タイトルコード |
1000100326066 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
谷崎潤一郎のディスクール |
書名ヨミ |
タニザキ ジュンイチロウ ノ ディスクール |
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近代読者への接近 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
日高 佳紀/著
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著者名ヨミ |
ヒダカ ヨシキ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
双文社出版
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出版年月 |
2015.10 |
本体価格 |
¥3500 |
ISBN |
978-4-88164-633-5 |
ISBN |
4-88164-633-5 |
数量 |
305p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
910.268
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個人件名 |
谷崎 潤一郎 |
内容紹介 |
文学が“商品”化した大正から昭和初期。メディアの向こうの見えない読者との葛藤とその力学を、谷崎テクストという現象に見いだし、物語言説(ディスクール)の運動の中に、批評性と文体変革の軌跡を追う。 |
著者紹介 |
1968年島根県生まれ。成城大学大学院博士後期課程単位取得退学。博士(文学)、名古屋大学。奈良教育大学教授。専門は日本近代文学。共著に「認知物語論キーワード」など。 |
目次タイトル |
序章 谷崎文学をディスクールとして読むために |
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1 ディスクールと読者 2 消費される文学、あるいは“文学の危機” 3 “歓楽”としての読むこと 4 本書の構成と内容 |
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第Ⅰ部 メディアを横断するエクリチュール |
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第1章 通俗からの回路 |
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1 表象のコラボレーション 2 テクストの様式化と逸脱化 3 もうひとつの物語世界 4 千章館から新潮社へ |
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第2章 メディア戦略とその不可能性 |
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1 『新青年』というメディア 2 内包された<秘密> 3 歴史への意識 |
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第3章 テクストの臨界 |
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1 身体の非在 2 <母>としての表象 3 発禁のテクスト 4 有閑マダムの戦中と戦後 |
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第Ⅱ部 コンテクストとしての消費文化 |
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第4章 資本と帝国 |
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1 小学校教師の大正期 2 職業と階級 3 王国と革命 4 資本の制覇 |
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第5章 サラリーマンと女学生 |
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1 学歴と社会資本 2 結婚とハビトゥス 3 <学校>の内と外 4 女子教育と音楽 5 譲治の<教育>認識 6 歌声の近代 |
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第Ⅲ部 歴史へのパースペクティブ |
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第6章 大衆としての読者 |
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1 大衆読者の発見 2 伝説を語る者たち 3 群集としての大衆 |
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第7章 メタヒストリーとしての小説 |
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1 アイロニーとしての<小説> 2 年代記という仕掛け 3 コンテクストとしての<歴史> 4 大衆小説と歴史小説 5 「盲目物語」のナラトロジー 6 傍系挿話の機能 7 <翻訳>としての物語 |
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第8章 歴史叙述のストラテジー |
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1 材料としての<歴史> 2 新聞連載から単行本へ 3 削除された冒頭部 4 単行本テクストにおける<歴史> 5 <歴史小説>を生成すること 6 複数の声をめぐる物語 |
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第Ⅳ部 翻訳行為としての読むこと |
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第9章 古典と記憶 |
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1 読まれる<風景>のリアリズム 2 淀の中洲、幻想の舟行 3 お遊表象のゆくえ 4 劇化する主体 5 記憶の中の「遊」女 6 物語の他者 |
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第10章 文体と古典 |
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1 源氏への「にくまれ口」 2 構造的美観と『源氏物語』 3 「谷崎源氏」への過程 |