タイトルコード |
1000100324559 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
近代ユーラシア外交史論集 |
書名ヨミ |
キンダイ ユーラシア ガイコウシ ロンシュウ |
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日露独中の接近と抗争 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
三宅 正樹/著
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著者名ヨミ |
ミヤケ マサキ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
千倉書房
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出版年月 |
2015.10 |
本体価格 |
¥7200 |
ISBN |
978-4-8051-1063-8 |
ISBN |
4-8051-1063-8 |
数量 |
352p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
319.2
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件名 |
アジア-対外関係-歴史
ヨーロッパ-対外関係-歴史
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内容紹介 |
後藤新平の外交構想とユーラシア、日独伊三国同盟、日ソ中立条約と独ソ開戦、共産主義国家ソ連の崩壊…。ユーラシア大陸の東西で繰り広げられた熾烈な外交戦のダイナミズムを、半世紀に及ぶ研究をもとに明らかにする。 |
著者紹介 |
1934年仙台生まれ。京都大学大学院博士課程西洋史学専攻修了、文学博士(京都大学)。明治大学名誉教授。著書に「日独伊三国同盟の研究」「ユーラシア外交史研究」など。 |
目次タイトル |
第1章 ユーラシア国際政治史における帝国と民族 |
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1 帝国の定義 2 ユーラシア大陸における帝国の興亡 3 デヒーオの両翼国家論 4 マッキンダーのハートランド理論 5 ロシアにおける民族問題 6 ユーラシア主義 7 ドイツ帝国の興亡 |
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第2章 大正時代の日本 |
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1 諸帝国の崩壊と不在 2 原敬日記に見る清帝国崩壊への反応 3 原敬日記に見るロシア帝国崩壊への反応 4 ウィーンの一政治家による同時期の日記 5 山県有朋とロシア帝国の崩壊 6 後藤新平の日ソ提携論 7 極東共和国の問題 8 結論的考察 |
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第3章 後藤新平の外交構想とユーラシア |
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1 後藤新平の訪ソとスターリン会談 2 「無産民族」としてのロシアと日本 3 満鉄への思い 4 福本和夫のモスクワ訪問 5 後藤の新旧大陸対峙論とシャルクの『諸民族の競争』 6 『厳島夜話』に残る伊藤博文との対話 7 戴季陶『日本論』に見る桂太郎の構想 8 ロシア革命の切迫を予言した松岡洋右 9 日ソ国交の端緒を作った後藤とヨッフェ |
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第4章 世界経済危機から日本の国際連盟脱退まで |
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1 後藤新平没後 2 松岡洋右の登場 3 背後にソ連がいたのか? |
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第5章 日独防共協定とその後 |
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1 日独防共協定のヒント 2 ビヨルケの密約とは何か 3 リッベントロップとリッベントロップ機関 4 大島とリッベントロップの仲介者 5 防共という「マント」 6 日独防共協定秘密附属協定 7 トラウトマン工作挫折以後のドイツ極東政策 |
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第6章 独ソ不可侵条約への道 |
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1 スターリン演説直前の独ソ関係と日本 2 第一八回ソ連共産党大会でのスターリン演説 |
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第7章 日独伊三国同盟、日ソ中立条約と独ソ開戦 |
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1 松岡洋右の日ソ提携論 2 松岡・シュターマー会談と日独伊三国同盟条約調印 3 東京裁判国際検事局尋問調書に見る元駐日大使オットの証言 4 松岡の訪欧と日ソ中立条約 5 独ソ関係悪化を伝える大島電報とヒルグルーバーの分析 6 南部仏印進駐と外相松岡洋右 7 国際検事局の追及と元駐独大使大島浩の回答 8 ハウスホーファーの地政学をめぐるシュパングの新研究 |
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第8章 フルシチョフの体験した二つの戦争 |
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1 『フルシチョフ回想録』と二つの戦争 2 独ソ戦初期の敗北と赤軍粛清の関連 3 スターリンによる赤軍の粛清 |
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第9章 ヤルタ密約をめぐる中ソ関係 |
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1 ヤルタ密約 2 ヤルタ密約をめぐる中ソ関係 3 中ソ関係における外蒙古問題 |
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第10章 スターリン批判から中ソ戦争へ |
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1 フルシチョフのスターリン批判と中ソ関係 2 林彪の権力掌握と失脚 3 珍宝島(ダマンスキー島)の領有をめぐる中ソ戦争の勃発 4 ソ連の対西ドイツ政策の転換とユーラシア大陸を貫く力学 5 直前に回避された中ソ核戦争の危機 |
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第11章 共産主義国家ソ連の崩壊 |
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1 ソ連国家の崩壊 2 ソ連崩壊を感知したカレール=ダンコース |