タイトルコード |
1000101160787 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
読むことのエチカ |
書名ヨミ |
ヨム コト ノ エチカ |
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ジャック・デリダとポール・ド・マン |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
宮崎 裕助/著
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著者名ヨミ |
ミヤザキ ユウスケ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
青土社
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出版年月 |
2024.5 |
本体価格 |
¥3600 |
ISBN |
978-4-7917-7645-0 |
ISBN |
4-7917-7645-0 |
数量 |
426,24p |
大きさ |
20cm |
分類記号 |
135.5
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個人件名 |
Derrida Jacques |
注記 |
文献:巻末p11〜24 |
内容紹介 |
読み解くことの不可能性を前にしながら、わたしたちは日々テクストに向き合い、コミュニケーションをとり生きている。ジャック・デリダとポール・ド・マンのテクストに真摯に向き合いながら織りなす「読むこと」の省察と実践。 |
著者紹介 |
兵庫県出身。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。専修大学文学部教授。博士(学術)。著書に「判断と崇高」など。 |
目次タイトル |
序論 読むことのエチカにむけて |
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1 読むことの出来事としての脱構築 2 誰が読むことを恐れているのか 3 読解不可能性の定言命法 |
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Ⅰ プラグラマトロジーの開始 |
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第1章 ミニマル・コンセンサスの条件 |
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1 コミュニケーションとテレコミュニケーション 2 破門としてのコミュニケーション 3 ミニマル・コンセンサスの要請 |
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第2章 行為遂行的矛盾をめぐる不和 |
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1 行為遂行的矛盾を媒介とした討議倫理学の定礎 2 討議倫理学の脱構築 3 脱構築のミニマルな「倫理」 |
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第3章 ソシュールのグラマトロジー |
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1 ソシュールvsデリダ? 2 ソシュール記号学の要諦 3 『グラマトロジーについて』のソシュール読解 4 ソシュールのグラマトロジー 5 プラグラマトロジーのほうへ |
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第4章 限定的ミメーシスから全般的ミメーシスへ |
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1 『散種』の構成 2 マラルメ読解のミメーシス論 3 ミメーシス論の射程 |
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第5章 革命の印璽から残ったもの |
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1 真理の裏切り 2 いくつものイメージ=言語 3 革命のイメージをめぐって |
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Ⅱ 美的なものの物質性 |
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第6章 美的情動批判 |
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1 批評と(しての)政治の問い 2 「エステティックなもの」の両義性 3 美学イデオロギーの問題 4 美学イデオロギーの現在 |
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第7章 美学イデオロギーの回帰 |
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1 シラーのカント受容の問題 2 カントにおける物質的視覚 3 ド・マンの歴史的唯物論のために |
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第8章 芸術の過去性と物質性 |
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1 象徴と記号 2 想起と記憶 3 芸術のプロレプシス |
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第9章 来たるべき文献学にむけて |
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1 データベースによる人文学の空間化 2 精読を介した人文学の歴史化 |
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Ⅲ 約束のアレゴリー |
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第10章 読むことの盲目と洞察 |
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1 読解不可能性の読解 2 ド・マン的脱構築の導入 3 ド・マンによるデリダのルソー読解批判 4 文学的洞察の盲目性 5 デリダ的脱構築とド・マン的脱構築のあいだ 6 脱構築における<法の思考>にむけて |
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第11章 修辞的、遂行的 |
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1 脱構築的形式化 2 修辞的脱構築 |
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第12章 法のテクスト/テクストの法 |
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1 全面的譲渡 2 ズレ 3 いわば 4 有機体メタファーの脱構築 5 立法 6 指示作用性のアレゴリー |
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第13章 弁解、機械、ランダムネス |
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1 脱構築の技術的使用をめぐって 2 罪を弁解する罪 3 機械的決定のランダムネス |
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第14章 弁解機械作動中 |
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1 デリダのド・マン批判? 2 ルソーの「盗まれたリボン」を読む 3 告白という自己露出 4 ルソー「第四の散歩」を読む 5 ルソーの弁解機械 |