658 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
ヘルダーリンにおける自然概念の変遷 |
書名ヨミ |
ヘルダーリン ニ オケル シゼン ガイネン ノ ヘンセン |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
田野 武夫/著
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著者名ヨミ |
タノ タケオ |
出版地 |
諏訪 |
出版者 |
鳥影社・ロゴス企画
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出版年月 |
2015.3 |
本体価格 |
¥2250 |
ISBN |
978-4-86265-496-0 |
ISBN |
4-86265-496-0 |
数量 |
209,17p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
941.6
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個人件名 |
Hölderlin Friedrich |
注記 |
文献:p193〜206 |
内容紹介 |
ヘルダーリンの世界を解明するキーワード「自然」概念の変遷過程を辿る。中期・後期の作品、書簡、論文を詳細に検証し、古代ギリシアからオリエント、インド、アジアまでを射程に入れる。 |
目次タイトル |
第一章 詩作前期の自然志向 |
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1 デンケンドルフ・マウルブロン期(一七八四-一七八八) 2 テュービンゲン期(一七八八-一七九三) 3 ヴァルタースハウゼン・イェーナ・ニュルティンゲン期(一七九四-一七九五) |
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第二章 自然と幼児 |
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1 フランクフルト期への移行 2 ヘルダーリンの教育思想 3 ヘルダーリンとルソー 4 『素朴文学と情感文学について』における幼児 5 自然、幼児と美の親和性 6 幼児と詩作 |
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第三章 自然と人為 |
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1 詩的様式の形成期 2 韻律における自然と人為 3 後期詩作におけるピンダロスの影響 4 「エムペドクレスの基底」における自然と人為 |
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第四章 祖国論をめぐる自然観 |
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1 「祖国」についての問題性 2 ギリシアからの離反 3 後期詩作におけるギリシア観 4 宗教とポエジーと神話の同一性 5 近代および祖国の抵抗 6 ギリシア悲劇におけるコロスの機能 7 古代と近代、自然と祖国 8 交換理論 |
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第五章 ゲーニウスの回帰 |
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1 ヘルダーの『ティトーンとアウローラ』における再生論 2 ゲーニウスの「若返り」 3 「若人」としての詩人 |
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第六章 根源領域としてのアジア |
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1 東方志向への経緯 2 フランクフルト期までのアジア 3 ホンブルク移行期における東方志向 補説-精神の風土としての自然 4 人間形成と文化移動 5 『ドナウの源で』における文化移動とアジア 6 黙示録的アジア志向 7 東方志向と仲介者 8 根源領域としてのインド |
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第七章 絶対者の諸相 |
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1 二つの世界の融合作業としての『唯一者』 2 『唯一者』における父像 3 「自然」から「父」への移行 |
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補説 「自然」使用に関する集計分析 |
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1 語の採択における留意点 2 ヘルダーリンの「自然」の使用数 |