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書誌情報サマリ

書名

土左日記虚構論 

著者名 東原 伸明/著
著者名ヨミ ヒガシハラ ノブアキ
出版者 武蔵野書院
出版年月 2015.6


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No. 所蔵館 配架場所 請求記号 資料番号 資料種別 状態 個人貸出 在庫
1 東部図書館一般開架91532/11/2102705682一般在庫 

書誌詳細

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タイトルコード 1000100292543
書誌種別 図書
書名 土左日記虚構論 
書名ヨミ トサ ニッキ キョコウロン
初期散文文学の生成と国風文化
言語区分 日本語
著者名 東原 伸明/著
著者名ヨミ ヒガシハラ ノブアキ
出版地 東京
出版者 武蔵野書院
出版年月 2015.6
本体価格 ¥2800
ISBN 978-4-8386-0458-6
ISBN 4-8386-0458-6
数量 6,281,14p
大きさ 20cm
分類記号 915.32
件名 土佐日記
個人件名 紀 貫之
内容紹介 虚構の枠組みの中で、自己を女性の立場で語ることを宣言している「土左日記」。書き手が、あえて自己を「女」に性の転換をしてみせることで、何を目指していたのか、その虚構の方法についてさまざまな角度から照射する。
目次タイトル 第1章 『土左日記』の文化ジェンダー論-喩としての男性性の脱構築-
1 喩としての男性性と女性性-『土左日記』のジェンダー分析 2 「世界文学」的な視野と先行文化の脱構築-周辺科学からの一撃 3 東アジアの漢字文化圏と文化的な自立-仮名と漢文訓読による「国風文化」の誕生 4 「国風文化」の内実-「和」の文化の内なる「漢」 5 男性性(=先行文化・権威)の脱構築-『土左日記』の方法
第2章 価値逆転の論理・『土左日記』の虚構の方法-権威の脱構築と虚構の史実化-
1 「も…」の論理とパロディの方法-『土左日記』の本質 2 和歌と和文の生成-漢詩文を脱構築すること 3 「今宵、月は海にぞ入る」実景(史実)/テクスト(虚構)価値の逆転 4 「土佐鶴」は無かった-虚構の風景の生成 5 虚構の史実化-もしくは『土左日記』を読むことの意味
第3章 権威の脱構築化と「諧謔」の生成=パロディとしての『土左日記』-プレテクスト『古今和歌集』・『伊勢物語』の引用連関-
1 権威の脱構築化-アレンジャーとしての紀貫之 2 「亡き子」の主題の生成-典拠という引用の方法 3 プレテクスト『古今和歌集』「羇旅」の部立の位相 4 プレテクスト『伊勢物語』の位相
第4章 「女もしてみむとてするなり」『土左日記』の虚構の方法-男性性の脱構築・再稿、あるいは象徴的な<女>への共感の論理-
1 冒頭文の射程もしくは象徴的な<女>という解釈の提案 2 象徴的な<男>/<女>関係の抽出 3 脱構築=象徴的<女>が<男>を超えようとする意識 4 「も…」の論理による脱構築-『古今和歌集』「仮名序」の論理から『土左日記』の方法へ むすびにかえて
第5章 「童」の性は男か女か?初期散文叙述の特性検証-『土左日記』から『源氏物語』叙述への補助線-
1 『土左日記』の注釈を通した初期散文叙述の特性検証 2 『土左日記』の不審な叙述-「童」と「女童」同一人物説の疑義 3 この叙述を読んだ時点で「童」の性が問えるか-「童」は「童」で「女童」ではない 4 「亡児」と「望京」の主題の同調-「童」の性を「女」にする「読みの循環」 5 呼称「ある人」の匿名性と「ある人の子の童」=「貫之の子の童」説
第6章 「波の底なるひさかたの空」貫之的鏡像宇宙と水平他界観-古代散文文学史遡行『土左日記』から『古事記』・『風土記』へ-
1 『土左日記』の虚構の方位認識・パロディとしての「東上り」 2 「天」と「海」が一体化した虚構の風景-『土左日記』の貫之的鏡像宇宙 3 綿津見神之宮の水平性-『古事記』の水平他界観 4 「天」と「海」の習合した宇宙と東方信仰-『風土記』の浦嶋子伝承 5 雨=天(A-ME)と海人=天(A-MA)-仮名という表記の喚起する力
第7章 漢詩文発想の和文『土左日記』-初期散文文学における言説生成の方法-
1 和文の型、規範としての異言語-漢詩文の力と発想 2 貫之の嗜好としての双数発想-和歌における場合 3 「対」の発想による場面生成の方法-七日の出来事 4 「対」の発想による日次の記事生成の方法-室津滞留の場合
第8章 『土左日記』の言説分析-「和歌」と「地の文」の曖昧な関係性を焦点に-
1 『土左日記』の言説とその区分の可能性 2 虚構の書き手(→語り手)の設定と「省略の草子地」 3 詠歌の表記と「枡形本」という媒体の連関 4 『土左日記』における詠歌の表記と例外事項-「移り詞」の例1 5 「船君」の独白という一人称叙述=「自由直接言説」-「ゴチック体」表記の提案 6 在原業平の故事引用-「自由間接言説」と「移り詞」の例2
第9章 「日常」のことばから「和歌」のことばへ-和歌生成論、もしくは『土左日記』の思想と言説-
はじめに 1 「昔の子の母の詠」-「和歌」の表記方法の唯一の例外 2 階層に対するまなざし-差別の意識と関心と 3 「楫取の心は、神の御心なりけり」-楫取は、神の御言持ち 4 旅=「聖なる時空」:祝祭的時空-価値転倒の論理あるいは貫之的「民衆文化」の風景
第10章 散文の「学」を拓く、『土左日記』研究
はじめに-文学的ではない「散文」 1 『土左日記』は○○の為の書か、秘匿すべき散文の著書か 2 韻文(和歌)の方法と散文(日記・物語)の方法-同一性の論理と差異性の論理 3 散文の方法「ある人」の差異性-貫之の「分身」は、分裂の表象



内容細目

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2015
紀 貫之 土佐日記
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